学習のポイントと感想

「シルバーバーチ読書会」

2023.3. 11/12  

学習内容:参加者の全体像の講義発表

2月に引き続き、参加者の講義発表を行ないました。土曜日に7名、日曜日には9名の方が発表を行いました。日曜日は発表者の人数が多かったため、時間を延長して行いました。長時間にわたり、聞く方も大変だったと思います。しかし、皆さんの力のこもった講義のおかげで、時間が経つのも忘れて、最後まで充実した読書会となりました。

すでに読書会を主催している方たちは、自分たちが霊力の通路となるのだという強い思いをもって語っていることがよく分かりました。「何としてもこの真理を伝えたい」「霊界の人たちの思いを届けたい」という思いが聞く者の心に届き、わずかな時間にもかかわらず、感動をもたらす講義になっていました。これぞ真のスピリチュアリズムを伝えるイエスの兵士だ、と言える講義を聞かせてもらうことができました。

●講義練習をするということは、スピリチュアリストとしての基本を鍛えるということ

読書会に参加している人たちの中で、「講義をする」という体験のある人はほとんどいません。むしろ「人前で語ることは苦手で……」という人の方が多いくらいです。そうした人たちにとって「講義をする」ということはとてもハードルの高いことに違いありません。

では、なぜ読書会では皆さんに講義をするようにというのでしょうか。実はそこには、講義自体をうまくこなすことよりも、スピリチュアリストとして歩むうえでの重要な意味があるのです。それは、必死になって講義の練習を行い、それをきっかけにして信仰的に、霊的に、本人の成長の糧とするということなのです。つまり講義練習を行うすべてのことが、スピリチュアリズムの信仰のプロセスになっているのです。

講義発表をすると聞くと、自分で講義の内容を考え組み立て、自分なりの原稿を作り、工夫しなければならないと思う人がいます。しかし、そうした講義でよい結果を出せたためしは一度もありません。とくに、会社のプレゼンテーションなどで多くの人の前で話す経験があり、プロジェクターなどの機器の利用に慣れているような人は、もっと効果的な方法がないか、もっと自分流に工夫した話し方をしたらいいんじゃないかと思うのです。しかし、結果的にはうまくいきません。便利な道具を使っても、相手の魂に真理を届ける、相手の心を感動させることはできないのです。

講義練習を始めるときに、「まずはビデオの内容、あるいは読書会の講義の内容をそっくりそのままやってみましょう」とお話ししています。講義練習の初めは2つの全体像を語れるように、というところからスタートします。2つの全体像に関しては、ビデオが完成しています。YouTubeでも全編公開しています。普及会でつくっているビデオは、シルバーバーチの霊訓、すなわちイエスの教えを正しく伝えるための最高の教材です。ビデオを見る人に霊的真理の正しい理解ができるように、そして実践へと踏み出せるように――そのために言葉の一つ一つから全体の構成に至るまで、考えつくされています。後世にまで残せる霊的真理のエッセンスを詰め込んだ最高のビデオであり、最も重要な教材です。

読書会では、どれだけ講義や話しをすることに自信のある人であっても、いったんはこうしたビデオの内容をそっくりそのまま語れるように努力をするように伝えています。どれだけ優秀な人であっても、自分流にはやらない。ビデオの内容、こちらの示した内容に忠実に語る練習をすること、それが何より大事です。なぜならスピリチュアリズムは信仰だからです。霊的成長することが一番の目的です。そのためには自己満足のために講義を語るようなことをしていてはならないのです。これまでの自分から抜け出さなくてはなりません。自分を打ち砕かないといけないのです。

「それでは他の宗教と同じではないか」と思うかもしれません。スピリチュアリズムは信仰ですから、当然信仰姿勢としては似てくるでしょう。しかし、その信仰対象が違います。教義が違います。『シルバーバーチの霊訓』に示された、イエスが全人類の救い・霊的成長を願ってもたらした真理に沿って歩む信仰――スピリチュアリズムは、真の意味での宗教なのです。スピリチュアリストにとっての基本は「謙虚さ」です。謙虚な姿勢がないところには霊界は働きません。こうした講義の練習をすることは、自分を打ち砕く、正しいと思えるものに忠実に従おうとすることです。それがスピリチュアリズムという信仰の一番の基本になります。

