学習のポイントと感想

関西シルバーバーチ読書会

2021.4.10 / 11 

学習内容:スピリチュアリズムの思想体系Ⅰ「人間観」

関西地方では、新型コロナの感染者がまた増え、なかなか外出しづらい状況が続いています。そうした状況もあり、どうしても会場まで来られない方には、オンラインで参加していただきました。早くコロナ騒動が終息して、皆がそろって読書会を開けるようになることを願っています。

●大半の地上人の「人間観」――人間は肉体だけの存在

今、この地球上には、約78億人の人間が生きています。さまざまな地域で、それぞれの文化、生活習慣のもとで暮らしています。私たち地上人にとっては、国、民族、宗教、文化などによる違いは、あって当たり前のようになっています。今年、東京で開かれる予定のオリンピックを見ればよく分かります。国ごとに分かれて各種競技の優劣を競います。「国」という単位で人間を分ける典型的なケースです。また、人種の違い、宗教の違いは、はるか昔から差別問題や紛争・戦争の原因となっています。そして、新たに性による差別問題としてのジェンダー問題が、最近になってクローズアップされてきました。

このように地球上では、同じ人間でありながら、肌の色や性の違い、民族の違い、宗教の違い、そして生活習慣の違いなどでさまざまな問題が起きています。お互いに争い、憎み合い、ひどい時には殺し合いにまで発展します。なぜそんなことが起きるのでしょうか。

それは、人間を‟肉体”という表面的な違いで区別をしているからです。肌の色が「白い」「黒い」「黄色い」といった違いで優劣をつけています。また、男女の違いや衣・食・住の違いなどの生活習慣の違いが原因になって、お互いが半目するということも起きています。こうした問題を突き詰めていくと、大半の人が「人間は肉体だけの存在である」と考えていることが分かります。‟肉体”に関わる表面的な違いで人を区別して見ているのです。そこには「人間は霊的存在である」とい視点はまったくありません。「いや人間には心もある」という人もいますが、しょせんは「心を持った肉体」として考えているだけで、肉体が人間の本体だと考えていることに変わりはありません。こうした「人間は肉体だけの存在」という唯物的な考え方が、地球上の様々な悲劇をもたらす原因になっているのです。一言でいうと「霊的無知」だからということになります。

●シルバーバーチによってもたらされた画期的な「人間観」

『シルバーバーチの霊訓』には、私たち人間とはどのような存在であるかということが詳しく書かれています。その一番重要なポイントは「人間は霊的存在である」ということです。人間は神から分霊を与えられ誕生しました。そしてその分霊である‟霊“こそ、人間の本体です。肉体は地上人生を終えると、朽ちてなくなりますが、霊は死後も存在し続けます。ただ存在するだけでなく、永遠に成長しながら神に近づいていくのです。肉体は、地上生活を送る間に必要な、単なる道具にすぎません。わずか100年足らずの地上人生の間にまとっている仮の外衣にすぎないのです。

人間を‟霊的存在”として見ていった時、肌の色の違いも男女の区別も、国家・民族の違いもまったく意味がないということに気づきます。しょせんは地上人生の間のレッテルの違いなのです。死んでそのレッテルをはがしたら、みんな同じ「霊的存在」「神の分霊」「神の子ども」です。そしてもっと言えば、レッテルは貼られているだけですから、地上で生きている今この時も、皆「霊的存在」であるということです。

『シルバーバーチの霊訓』を手にした私たちは、出会うすべての人を「霊的存在」だと思わなければなりません。皆「神の分霊」「神の子ども」であり、神を同じ親に持つ霊的兄弟姉妹なのだと思うのです。見た目にはいろいろな違いがあっても、霊的にはみんな同じ、大切な霊的家族、霊的同胞です。

霊的真理が地上の隅々にまでくまなく行き渡るには、まだまだ時間がかかります。そうした中で、摂理に適った霊的視点で人間を見ていくことができる人間は、今はまだ、霊的真理を手にした私たちスピリチュアリストだけです。私たちは、人を見る時に、表面的な違いで見るのではなく、「この人も神の分霊を持った霊的存在なんだ」「あの人も私と同じ神の子どもなんだ」と見ていきましょう。

霊的視野で自分自身を見ていきましょう。霊的視野で周りの人たちを見ていきましょう。白人も黒人も黄色人種もみんな同じ神の子ども。敬虔な信仰者も極悪非道な犯罪者も、皆、神の分霊を持った霊的存在なのです。

