シルバーバーチ読書会
2015.12.12/13
今回は、2015年最後の読書会でした。今年は、スピリチュアリズムの全体像をいろいろな角度から、繰り返し学習してきました。シルバーバーチをはじめとする高級霊がなぜこうしたメッセージを送ってきたか、ということに始まり、霊界側の周到な準備、私たち地上人がなすべき事柄などを学ぶことができました。これまで学んできた内容が大きなところから整理されて、自分たちがどんな立場にいるのか、どれほど霊界に期待されているのかを確認することができ、霊界の望むスピリチュアリストとしての新たな一歩を踏み出す時を迎えることができたと思います。
シルバーバーチは、60年という長い年月の間に、私たちに必要な霊的知識・真理を何度も繰り返し語ってくれました。しかし、残念ながらシルバーバーチの交霊会が行われたイギリスでは、こうしたシルバーバーチをはじめとする高級霊が、霊界通信をもたらそうとした真意を理解することはできませんでした。現在でも、ミーディアムシップを中心とする現象レベルのスピリチュアリズムが中心になっている事実がそれを物語っています。
では、シルバーバーチが私たち地上人に伝えたかった内容とはどんなものだったか、簡単に確認しておきましょう。
世の中では、一般的にスピリチュアリズムとは心霊現象や心霊研究に関するものであると捉えられています。しかし、それはスピリチュアリズムのほんの一部にすぎず、スピリチュアリズムの本質を表していません。では、スピリチュアリズムとは一体何なのか?それは「霊界主導の地球人類救済計画」であるということです。
21世紀という宇宙にロケットを飛ばそうという時代でも、地球にはさまざまな悲劇があふれています。文明がどれだけ発達しても、貧困や飢餓に苦しむ人の数は減りません。また、同じ人間同士が殺し合う戦争も、人類史の中から消えたことがありません。今現在も地球のどこかで、食べる物もなく命を落としている人がいたり、お互いに憎み合い殺し合う戦争が行われていたりするのです。
地上の悲劇に対して、地上人の中にも何とかしたいと思い、行動を起こしてきた人たちが数多くいました。ボランティア、宗教、政治、教育などさまざまな分野の人たちが何とかこうした悲劇を食い止めようと試みてきました。一時的に解決したかに見えても、また問題は再燃するという繰り返しでした。それはこうした悲劇の背後には、「霊的無知」という根本原因があるということが分かっていなかったからです。霊界の高級霊はその根本原因を正して解決するために、霊的真理を地上に届けることにしたのです。
霊界の高級霊が地上に働きかけようとしても、地上で霊界の意図したことを理解して具体的に働く人間がいなくては、スピリチュアリズム運動は進んでいきません。そうした霊界の思い、意図を理解して働く道具となるのがスピリチュアリストです。霊界の人たちは、地上人の中から、こうした道具となってくれる人間が出てきてくれるのを、今か今かと待っているのです。
スピリチュアリズム運動という地球人類を救おうという霊界からの働きかけは、霊的真理を受け入れ、理解し、実践しようという地上の道具となる人間がいなくては進みません。そうした高級霊の悲痛なまでの思いを、シルバーバーチが代弁して語っています。その言葉を2015年最後の学習としました。スピリチュアリズムに携わる高級霊が私たち地上のスピリチュアリストに、どれほど期待を寄せてくれているかを思い描きながら、読んでいただきたい内容です。
忘れないでいただきたいのは、皆さん方のような地上での道具がなくては、わたしたちも何 も為し得ないということです。皆さんはわたしたちに闘いのための武具を供給してくださっ ているようなものなのです。皆さんの力をお借りする以外に地上には頼りにすべき手だてが 何もないのです。喜んでわたしたちに身をゆだねてくださる人以外に、道具とすべきものが 無いのです。
その道具が多すぎて困るということは決してありません。こちらの世界では、使用に耐えら れる人物の出現を今か今かと待ちうけている霊がいくらでもいるのです。 わたしたちの方から皆さんを待ち望んでいるのです。皆さんがわたしたちを待ち望んでいる のではありません。地上への降下を待ち望んでいる霊力には、その表現形式が無数にありま す。種類も様式もおびただしい数があり、さらには、用意された通路に合わせて形態を変え ます。
もっともっと多くの人材――これがわたしたちの大きな叫びです。いつでも自我を滅却する 用意のできた、勇気と誠意と率直さにあふれた男女――霊力がふんだんに地上世界へ降下し て人生を大霊の意図された通りに豊かさと美しさと光輝にあふれたものにするためならいか なる犠牲をも厭わない人材がほしいのです。 わたしたちの仕事は、人生意気に感ず、の気概なくしては出来ない仕事です。その仕事の尊 厳に誇りを覚えて全身全霊を打ち込むようでなくては成就できません。
これまで自分は人間的に大きな弱点があり、それをなかなか克服できずにいました。そんな自分を何とかしなくてはと、真剣に神に祈り、自分の気持ちがガラッと変わるという体験をしました。それから、自分の幸福を求めない、そして霊界の計画通りに自分も働きたい、と祈れるようになりました。スピリチュアリズムの全体像を学ぶようになって、それをベースにおいて考えられるようになったことがとても大きいと思います。これまで自分の困難は自分のためにあると思っていましたが、自分の困難は人のためになる、そのための困難なんだ、自分が困難を克服することが人のためになっていくんだと思えるようになりました。(40代女性)