全体像や思想体系のビデオには、霊的真理のエッセンスが最高の形で詰め込まれています。それをそのまま語る練習をしている中で、それまでわからなかった霊的なところまでがわかるようになってきます。そうした体験をした人は、何とかこの素晴らしい真理を多くの人に伝えたいと必死に語るようになります。その必死さに霊界が呼応し、霊界からふんだんに霊力がもたらされるのです。

講義をするということは伝道するということに他なりません。自分一人の力、自分流のやり方でやっていても、しょせんは地上人の「一人力」でしかありません。しかし、霊的真理、正しいものの前に自分を虚しくし、謙虚な姿勢で臨むならば、億万の高級霊の霊力の通路として使ってもらえます。霊界の人たち何億、何百億の力で語ることができるのです。スピリチュアリズムの最前線で歩もうとしている私たちは、そうした霊力の通路となれるよう努力を重ねていきましょう。

参加者の感想

●2月、3月と皆さんの講義を聴いて、霊界から一人一人に対して本当に最大限の援助と応援が与えられていると実感できた学習会でした。昨年の発表と比較して、全員が本当に心から真理を伝えていきたい‼と願い、真剣に練習してこられたのだと感じる素晴らしい2カ月でした。霊界の道具として、ふさわしい存在となりたい、そのために自分も日々摂理に沿わせる努力を続け、なんとしても最大限貢献出来るように尽力しようと新たな決意ができました。霊界の方々の思いを1つにして、最大限用いていただけるよう一体となれるよういっそう励んで参ります。今日も素晴らしい霊的学びの時をありがとうございました。(40代女性)

本日の読書会では、霊力を届けるための講義をするには、「学んだ真理をしっかり咀嚼すること」「日常生活でしっかり真理を実践していくこと」これがいかに大切であるかを皆さんの講義発表をお聞きして改めて感じました。“霊界の道具となって少しでもお役たちたい”と、日々真理の理解と実践に励んでおられる姿勢を感じたからです。大変多くの刺激をいただき、勉強になりました。そして講義発表の際、霊界の方々が身近で応援してくださることをひしひしと感じ、霊界の方々と同じ思いで伝えたら、このように霊力が流れるのかという感動もありました。そうした中で、私たちは一人で頑張っているのでもなく、ここに集う者だけで頑張っているのでもなく、霊界の皆様とともにイエスの指揮のもとで、ともに働かせて頂いているのだと改めて強く感じました。地上にいながら霊界の方々の道具として働くことの許された喜びと、先に知った私たちにしかできない重大な責任であることも同時に感じています。(40代女性)

本日は、講義発表の日でした。皆さん、大変な努力をされているのがよくわかりました。人類救済のためにかける思い、地球人類をなんとしても救いたいという思いの強さによって、人にどれだけ感動を与えられるかどうかが決まる、ということがよくわかりました。その強い思いによって霊界の方々が働き、霊力が宿る迫力のある講義になると思います。「地球人類をなんとしても救いたい!」という強烈な願望を持って、霊界の方々と一体となって講義をしてまいります。(50代男性)

皆さんの講義を聞かせていただき、「霊界主導の地球人類救済計画」が、私たち地上のスピリチュアリストを通して着実に進められていることを実感することができました。数年前の読書会の参加では、インプットによる真理の学びに集中していましたが、徐々に講義の発表が取り込まれ、現在はアウトプットの練習、準備が軸で、その時、その時に必要な導きを読書会で与えていただいていることに感謝の思いがいっぱいです。神の愛とエネルギー、霊界の思いを目の前にいる人にどれほど伝えることができるのか、学びの連続ですが、イエス様から日々の実践で自らの内面を高めることで、その霊力の通路、パイプをより太くすることができるようになることをメッセージでいただいているので、日常の中で同胞への愛、縁のある人への利他愛で心を満たし、イエス様の兵士として全力で働ける基盤を作っていきたいと改めて思いました。(60代女性)