※参考
・スピリチュアリズムとは> スピリチュアリズムの思想[Ⅰ]> 1.人間の身体構造について ⇒
・『シルバーバーチの霊訓』とは> 『シルバーバーチの霊訓』の画期的な通信内容2.『シルバーバーチの霊訓』の画期的な「人間観」 ⇒
・YouTube「スピリチュアリズム普及会公式チャンネル」 ⇒

参加者の感想

人間観の学習は読書会に参加し始めた頃と、今回、2回目の学びですが、初めて学習するような感覚でした。人間は5つの構成要素で成り立っていますが、霊の方を上位にもっていき、霊主肉従の努力が必要ということで、又、初心に戻りました。人間は肉体をそなえた霊的存在であること、霊的視野で自分、周りの人々を眺めて、霊的真理を知ったからには人に伝えていかなければならないという責任があるので、日常生活での自分の言動や思いを見直し、改めなければならないと思いました。(30代女性)

地上世界ではいまだ大多数の人々が霊的親である大霊の存在すら知らず、日々の生活や雑事に追われ、貴重な地上人生を浪費しています。我々スピリチュアリストは霊的真理の学習を通して得た知識を自分たちだけのものとしてとどめておくことなく、「時期の来た人」にめぐり逢った時に、その人に対し、正しく霊的真理に導けるように自らを高めて行く必要性を強く認識しました。(60代男性)

一度神の分霊として肉体をもって地球上に生まれた限り、永遠に分霊として進化に向かって歩み続けるという無限なる存在の我々人間なのだと改めて教えられました。そして、日常生活の中で、どのように真理を活用して生活すべきかを再度勉強することができました。霊的視野で自分を見ること――これは反省であり、真理の再確認になります。また、霊的視野で(霊界に自分がいるつもりで)周囲をみる(人々を見る)ことは、肉体は違っても、霊として兄弟姉妹であることの再確認であると思います。世界の大半の人々はせいぜい霊をそなえた肉体と思っていますので、逆であると話がしたいと思います。(70代男性)

人間は霊的存在であるがゆえに、霊的要素が上位であり、肉体的要素が下位であることが摂理に一致しているということ、これが最も重要ポイントであるというのが、今日は改めて言葉で確認して深く納得しました。霊主肉従の努力によって霊を肉体・肉体本能よりも優位に立たせてはじめて本当の利他性を発揮できますが、地上で肉体を持つ人間にとって肉体本能の強さ、肉体を霊のコントロール下に置くことの困難さは、誰もが痛いほど実感していることです。しかし、神の分霊を授かり、神の完全性のひな型を与えられている人間にとって、本当はそれができるように創造されているということを図があることでさらに理解しやすくなっていると感じました。一日も早く、一人でも多くの人々が、時期が来て真理に導かれ、正しい真理を知るようになってほしいと願うと同時に、自分が先に真理に導かれ救われたことの恩恵に報いるために、よりいっそう実践に努め、道具としてお役に立てていただきたいと、心から願いました。(40代女性)

真の利他愛とは、誰かれの区別なく、全ての人に向けられる愛であることを学びました。自分の身近な人、親しい人、好意の持てる人だけでなく、全ての人が対象です。誰もが神から神の一部を与えられた存在で、誰もが神に近づくための霊的進化の道を歩む霊的存在だから同じなのです。地上世界で個別性を表現していた肉体的なものは、死とともに消滅し、霊的要素のみの存在となるのであれば、物質的・地上的な区別は意味のないことだと得心できました。接する人たちの、目に映る肉体の奥に神の分霊が存在することを意識していこうと思います。地上のすべて人が神に近づくための霊的成長の道を歩んでいることを知っている世界になれるよう、私にできる奉仕をしていきたいと思います。(50代女性)

スピリチュアリズムの人間観を正しく学び、理解を深めることによって、「人間は皆同じ」であること、「全人類は、神を共通の親とする霊的兄弟姉妹であり、霊的一大家族」であることの意味が、心の奥底から分かるようになると感じました。そして、「霊的視野で自分を見る」こと「霊的視野で周りの人々を見る」ことができるよう努めます。正しく理解し、実践することの難しさも分かっていますが、学んだことをより多く実生活で活かしていくことが霊的成長につながることを肝に銘じて、実践に努めます。(50代男性)

人間は霊的存在である。永遠に個別性を、霊的進化の道を歩み続ける。人間は神の子どもであり、神と人間は親子関係にある。全人類は神を共通の親とする霊的兄弟姉妹であり、霊的一大家族である――ということを常に忘れず、自分や周りの人々を霊的視野で見ていいけるように日々意識していきます。あと、喪の悲しみの中にいる人に真理を伝える時に、図で説明するととてもわかりやすいと思いました。伝える時に実践していきたいです。(50代男性)

