学習のポイントと感想

「シルバーバーチ読書会」

2020.7.18 / 19 

スピリチュアリズムインフォメーションNo.33
『シルバーバーチの霊訓』を中心とするスピリチュアリズムの確立を!

新型コロナの影響がまだあるとはいえ、ほぼ通常通りのメンバーがそろって読書会を開くことができました。読書会がなかったことで、霊的真理を中心とした集まりがいかに一人一人の気持ちを引き上げ、霊的刺激を得ることができるかを皆さん実感したと思います。

今回は、スピリチュアリズム普及会が1月29日にホームページにアップした、インフォメーションの内容にそって、救済の観点から見たスピリチュアリズムのった全体像の学習を掘り下げていきました。一人一人霊的真理の理解度には違いがありますが、スピリチュアリストとして新たな決意をすることができたと思います。

● 地上世界にとっての最大の危機とは―核兵器を用いた“第三次世界大戦”

人類の歴史を振り返ってみると、いつの時代にも多くの戦争や紛争がありました。戦争は多くの人の命を一瞬にして奪ってしまいます。たとえ生き残っても、家は焼かれ、家族を失い、食べるものも着るものも満足に手に入らず、生きる希望を失います。まさに悲劇そのものです。私たち地上人が経験してきた戦争の中で最悪なものが第一次世界大戦と第二次世界大戦の2つの戦争です。世界中の国が巻き込まれ、第一次世界大戦では約3700万人、第二次世界大戦では約8000万人もの人が命を落とすことになりました。

多くの人は、こうした最大の悲劇ともいうべき戦争が終結したのは、人間の力によるものだと考えています。しかし、実はそこには霊界からの大きな働きかけがあったのです。そしてシルバーバーチは、霊界からの働きかけがあったからこそ「この程度で済んだ」と言っているのです。

NHK BSドキュメンタリー「よみがえる悪夢1973年知られざる核戦争危機」という番組がありました。当時の米国とソ連の指導者の誤算やウソが積み重なり拡大した知られざる危機、そして新発見の機密文書や証言から恐怖の真相に迫るといった内容です。その中で、このままでは中東を発火点とした“第三次世界大戦”へと発展するという危機的状況の中、すんでのところでエジプト大統領サダトがイスラエルとの直接交渉を受諾し、譲歩の上停戦に合意するという誰も予想しなかった驚きの結末を迎えたことが描かれていました。ぎりぎりのところで奇跡的・偶然的な状況が重なって、指導者たちが戦争回避へと動くことになった奇跡的な動きの背後に、霊界からの強力な働きかけがあったことは間違いありません。もし、霊界からの働きかけがなかったならば、第三次世界大戦という核による戦争が起こり地上は見るも無残な世界になり果てていたことでしょう。しかし、霊界からの強力な働きかけがあったからこそ最悪の自体を回避できたのです。地上人には思いもよらぬ結末になった――ここに霊界からの強力な働きかけがあったということなのです。

それをシルバーバーチは次のように言っています。

今からほぼ1世紀前(1848年のハイズビル事件)に始まった、大々的な組織体制のもとでの霊力の降下がなかったならば、地上世界はもっともっと深刻な事態に陥っていたはずです。偉大なる影響力が全世界に働きかけてきたからこそ、この程度で済んでいるのです。
(The Seed of Truth)

シルバーバーチは、“霊の力”すなわち“スピリチュアリズム運動”によって地上世界は改善され、人類滅亡という危機的な状況から逃れることができたと述べているのです。

「地球人類を救済する“霊の力”とは、スピリチュアリズム以外にはありません。地上世界と地球人類の運命を根本から変え、真の意味で人類を救済することができるのは、スピリチュアリズムという霊界の高級霊たちによる組織的な大計画以外にはないのです。地球人類にとって、これほど重大で深遠な啓示は、これまで存在してきませんでした。誰も知ることのなかった、まさに地球人類の救いに関する“最大の奥義”です。私たちスピリチュアリストは、他の人々に先駆けて、宇宙で“最大の秘密”を知ることになったのです。」
――インフォメーションNO.33より引用

地球人類を救う『シルバーバーチの霊訓』という最高の啓示を手にした私たちには、スピリチュアリズム運動に参画し、霊界の道具となって働いていくことが求められているのです。

参考:
スピリチュアリズムインフォメーションNo.33
『シルバーバーチの霊訓』を中心とするスピリチュアリズムの確立を! ⇒

●スピリチュアリズム運動の出発はイエスから
 名古屋シルバーバーチ読書会 ⇒

参加者の感想

ハイレベル・スピリチュアリズムを目指す日々の歩みは霊的成長に不可欠であり、その分努力も不可欠です。再生の目的も地上人生の目標も考えれば、足を止めてなんかいられません。しかし、自分の内面の弱さが逆に鎧をつくり「そうあるべき!!」と周囲を見渡す余裕も受け止める寛容力も乏しくなっていたと思います。歩調の違う人たちも目指すところは同じ兄弟姉妹!思えば先を歩く諸先輩方も、そうして未熟な私を見守り導いてくださっています。日本から発信されていくスピリチュアリズムの発信者として、自分には厳しく人には優しく、高級霊の方々の良き道具となれるように心がけていきたいと思います。(50代女性)

