シルバーバーチ読書会
2020.3.28 / 29
新型コロナウィルスの影響で、関西の読書会は度重なる延期、会場の変更と二転三転して、なんとか長岡京で開催することができました。大きな都会とは違って、のんびりとした空気の街での開催は、世の中の騒然とした現状とは別世界といった感じの静かな時間となりました。
日曜日には前日からの雨も上がり、八分咲きの桜と飛び交うツバメの姿に心も弾むようでした。人間は目に見えないウィルスの脅威にさらされ、右往左往していますが、自然はいつもと全く変わりありません。桜は相変わらず薄ピンクのきれいな花を見せてくれますし、木々のあちこちについている緑の新芽も、生命力にあふれています。木の実のついている枝には雀が鈴なりで、にぎやかです。今年もやってきたツバメは、池の水面すれすれを気持ちよさそうに飛んでいきます。動物も植物も、季節の巡りに応じていつもと変わることなく生き生きとしています。
人間社会がコロナウィルスでパニックをしていても、自然界は摂理通りに運行し、生命力にあふれています。感染症の広がりは重大事ではあるけれど、霊的なことに比べれば小さなものです。どんなパンデミックでもいずれは終息するはずです。人間が滅んでしまうことはありません。摂理通りに働く自然界や、目に見えない霊界のことを思えばと、今の騒ぎも小さなものと位置づけできるのではないでしょうか。
地上の悲劇を一掃するための“霊的真理・霊的知識”は、霊界の綿密な計画のもと、段階を追って地上にもたらされました。それによって、地上人一人一人が真理を手にして自らを救っていくことになります。地上人が「真の救い」を得ていくには、「霊的真理を正しく理解し、正しく実践していく」ことが必要です。
『シルバーバーチの霊訓』に出会って感動したという人は、日本中にたくさんいます。しかし、ほとんどの人は「いいことを言っているなあ」と思ってそこで終わっています。シルバーバーチが本当に伝えようとしたことは何か、私たちが『シルバーバーチの霊訓』を手にしてするべきことは何か、ほとんどの人が分かっていないのです。これでは『シルバーバーチの霊訓』に出会った意味がありません。
では、『シルバーバーチの霊訓』を手にした私たちがすべきことは何でしょうか。まず、「霊的真理を正しく理解する」ことです。真理の正しい理解とはどのようなことでしょうか。
① 真理の全体を包括的に理解する
・スピリチュアリズムの全体像を理解する
・シルバーバーチの霊訓の重要ポイントを理解する
② 何を実践すべきかを理解する(実践知の理解)
・霊的成長のための実践項目4つ
① 真理の全体を包括的に理解する
シルバーバーチによってもたらされた霊的真理がなぜ、何のために、どのようにしてもたらされたかを理解することが必要です。(スピリチュアリズムの全体像の理解)
そして、シルバーバーチが示した真理の具体的な内容の重要ポイントを理解する必要があります。
② 何を実践すべきかを理解する(実践知の理解)
私たちが霊的成長する(真の救いを得る)ためには、何を実践しなければならないかを理解することが必要です。(実践知の理解)
真理の正しい理解ができたら、次にその真理を「正しく実践する」ことが必要となります。スピリチュアリストの中にも「何を実践したらよいかわからない」という人がいます。具体的には、「霊的成長のための4つの実践項目」を実践することになります。
① 霊主肉従の努力
② 利他愛の実践(周りの人々・動植物に対して)
③ 利他愛の実践(霊的真理の伝道・全人類に対して)
④ 苦しみへの正しい対処(苦しみの甘受)
霊的真理の正しい理解の上に、正しい実践を積み上げていったものがスピリチュアリストの正しい生き方、「霊的人生」ということになります。しかし、日常生活の中では自分の得た知識だけでは解決できない問題が起こってきます。そうした時には、「すべてが神によってよきように計らわれている」「どんな時でも神の導きがあり、決して悪いようにはならない」という、神と神の摂理に対する絶対信頼を持つことです。そうすれば、どんな障害も必ず乗り越えられるようになります。
こうして一人一人が霊的成長して自分で自分を救っていくこと――「自力救済」こそが霊的真理によるスピリチュアリズムの「真の救い」への唯一の道なのです。
参考:
スピリチュアリズムとは >スピリチュアリズムの思想Ⅰ →
スピリチュアリズムとは >スピリチュアリズムの思想Ⅱ →
スピリチュアリズムとは >スピリチュアリズムの思想Ⅲ →
『シルバーバーチの霊訓』とは >『シルバーバーチの霊訓』の画期的な通信内容 →
『続スピリチュアリズム入門』 →