今日の学習「人間観」は、スピリチュアリズムにおいての基本で、これをしっかりととらえていかねば、本当の霊主肉従の生き方ができないと思います。これをしっかりととらえていくと、生き方が180度変わると思います。すなわち、「霊的視野で自分を見る」「霊的視野で周りの人々を見る」これができるようになります。ひとり一人が本当の人間とは何かを気づいていくと、この混沌とした世の中が少しずつ変化して、地球の波動がいいように変わり、最終的には「愛の星」に変わるというのが見えてくるように思いました。(60代女性)

5か月ぶりに読書会に参加させていただき、高級霊界の方々から大きな霊的エネルギーを受けたような気持ちとなりました。今日の講義の人間観の中で学んだ、私たちすべての人々は皆、神(大霊)の分霊であり、この地球が神を中心とした霊的同胞世界にいつかなることを願ってやみません。スピリチュアリストとして、常に霊的視野で自分を見、また周りの人々を見ていくことの大切さを学ばせていただき、霊的真理を日々の生活の中で活かしていけるよう努力したいと思います。今まで学んだ内容がとても心に整理され、これから出会う人たちにも語っていきたいと思います。(60代女性)

今回の読書会では「人間観」について理解を深めることができました。以前にシルバーバーチの霊訓を読んで理解したつもりでいたものが、まだまだ足らなかったことを思いました。そして、シルバーバーチの言葉の中で自分自身の本当の姿を見つけること、そして日本の他の人、外国の人々も同じ霊的存在なのだということを思い、考え、行動していかなければならないということを強く思いました。今回の読書会に来る前、普及会のインフォメーションを読みました。イエスは2000年以上も前に、私たちスピリチュアリストと同じように霊的視野に立って考え行動していたんだと思い、大変苦労され、歯がゆい思いでいたんだと思い、心を打たれました。私たちもイエスを見習い、期待に応えていかなければならないという思いを強くしました。(40代男性)

今日の学習は、自分自身のスピリチュアリズムの理解のためにも、人に伝えるためにも、ベースとなる部分なので、しっかり復習が必要だなと感じています。人間の身体は5つの構成要素で構成されていて、霊と霊の心の表現器官である霊体と肉体維持に関わる肉の心を表現する肉体とが重複構造になっているとのことでした。霊と魂の違いなど、今まで理解があやふやだったので、整理できてよかったです。重複構造についてですが、私は霊視はできないので霊体を見ることはできませんが、もしかすると、その人が醸し出す「雰囲気」というものが霊体に属するものなのだろうかと、ふと思いました。あの人はいい雰囲気だなあと思うその人は、霊性が優れているのかもしれません。見えない部分にこそ本質が現れるということでしょうか。(40代女性)

今月はスピリチュアリズムの思想体系Ⅰ「人間観」について学習しました。人間の本質は霊であること霊的存在であること、そして神(大霊)の分霊であること、霊的要素と物質的要素をあわせ持ち、霊的要素が物質的要素より上位にあることが摂理にあった状態であることを学びました。霊の親である神(大霊)の無限の叡知と無限の愛に包まれながら、永遠の霊性進化の道を歩みつづけることができるというのは、ほんとうにこの上ない喜びであり感謝です。霊的存在のひとりとして霊を優位にし、利他愛の実践をし、いままで以上に摂理にあった生活を心がけたいと思いました。(50代男性)

人間を霊的無知から解放するために霊的真理が下され、この霊的真理に触れた我々は霊的真理を日常生活に活用していく必要があります。これは霊的視野で自分や周りの人を見るということ。霊的視野を持つにはどうすればいいのか。それを毎日考えていますが、これだという答えは出ていません。それは言葉で表せるものではないのではと思います。『霊的真理の実践』で学んだように、霊主肉従の努力や利他愛の実践を行う内に自分の中に芽生えるものだろうと思います。なので、この霊的真理の実践を再度読み返して日々の生活をしたいと思いました。なお、今回の読書会で一番残ったのは、『人間は、霊的存在である』という言葉です。シルバーバーチの霊訓等を読んで分かったつもりでおりましたが、目に見えるものに囚われ肝心なことを置き去りにしていたように思います。周りの人も、自分と同じ神によって造られた霊的存在であるということを根本に置いて行動したいと思いました。何度も何度もまた繰り返し読み、実践して参りたいと思います。(50代男性)


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