今日は皆様の講義発表を見させていただきました。皆さん、どの方も何度も何度も練習を積み重ねてきた素晴らしいものでした。どの方も霊界の思いを伝えようと努力していることがありありと伝わってきました。自分も皆さんと共に霊界の道具として歩めるように頑張るんだ‼そのためにもっと力をつけたいと強く思います。力をつけるために、日々の生活の中で、常に霊界の人たちといることを忘れず、心を愛で満たし、多くの人たちにそれを渡していけるように努力していきます。そして全ての人たちが、霊的兄弟姉妹であることを忘れず、地上の悲劇をなくすために頑張られている霊界の皆様の想いに応えられるように、自分を律し、摂理を遵守し、歩んでいきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。(40代男性)

本日も先月に引き続き皆様の講義をお聞きする機会をいただきました。皆様、霊界の人々の思いを自分の講義の言葉に乗せて聞いている方々に届けようという強い意志を感じる講義で本当にたくさん勉強になりました。たくさんの感動をいただきました。今日の発表に至るまでにはたくさんの努力をされたことでしょう。言葉に力がこもって聞いている者の、心に深くスピリチュアリズムが人間の成長に必要なものであることが伝わってきました。そしてスピリチュアリズムの講義は、どの部分を切り取って話したとしても、どこもとても重要で、一つ一つ改めて聞くことが理解を深めるのに役に立つということを実感しました。講義することは、自分の理解を深める勉強であり、霊界と心を1つにする霊的行為であり、地上の人々を救いに導く唯一の実践であると思いました。今回講義できなかったところはまた次回ぜひとも伝えられるようになりたいと思います。地上の人たちだけでなく、霊界の人たちへも届けることができると思うととても嬉しく思います。人々に真理を届けようと思いを強く持ってこれから頑張っていきたいと思います。(50代女性)

今日も読書会に参加させていただきありがとうございます。たくさんの方の講義発表を聞かせていただきましたが、どの方も今日のために熱心に練習してきたことが伝わってきました。この真理が本物であり、人に伝えたいという思いも伝わってきました。霊界の方々と共に常にあることを忘れず、日常生活を神の摂理に合わせ、一瞬一瞬努力していくこと、それが大前提であり、それなくしては語る練習、そしてその先にある伝道はできないということを皆さんの講義を通して感じた1日です。熱い思い、力強い訴えを聞かせていただいてありがとうございました。霊界の方々の思いに応えられるように努力していきたいと改めて思いました。自分の努力が自分のためではなく、地球人類全体のためになるということを心に留めて努力していきます。(50代女性)

メンバーの方々のいろいろな分野にわたる講義を聞かせて頂きました。皆さん熱心に努力されていることがよく伝わってきました。講義の内容はもちろんですが、その内容を自分のものとして、声の大きさや間の取り方など、メリハリをつける練習をもっとしていかなければならないと思いました。講義を聞いている人に感動を与えられるように、そして霊的真理に出会い、こうして講義をすることができることへの感謝を忘れず、イエスの地上の1兵士としてこれからもいっそう精進していきたいと思います。ご指導ありがとうございました。(70代男性)

今回も講義発表で、 9人の方の講義を聴かせてもらいました。自分が発表する時をイメージしながら聴きました。既に読書会をされている方の講義はすばらしいものでしたし、そうでない方もみなさんそれぞれ普段から練習を重ね、また読書会の会場での講義の場数を踏んで、よい講義者になられているようでした。先月今月の講義発表を通して、自分が講義をしていくために、自分自身のスピリチュアリズムについての理解がどの程度のものなのか、正しい実践、正しい信仰にまでなっているのかいないのか、あらためて考えてみるよい機会になりました。ありがとうございました。(60代男性)

講義の発表では皆さんの霊的レベルが更に上がり、それぞれが講義を通して霊的刺戟・エネルギー・愛を与えあい、霊的調和と真理普及への意欲を高め合っているのだと感じました。皆さんの個性が霊界の道具として強みになり活かされていくようにも思いました。感動しました。これからどれほどの霊力の顕現がなされていくのかと考えるとその可能性に言葉を失います。皆さんの御姿を見て置いていかれるような焦燥感さえ感じるほどですが、頂いた霊的気づきとエネルギーを胸に霊的奉仕の道を歩んでいくのだ!と気持ちを新たにすることができました。また、霊界の後押への強い実感を御自身の言葉で話される方が増えているのも印象的で、それぞれの御努力とイエスの再臨・降臨が相まって、神の霊力がより多く地上に注いでいるのだと思いました。同胞への霊的奉仕のために、今度こそは!との思いを噛みしめ、私も強い覚悟と意志をもって挑んでまいります。(40代男性)