救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像を改めて学びまして、吸収した知識を正しく理解し、正しく実践することが、シルバーバーチが降ろしてくれた霊的真理を受け取った者の責任であることが実感できました。(40代女性)
霊界の高級霊の方々が、私たち地上人の真の救いと霊的成長のために、いかに緻密で綿密な計画を立て、それらを壮大なスケールの元で行ってきたのかということを、また少し理解することができてよかったです。これからも霊界と守護霊の導きを信じて、残りの人生を精いっぱい歩んでまいりたいと思っています。(50代女性)
2回目の参加ですが、1回目の時と違って世の中の状態が大きく変化して、この先どうなるのかとの期待があります。霊訓の中にあるように、振り子のように大きく悪くなった分だけ、振り戻しで大きくよくなるのではないかと思っています。ちょうどこの時期にシルバーバーチの読書会に参加させていただいたのも、自分がそういう時期であり、受け入れることができるようになったのだと考え、精いっぱい取り組まねばならないと思っています。これからもよき内容の指導をよろしくお願いします。(60代男性)
救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像の学習では、また新たな気づきと感動がありました。それは、霊的成長こそが真の救いであるということです。その真の救いは、霊的真理の正しい理解の上に霊的実践を積み上げ、そして神と摂理への絶対信頼ができて、本物の信仰ができるということです。本当の救いに至るプロセスを知り、『シルバーバーチの霊訓』という人類史上最高に霊的叡智、人類のバイブルを手にしているということへの感謝の気持ちと、先に知った者としての正しい生き方を自ら率先していかねばならないということを改めて感じました。人生の中での苦しみの体験や自らの課題も霊的成長のチャンスであり、霊界の人たちのよき道具としての資質を高めることとなり、人類の救いへも寄与できる……霊界が総力挙げて地上人類の真の救いのため周到な準備をし、多くの犠牲を払ってもたらしてくださった霊的真理を、先輩スピリチュアリストの皆様が体系的に整理してくださり、即信仰実践への歩みができることに心より感謝しています。そうした愛に報いることができるのは、やはり真理を正しく理解し正しく実践していくことです。霊界の良き道具となれるように頑張っていきたいと決意を新たにしました。(40代女性)
今、私たちが手にしている霊的真理が相当の年数をかけ、綿密な計画のもとに準備され、根気よく地上の人間に働きかけてきた経緯があることを知りました。この霊的真理は、自分を慰め助けてくれるだけのものではなく、地上のすべての人が霊的成長するために霊界から届けられたものです。霊界側の努力で降ろされた霊的真理を、私たちは受け取ることができました。受け取ったあとは、私たち一人一人の責任となります。霊的真理を自分の地上人生でどう生かすのかということは、自分自身の霊的成長だけでなく、不幸や悲劇の多い地上の未来にも影響を及ぼします。霊界通信が地上に降ろされるまでにあった霊界での計画は、今も「地上人類救済計画」として続いています。先に真理を手にした私たちは、この計画に参加できる立場にいます。ぜひとも計画に貢献できる人生にしたいと思います。(50代女性)
霊界の人たちが大変な苦労をして地上にもたらしてくれた霊的真理を、人類に先駆けて手にした私たちは、大きな責任があります。シルバーバーチの霊訓に出会ってもその価値が分からず、現象レベルや知識レベルにとどまっているのは、本当にもったいないです。真理を正しく理解し、正しく実践し、正しい信仰心を持って日々努力していきます。真理を受け取った一人一人が真理に忠実な歩みをすることによって、全人類の救いにつながっていくことを決して忘れずに!!(50代男性)
今回、スピリチュアリズムの全体像を学習して、霊界の高級霊団の思いや地上人に注がれる無償の愛を、以前にもまして感じることになりとても感動しました。同時に自分の責任や道具意識も高まり、魂に霊的エネルギーが注がれた思いでした。何としても頑張りたい!!という決意新たな心境になったのも、守護霊の働きかけや、この時期でもしっかりと学習の場を与えてくださった若山さんや皆様のおかげと感謝しています。残りの地上人生を精いっぱい真理普及と霊的成長のために歩んでいきたいとの思いです。重要な学習をありがとうございました。(50代女性)
