シルバーバーチ読書会
2014.12.20
* 20年前に比べて、「シルバーバーチの霊訓」を読む人の数はずいぶん増えてきました。潮文社やハート出版の本も新 装版になって書店に並んでいます。日本では「シルバーバーチの霊訓」が姿を消すということはありません。しかし 世間一般でスピリチュアリズムの本場と言われているイギリスでは、書店どころかスピリチュアリズムチャーチにも 「シルバーバーチの霊訓」は置いてありません。リーディングを行う霊媒やヒーラーの本は次々に出てくるのでしょうが……。こうした現状を見ると、この日本で「シルバーバーチの霊訓」をしっかりと根付かせていくことの重要性 を改めて感じます。シルバーバーチが地上にもたらそうとした霊的真理のエッセンスを、こぼすことなく体系化し、 実践へと結び付けていけるようにしていかなければならないと思います。シルバーバーチ読書会はそのための草の根 運動の一環なのです。
日本国内のシルバーバーチ読書会の役割は、シルバーバーチの霊訓の体系的理解をすすめること、そして参加者を真理の実践へと促すことです。単に知識レベルでとどまっていたのでは、シルバーバーチを始めとする高級霊が多くの 犠牲をはらって真理を私たち地上人におろしてくれた努力が無駄になってしまいます。「シルバーバーチの霊訓」を手にした人たちの霊的真理の「正しい理解」と「実践」へ向けて、そしてさらに多くの方の霊的人生への第一歩を促すために、読書会の充実を図っていきたいと思います。
今月は、前半に3名の参加者の方にお話しをしていただきました。一人目は、2014年11月にご主人を亡くされた方です。ご夫婦で読書会に参加されていらしたスピリチュアリストご夫婦です。ご主人のスピリチュアリストらしい霊界への旅立ちの様子を語っていただきました。二人目は、1年前に奥様を亡くされ、それをきっかけにシルバーバーチの霊訓の勉強を始められた方です。当初は、奥様を失った悲しみから抜け出すためにシルバーバーチの言葉を読んでいたけれども、1年経って、自分のことを考えるのではなく利他愛の実践こそ自分のすべきことであると変化していかれた様子を話してくださいました。三人目は、瞑想と精神統一の重要性について、ご自身が体験してきたことを踏まえて話していただきました。シルバーバーチの語っている個所を引用し、参加者の実践意欲を喚起してくださいました。それぞれの体験からのお話で皆さん大いに霊的刺激を受けられたものと思います。後半には、読書会の意義と役割について確認しました。
読書会参加の意義の中の「自分の存在意義を確認する」で、日本に生まれて非常に恵まれているという話がありました。たぶん日本以外で生まれていれば、一般的な宗教に属していてもスピリチュアリストにはなっていなかったと思います。そういう意味で日本に生まれたのは時期が来て、霊界からの使命があったのだろうと思います。日々その意識が、過去を振り返ってみて、強くなってきました。(60代 男性)
シルバーバーチの霊訓の中にある「魂が永遠で死ぬことはない」「主人は今も生きている」「私は霊的存在である」「地上世界も霊的世界である」「苦しみは学び、霊的成長のためにある」これらのことを知ることができ、主人の他界以前に、私がなんて小さなことにくよくよし、悩んでいたのかが分かりました。また死を恐れなくなりました。今後も学びを続けていきます。利他愛の実践と霊的真理の普及が今大きな課題です。(50代 女性)
今日は3人の報告者を通して、心が豊かにされました。ご主人を最近霊界に送られた方は、スピリチュアル・ヒーリングを受けられたこともあり、読書会にも参加されていたので、末期にあっても何も心配せず、見送ることができたそうです。本人が平安で穏やかに死を受け入れられたのは、霊界の知識あってこそ、と確信をもって述べられたことに私も同感でした。次の昨年奥様を亡くされた方の報告は、その後の心の変化が具体的に分かり、シルバーバーチの言葉がいかに自分を成長させてくれたかとの心境もよく分かりました。最愛の妻を失った悲しみから抜け出て、今は利他愛の実践に励もうとしておられることに感動しました。最後の、一般の瞑想と精神統一がスピリチュアリズムのそれとはいかに違うかを報告された方の3つの視点は、今後の生活にとても参考になりました。(60代 男性)
2ヶ月ぶりの読書会、とても楽しみにして来ました。またすごい大雨にもかかわらず、大勢の方がみえられて大いに励まされます。時間的に比較的恵まれている私は、毎日の祈りや瞑想、通信を読んで霊力をいただいていますが、読書会には同志がたくさんおいでになり、本当に励まされます。(40代 男性)
ご主人が他界された方の話に感銘を受けました。霊的真理を長い間お二人で学ばれていて、ご主人の見送り方がとても立派でした。私のじたばたした見送り方が恥ずかしい限りです。この方をお手本に霊的成長をしていきたいと思います。(50代 男性)
シルバーバーチの霊訓が示す真理の内容はどれも実にシンプルであり、素直な心で向き合えば誰にでも理解できるものだと改めて感じます。しかし、そのシンプルな言葉の奥に秘められた奥深い本当の意味を理解し、自分の人生にしっかりと繁栄させることができるようになるには、数えきれない内面の闘いと不断の努力が求められます。これからも真理に忠実な生き方をしてゆきたいです。(40代 女性)
「地上界の浄化」が迫っている中、早く自らが摂理に沿った生き方をしなければと思いますが、なかなか自分を手放すことができません。日々の生活の中で、学んだことを実践することをこころがけています。(60代 男性)