『シルバーバーチの霊訓』を中心とするハイレベル・スピリチュアリズムの確立を目指すという内容を学び、イエスを中心とする、霊界主導の地球人類救済計画にもっとかかわりを持ちたい、霊界の道具として使ってもらえるようになりたい!と強く思いました。そのためには、真理の正しい理解、正しい実践の努力をして、スピリチュアリストとしての手本を人々に示していけるようになりたいです。(30代女性)

道具として自分を役立てるのでなければ、空しさばかりがつのります。時間がむなしく過ぎるとき、自分が何をすればいいのかわからないというのは、導きがないから、いや導こうとしながらも見守ることに霊がとどまっているからです。それはどうしてそうなっているかというと、自分が最善を尽くそうとしていないからだろうと思います。通り一遍の形だけの仕事をするのではなく、今自分が最もすべきことは何ですかと、祈り求めながら進まなくてはならないと感じます。(50代男性)

霊的真理の全体像ともいえる「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」については、過去の読書会でも繰り返し学習してきた内容ですが、本日の学習会では、さらに一歩進めて、『シルバーバーチの霊訓』を中心とする本物のスピリチュアリズムを確率するための方策について学習しました。イエスを中心におし進められるスピリチュアリズムの最終目的は「全人類の救い」ですが、それが達成されるのは何百年、何千年先の未来の地上においてです。私たちが地上社会で生きている間は、その萌芽すら感じることはできないかもしれません。しかしスピリチュアリズムの主役は霊界であり、私たちは、スピリチュアリズムを地上に広めるための最前線の一兵士です。スピリチュアリズムの全体像を把握した後は、指揮官である高級霊団の命じるまま歩んで行けばよいのです。ただし、そのためには、スピリチュアリストとしては、信仰レベルにまで至らなければなりません。霊的成長のための努力の中でこそ『シルバーバーチの霊訓』を正しく理解できる「信仰・実践」型の本物のスピリチュアリストとなりうると考えます。スピリチュアリズムの全体像を知った今、自分に与えられた責任を果たすためには、一体何をなすべきかについては、「霊界の道具意識」に徹することであると再認識しました。『シルバーバーチの霊訓』に巡り会えた幸運に感謝しつつ信仰レベルのハイレベル・スピリチュアリズムに至れるように努力してゆきたいと思います。(60代男性)

私たちが日々心がけすべきことは、どうしようもないことが起きた時も神は良い方向に導いてくれると絶対的信頼のもと、霊的成長のための実践を日々積み重ねていくことだと思います。しかしすべてのことを一日の終わりに振り返った時に正直全くできていない日があることも事実です。でもこの教えを知って、少しでも辛いことを受け入れ、対処して乗り越え、周りの人々や動物への愛情の実践を常に念頭において生活しているのも事実です。この素晴らしい訓えに出会えたことに、喜びで満ち溢れています。真理に出会えるまでのクヨクヨばかりしていた自分がウソみたいで、本当に嬉しいです。それと共に、学べば学ぶほど、責任も大きく感じています。(40代女性)

ハイレベル・スピリチュアリズムを実践すること(真のスピリチュアリスト)は日本の一部の人間だけと聞いて、大きな責任を感じました。世界の先頭に立っているのだと思うと、もっと真剣に実践しなくてはと思いました。しかし、まだまだ正しい理解ができていないと思います。霊主肉従の努力と言っても、日々霊を中心とした見方が具体的にどういうことなのか?よく分かっていません。奥が深いと思います。まだ表面的な理解ですが、未熟ながらも実践していくことで少しずつ正しい理解ができるようになると信じ、進みたいと思っています。(60代女性)

今月は『シルバーバーチの霊訓』を中心とするスピリチュアリズムの確立を!という内容でした。霊的成長という人間の存在目的を阻害されている人々をずっと見てきたイエスの深い悲しみと深い愛を未熟ながらも感じることができ、その愛に何としても応えたいと胸が熱くなりました。そのイエスの願い、想像も及ばないほどの純粋な利他愛により、今、この日本で『シルバーバーチの霊訓』を中心としたハイレベル・スピリチュアリズムが展開していること、そしてそのハイレベル・スピリチュアリズムを広めるという使命を担うことを許された立場にあることの責任を改めて重く受けとめ、自分にできる最大限の努力を力の限り尽くしていきたい!とまた決意を新たにしました。何百年、千年以上先の全人類の救いというスケールの大きな視野を与えていただき、その地上天国を目指して本物のスピリチュアリストとして実践・信仰の歩みによって人々に手本を示し、真のスピリチュアリズムを根付かせていく道具となりたいと心から願える学習会でした。ありがとうございました。(40代女性)