今月も参加された方の講義発表でした。皆さん真理をしっかり理解し、「この真理を伝えていきたい」「スピリチュアリズムを知ってもらいたい」という思いが強く伝わる素晴らしい講義でした。霊界の方々の思いと重なっているためか、心に響き、自分も霊界の方々の思いを乗せて伝えられるように真理を深く理解していこうと思いました。皆さん、繰り返し練習を重ね、真理の講義練習とともに、日々の実践を励まれているということも伝わりました。本日もイエスの言葉を拝聴させていただき、講義は技術だけではなく、日ごろの実践が出てくるものであること、このことを改めて強く意識しました。自分の課題を克服できるよう何度失敗しても、前進できるよう立ち上がって、少しでも成長し、イエスの部下、霊界の方々の道具となれるよう決意を新たにすることができました。(40代女性)

今日も霊界の方々とともに、それぞれが講義発表の場を与えられましたことに感謝の心でいっぱいになりました。それぞれが伝えたいという思いを精一杯出し、小さな声で自信なげな感じであった人が堂々と発表されている姿に感動しました。皆様がイエスの弟子、兵士としての自覚を持って臨まれていることが本当によく伝わってくる講義発表であり、自分も皆様と共に頑張るぞという勇気をいただきました。私の発表では、今日は緊張するけれども、霊界の方々とともに伝えたいという思いを前面に出していこうと決意して臨みました。このような場を与えられましたことを感謝し、思念を正し、日々努力していきたいと思います。(60代女性)

今月も皆さんの講義発表でした。今回もとてもよく練習して臨んでおられることを感じ感動しました。自分自身も発表の場を与えていただきましたが、ずっと「こんな私が」という思いでしたが、自分一人の力ではなく、背後の大勢の霊達の力を借りて、その背後の霊を意識していこうという思いで臨みました。まだまだ人に霊力を与える道具となるにはほど遠く、課題もたくさんありますが、背後霊の代弁者となれるよう、日々の生活を正し、霊的成長していきたいです。(30代女性)

皆さんそれぞれの個性での霊的真理の発表でとても素晴らしく、聞き入ってしまいました。イエス様が聞いていてくださるということで全力で臨みましたが、家では思うように出来ても場所が変わるとまた違いました。すらすらと講義ができるという事より、自分で霊的真理の内容を体得し、実践に移していくことが大切だと思います。またどうしたら人にわかるように聞いてもらえるか、もっと工夫が必要なこともわかりました。霊界の良き道となれますようにと講義の練習をしてきましたが、これからもその気持ちを持ってさらに良き道具になれるよう、いろいろな角度から頑張りたいです。(60代女性)

本日は、先月に引き続いて講義練習の成果の発表でした。他の発表者の成果を聞くことによって、自分に不足している部分や取り入れるべきことがよく把握できる有意義な学習でした。一本調子の発表ではなく、声の出し方や、抑揚、強調すべき箇所の示し方など、他の発表者の内容から学んだ点に関しては、今後自分の発表の足らないところや欠点の修正に活かしていきたいと思います。霊的真理を伝えたいという熱意が空回りして、いわゆる発表の技術面がそれについていっていないということが今後に生かすべき私の課題であると思います。他の同志の方に遅れをとらないように切磋琢磨していきたいと改めて強く決意できた。本日の学習会でした。(60代男性)

本日の講義発表は7名の方の発表がありました。それぞれの方が個性あふれ、大きな声で話されてとても良かったです。なんとか伝えたいという熱い思いが響きました。本日の発表のために大変な努力をされているのが、よく理解できました。聞くばかりではなく、発表する講義をするということが、これから伝道ということを考えますと、重要な意味を持って参ります。正しく学び、それを大きな声で発表するということは素晴らしいことであると感じました。自分などはしどろもどろで全くダメでしたが、次回はもっと成長した姿を見てもらえるように努力する決意です。本日はいろいろな意味で素晴らしい刺激になりました。ありがとうございました。(70代男性)


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