自分は以前ある宗教に入っていて、世の中をよくするためだからと家庭も省みず走り回っていました。しかし、そのうち何かおかしいと思い始め、その頃にシルバーバーチと出会いました。15年くらい前のことです。初めはいいことが書いてあるなと思った程度でしたが、読めば読むほど「これは本物だ」と実感しました。が、その頃はまだインターネットもできませんでしたので、こうした読書会に参加するなどということを思いもつきませんでした。インターネットができるようになって、読書会の存在を知り、さっそく参加しました。参加してみて、自分がいかに幼いかがよく分かりました。今自分が大切にしているのは、摂理を信じるということです。摂理は完璧に働いており、それと守護霊がいてくれることさえ信じられれば、何も怖いものなどないと思えるようになりました。(70代男性)
読書会に参加する以前は、ずっと一人で勉強していました。2年くらい前から本格的にシルバーバーチを読み始め、さまざまな疑問に思っていたことの答えをシルバーバーチで確認し、やっぱりシルバーバーチは本物だと思うようになりました。シルバーバーチに出会えたことが本当にありがたかったです。そして普段接したことのないシルバーバーチを知った人たちは、一体どうしているのだろうと思い、ネットで読書会を探し当て、さっそく参加してみました。すると、皆さんとても熱心で、特に年配の方が一生懸命学んでいる姿に感動しました。若い人がスピリチュアリズムの知識を知って"はまる"というのはわからないでもないのですが、年配の方がシルバーバーチを人生の指針として学んでいる姿には本当に感動しました。(40代男性)
真理に出会う前は、霊的知識も何もなく、絶望の中で過ごしていました。何とかこの苦しみの中から抜け出したいといと思っていた、その苦しみに優るものはないというほどのものでした。そしてそれは神を知らない、神の絶対的な摂理を知らないところから出ていたものでした。神と神の摂理についての正しい知識を得て、その時以上の苦しさを味わうことは今後はないと思います。これからの苦しみは、全て霊的成長の糧となるものです。苦しみの意味を知り、人生の明確な目的を持つことができ、後は真理を実践して行けばいいと思えるようになりました。自分と同じような苦しみの中で過ごしている人が霊的真理を受け入れられる時期を迎えた時に、ちゃんと伝えてあげられるように準備をしておきたいと思います。真理を知った人間はこんなに素晴らしいのかと思ってもらえるよう、自分の言動でそれを示すことができたらと思います。高級霊は自分たちの成長を後回しにしてまで地上人を救うために働きかけてくれました。そんな高級霊の思い・願いを自分のものにしていきたいと思います。(30代女性)
霊的真理を一緒に勉強してきた友人たちが、この数年次々と他界していきました。この方たちがいなければ、一人では本当に真理までたどり着けなかったと思います。今でも、目に見えない世界で実際には会えないけれど、霊的につながっていることを実感します。残り少ないこの人生ですが、少しでも霊界に使っていただけるよう、日々努力して、またみんなと会えるようになろうと思っています。原因と結果の法則、原因がなくては結果はないので、少しでもいい種を蒔いていこうと1年の締めくくりに気持ちを新たにしました。 (60代女性)
一人で本から知り得る知識は、苦しい時、迷った時に答えを探すことに主に使われますが、スピリチュアリズムの全体像を学ぶことは、真理は自分のためだけに生かすのではなく、地上の全ての人に真の幸福をもたらすことが目的で降ろされたことを理解することでした。人のために自分を役立てることが地上人生の大きな目的であり、それが自分に内在する神を顕現することである。真理に出会ったということは、真理普及に自分を役立てることを、この地上に生まれる前に自ら決めてきたことで、神様と守護霊に約束しているはずです。約束を果たすことなく霊界へ帰ることはできません。(50代女性)
シルバーバーチのメッセージ「私たちの仕事は人生意気に感ずの気概なくしてはできない仕事です。その仕事の尊厳に誇りを覚えて全身全霊で打ち込むようでなくては成就できません。」霊的真理を手にした私たちに、必死になり訴えてくださっていると熱い思いが湧き上がり、気持ちが引き締まりました。皆さんの感想を聞いて日々の中で意識を持ち実践されていると励みになる時間でした。皆さん方は最前線に立っているのですよという言葉かけで、誰かではなく私たちが高級霊の方々の道具となれることを、改めて意識して、霊的真理を武器にして日々の実践に努めたいと思います。(30代女性)
シルバーバーチの霊的真理を学び、実践している方たちの体験を聞き、実に人さまざまであることに驚きました。「地上への降下を待ち望んでいる霊力には、その表現形式が無数にあり」「種類も様式もおびただしい数があり」「用意された通路に合わせて形態を変え」ということでしょうか。また「霊界から待ち望んでいる」という言葉には身の引き締まる思いがしました。その言葉にふさわしい、霊界の道具となれるように日々努力していきたいと思います。(50代男性)
読書会で学んだ「霊界主導の地球人類救済計画」を意識した1年でした。自分もよき道具になりたいと祈っていると、霊界からの導きが目に見えずとも、ひしひしと伝わってきて霊界を身近に感じられるようになりました。同時に自分の足りない部分、未熟な部分を少しでも克服しようという前向きな反省をするようになりました。まだまだ利他愛も霊主肉従もできていませんが、少しでも霊格をあげるように努力したいです。(40代女性)
昨年の12月にこの読書会に参加させていただいて、今日で1年になります。1年間で霊的真理の深い意味を知ることができ、本当に感謝しております。スピリチュアリズムの深さを知れば知るほど、多くの人たちに伝えていきたいと心から思っております。今は主人と二人で普及会のホームページの内容を読みながら、正しく人に伝えていけるようにと話し合っております。霊界のよき道具となれるよう努力していきたいと思います。(60代女性)