イエスが願うハイレベル・スピリチュアリズム展開は、一部の人だけが幸せになるのではない、全人類の救い、皆が幸せになってほしい!一人残らず幸せになってほしいというものです。先に救われた私は、人生の全てを捧げていこうと決意を新たにすることができました。そのためにも、私たちは「霊界の道具」に徹することが最重要なことも理解できました。霊的真理を学び、日々の実践の中で、少しずつ霊的視野が広がってくると、周りの人たちや地上全体の悲劇など、霊的真理を知らないゆえに苦しむ同胞を身近に感じると、心から一刻も早く霊的真理が人類全員の基本理念になってほしいと願わずにはいられません。私たちが真っ先に救われたように、時期の来た人にお伝えしたいという思いを強く常に持ち、日常生活の中での実践に励み、手本となる生き方に努めていきたいと思います。(40代女性)

『シルバーバーチの霊訓』に出会い、こうした学ぶ場を与えていただいたことに改めて感謝しています。霊界から見る地上は、悲劇におおわれ、苦しみ、絶望、悲しみに溢れています。その地上の人間を救いたいという願いからスピリチュアリズム運動が起こされました。そこには深い愛情があったことを強く感じることができました。いくつもの段階を経て地上に降ろされた霊的真理を私たち地上の人間は正しく受け取らなければなりません。イエスを中心とする高級霊の方々の愛をきちんと受けとってこそ正しい理解ができるのかもしれません。その愛を知ることで、自分の真の救いとこの地上世界を明るい世界とし、全人類の救いのために霊界の道具となる決意を持つことができるのだと思いました。私たち先に霊的真理を知った者は、霊界の方々の努力と同じようにこの地上においてこの霊的真理を広める努力をしなければいけないと思います。そのためにも、教わったハイレベル・スピリチュアリズムの生き方の実践がとても重要で、そうありたいと強く思いました。霊界の道具としての地上での一つ一つの働きが、霊界主導のスピリチュアリズム運動をわずかでも進めることができるということを心に留めて、自分にできる奉仕をしていきたいと思います。(50代女性)

大変感動しました。本当にありがとうございました。これまで「信仰心」という言葉が少し自分の心に引っかかっていました。が、今日の読書会で腹の中に「ストン」と落ちました。今現在でも、必死に高級霊界から地上に働きかけてくださっていることを常に念頭において霊界の道具として地上人生を歩んでまいります。(50代男性)

今日も救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像で勉強しましたが、このスピリチュアリズムの設計図は本当にわかりやすく、どう生きたらいいのかが明確にわかり、いつの日にか地上天国になるんだという明るい未来が見えてくるようなので、少しでもお役に立てるよう頑張ろうという意欲がわいてきます。神と摂理への絶対信頼(正しい信仰心)を常に持って、何が起ころうと歩みを続けていこうと思いました。(60代女性)

今、まさに世の中は地獄の様相を呈しています。自然現象の話ではなく、人間のエゴの結果があちこちで毎日記事として私たちの目に入ってきます。人類は果たして進歩しているのだろうかと思えるぐらいに、日に日に悪化しているようにさえ思われます。すなわち個人レベルから国家レベルに至るまで物欲拝金主義がますます進んでいっているようです。進化発展した科学技術を使って国土の拡大を図り、人々を監視して自分たちに都合の悪いことを取り締まろうとしています。お金、権力や力(軍事力など)を使って人々の魂を支配コントロールしようとしています。このような状況の中、正しい霊的知識の必要性は待ったなしです。今世界中で起こっている悪い原因は結果としてこれから現象面で現れて自らに返ってくると思います。そんな中で、暗闇の中で光を求めるごとく本物(真理)を求める人は出てくると思われるので、地道な真理普及の活動を粘り強く、霊界主導でその良き道具となって実践する必要を強く感じます。(60代男性)

先月の内容と重なる講義で、とてもありがたかったです。一度聴くだけでは定着せず、ひと月で知識が薄まってしまうのです。角度を変え、形を変え、根気よく講義をしてくださり、熱意を伝えてくださることで、少しずつ私の底上げがされていくように思います。幼い頃からキリスト教徒ではありませんが、イエス様が好きで、神に祈るようになる前は、イエス様に祈っていました。今日イエス様のお気持ちと熱望をお聞きし、伝道はぜひとも成していかなければならないものだなと感じました。そうできるまで勉強をさせていただきに読書会にまいります。今日のお話しはとても熱く伝わりました。(50代女性)

イエスが世界大戦(第1次、第2次)の起こされる以前から人類の霊的知識の無知が原因の人類の悲劇を嘆いていたことと、人類への愛を感じました。そして霊界の高級霊を集めて人類救済しようと主導してきたことを改めて考えることができました。私たちスピリチュアリストは地上人類の中ではイエスの思いに一番近い存在であることを新ためて思い起こすことができました。そして「その大きな責任を担っているんだ」という思いを強く感じました。自分自身を清らかに保つ努力から始まり、日々神と摂理への絶対信頼のもと、利他愛を実践して地上天国になるよう一石を投じていけたらと思います。(40代男性)

今回の学習でスピリチュアリズムがイエス発信だと教えてもらえてうれしかったです。私はよく、イエスは上司であって、その上司の指示を受けて今、頑張らせてもらえていると思っています。聖書を知らなくても、イエスに習えるということを知って、本当に嬉しかったです。(40代女性)


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