「何のために真理を求めるのか」霊的真理を求める人の中には、現象レベルにのみ関心を持つ人とか、知識・思想レベルにのみ興味の段階がとどまっている人がいるという話を聞くと、今となっては信じられません。真理だというのにその程度の捉え方でいいのか?でも考えてみれば、私もかつてはそうだったと思います。日常の問題意識、欲望の矛先が迷いに満ち、生々しく混乱していました。しかし、整理ができてくると結局、真の欲求、魂の渇きというのはこのこと、つまり「何のために生きるのか」(存在の意義)であることがはっきりしてきました。そうしてそのための答えが霊的真理にあること、しかも単に知識としての答えではなく、信仰と実践のレベルに達して、はじめて真の問題解決に至ることに気づいたのでした。今やそのような実存レベルの悩みの解決を求めておられる方が多くいらっしゃると思います。そのような方々に真理を手渡すとともに、真理を知って終わりではなく、理解と実践が車の両輪となってさらなる深み・高見へと導かれていくものであることを伝えたいと思います。(50代男性)
地上の私たちが霊的真理を正しく理解し、実践していくことが大切ですが、これはハイズビル事件から始まって約150年以上の準備期間を経て、霊界の方々の必死な思いでやっとここまで進んできたということが改めて分かりました。現在シルバーバーチの教えを学んでいますが、この霊訓が降ろされるまでにどれだけの霊界の方々が苦労して地上に手渡したかと思うと、感謝の思いでいっぱいになります。地上では、私たち人間の中で真理を理解した者が、また正しく理解した者が正しく実践することで、地上の悲劇をなくすことを改めて認識するとともに、これは霊界の人々の強い思いであることも伝わってきました。そしてシルバーバーチの霊訓は高級霊の総意であること、それゆえ、この教えを地上人の私たちが忠実に守り、努力していくことの大切さが分かりました。霊界の軍団の一人として努力していきたいです。(40代女性)
「スピリチュアリズムによる地球人類救済計画の全体像」を改めて学習させていただき、何のために人間として生きていくのかが明確に分かりました。日々いろいろなことがおこってきていますが、地上人生の目的をブレないように実践していくことが、スピリチュアリズムに出会った者のすべきことだと思います。正しい理解の2つのことを常に思い、これからも少しでも役に立つように頑張りたいと思いました。(60代女性)
自力救済に必要な霊的真理は、何段階ものプロセスを経て地上に降ろしてもらったこと、霊的真理は知るだけでは不十分で、実践を伴って初めて価値(あるいは効果というべきでしょうか)が表れるものであることを学びました。私は霊的真理を知ったばかり、すなわちスタートラインに立ったばかりであることを肝に銘じ、これから学び舎を深め、行ないに表していきたいと思います。ともすれば、なまけがちになる自分を情けなく思いますが、霊的成長がそんなに簡単に進むはずがありません。「あなたは足りない。キャパが少ない」と言われることがありますが、そのような言葉にも腹を立てず、冷静に自分を客観視するチャンスととらえて成長の糧にしていければと思います。(40代女性)
霊的成長のための実践4要素を見た時、いつも思うのですが、苦しみの甘受がなければどんなにかよいだろうと。霊的成長の中で、これまで苦しく感じていたことが苦にならなくなっていく、ということでは、自力救済の一側面だと思いますが、これからも苦しみのチャンスが与えられることに少し尻込みを致します。霊訓は霊界のエネルギーを含んでいて、霊界に行かずともその知恵と空気をいただけるものです。この世の一日は24時間、時間も限られていますが、寝る前に少しですが祈り、霊訓を手に取るようにしています。(50代女性)
『シルバーバーチの霊訓』に出会い、心の持ち方がほんの少しかもしれませんが変わってきました。まだまだ勉強不足で、正しい理解、正しい実践はできていませんが、少しでも前へ進んでいけるよう努力していきたいです。苦しみの甘受、とても難しいことです。逃げ腰になっている自分がいます。正しい対処ができるよう気持ちの切り替えをしなくてはと思いました。この会に来ることができ、今までの自分の行動・言動を変えていけることに感謝しています。(50代女性)
霊的真理を地上に降ろすまでのプロセスを学び、決してあきらめることのない霊界からの根気強い働きが、今この時もなされていることを実感することができました。地上世界がいかなる混乱の中にあっても万全の態勢を整え、読書会開催を準備してくださったことに感謝の思いでいっぱいです。霊界の愛に報いるためにまずは、真理を正しく理解すること、そして真理を正しく実践し、その上に神と摂理への絶対信頼を積み上げることができるよう努力していきたいと思います。(50代女性)