今日は皆さんの貴重なお話を聞かせていただきました。霊的真理の実践と一般社会においての生活とギャップについて「利己心をなくすことができないなら利他心を大きくすればいい」とのこと、なるほど得心いたしました。近いところでは動物を殺すことに反対するために肉食をしないと決めているのに、大切な人が気持ちを込めてステーキを調理してきたら? 大きなところでは、もし私が米国大統領で、中東で不法な行為をしている集団に対処するためにF15戦闘機を飛ばすのか?もっと別の選択肢はないのか?F15戦闘機1機の値段だけで恵まれない多くの人を助けることができるのに……考えさせられます。(40代 男性)
人それぞれスピリチュアリズムに出会うのは、いろいろな経験、特につらい苦しい経験があるのだなあと思いました。でも、霊的真理に出会うことができたのは、本当に人生最高のことだと思っています。それをどのように活用していくかが大切なことだと思いますので、コツコツと日々実践していきたいと思います。(60代 女性)
今日は3人の方の体験発表を聞かせてもらいました。苦しみにどう対処していくかということに、自分自身のことを重ね合わせて聞いていました。霊的真理があれば、何も恐れることはないこと、自分はすでに霊的真理に導かれていて、それだけでもう幸せであること、ほかの人にも機会があれば霊的真理を伝えようと自然に思えたことで、意義深い時間を過ごさせていただきました。(50代 男性)
3人の同胞のお話を聞く機会を設けていただきました。皆さん、とても勉強になる内容でした。最後に読書会の意義と役割をレポートから学ばせていただきまして、改めて読書会の意味を知ることができました。3人の方のお話や主催者の方から学んで、素直に思ったことは、やはりこの読書会は交霊会だと感じたことです。目に見えて霊的に感じるということはありませんが、心の奥底から「そうに違いない!」と思えて仕方ありませんでした。今年最後の読書会になりましたが、また一つ大きな体験を積ませていただいたようです。(40代 男性)
今年は実り多い学びの一年でした。多くの人の祈りをいただきながら、また助けられながらの年であったように思います。スピリチュアリズムに始まりスピリチュアリズムで終われた一年です。霊的真理を知ることの大切さ、また他者への奉仕の大切さすべてがそのための日常生活であるように思います。(60代 女性)
今日はスピリチュアリズムによって霊的知識を持って死に臨まれた方の奥様のお話、奥様との死別によってシルバーバーチの霊訓に出会われ、自らが慰められるだけでなく、それを人に伝えていくべきだと意識が高められた方のお話、精神を統一し、霊的意識を前面にもってきて霊優位にすることで神や守護霊とのつながりが強化されること、それから読書会の意義についてお聞きしました。どの方のお話も心に響き、自分も霊的真理を手にしたことに感謝し、日常を摂理に沿わせる努力、人のために役立つことをするなど、実践をしっかりと行い、霊的成長をしていきたいと改めて願いました。(30代 女性)
今日は3人の方の日常での実践を聞くことができ、私も頑張ろうと意識が高まり、また「うん、うん、そうです!」と共感することができました。そしてシルバーバーチ読書会の意義と役割を確認し、人に伝える際はこのように伝えていこうと再確認でき、そしてまた、自分も実践していこうと高められました。「地上の人間がその本来の姿で生きていくには、大霊の摂理、霊的真理を理解する以外にないからです」摂理を理解して実践です。(30代 女性)
今年の目標は、霊界、守護霊との絆を深めること、また霊界への信念を強くすることでした。さまざまな苦難の中で少しではありますが、目標は達成できたと思います。来年は引き続きこの目標を挙げ、さらに日々での言動を美しいものにしていき、自己改革していくこと、また霊的実践をしていくことを挙げたいです。今日の発表の中で「自分のことで心をいっぱいにするので、取り越し苦労や不安が出てくる」という言葉が心に響きました。(今の自分がまさにその時だなと思っています。)そして4年前に長男に言われた「お母さんはゴールまでと思うからゴールの手前で力を抜くんだ。ゴールの向こうにまだあると思えばゴールに行けるんやで」ということを思い出しました。今ある目先のゴールにとらわれず、その先にある霊的実践に焦点を合わせて、他の方のことで心をいっぱいにして進みたいです。(40代 女性)
念願のシルバーバーチ読書会に初めて参加させていただき、とても嬉しく思っております。3人の方々の証、シルバーバーチ読書会の意義と役割を聞かせていただき、少し心の整理ができたように思います。私たち夫婦はいつもどのようにして霊的真理を伝えようかと悩みながら本を読んできたのですが、まず霊的真理を正しく理解して、利他愛の実践の中で霊界の道具となれるよう日々努力していきたいと思います。(60代 女性)
本日はリラックスしてお話を聞くことができました。皆さん大変熱心で、さすがにシルバーバーチをよく読み理解されていると思いました。(70代 男性)
「苦しみの甘受」は摂理に沿った生き方の一部であると知り、どのように苦しみを受容してゆくかは人生の課題であると思いました。利己心を超えてゆくと受容しやすくなると思いました。霊的同胞意識を本当に理解できたら地上天国になると思い、理解したいと思いました。(50代男性)
昔、叔母からいただいたアッシジの聖フランチェスコの祈りのカード中の「神よ、私に慰められるよりは慰めることを、理解されるよりは理解することを、愛されるよりは愛することを、自分を捨てて初めて自分を見出し、許してこそ許され……」この部分を見て、自分もこのようになりたいと思いました。ただ「神よ、私をあなたの道具としてお使いください」が不明でしたが、シルバーバーチを知ることにより、やっと理解できました。今は周りにパーキンソンの方や精神病で苦しんでおられる方々が居られ、その方々と付き合っていけることを感謝しております。(70代 男性)