学習のポイントと感想

シルバーバーチ読書会

2017.11.11/12

再生観

今回はスピリチュアリズムの思想体系1の最後の項目「再生観」を学習しました。再生観はスピリチュアリズムの思想の中でも最も難解で、霊界の奥義ともいうべき内容です。その内容は、地上人の常識をはるかに超越しており、シルバーバーチも例えるものがないと何度も嘆きながら説明してくれたほどです。霊界でも、その真実を知らない霊が大勢いる中、地上に居ながらにして再生の真実を学べる私たちは本当に幸運と言わなければなりません。

今回から3回にわたって、シルバーバーチが明らかにしてくれた「再生観」について学んでいく予定です。シルバーバーチの再生観を大きく4つの観点から見ていくことにします。

1.類魂について

2.再生の主体について

3.再生の目的について

4.再生に対する自己選択・自己決定

今月は、再生についての概観と、「1.類魂について」「2.再生の主体について」を学びました。

●再生(輪廻再生・輪廻転生)とは

再生とは、人間が死んだ後、再び地上に生まれ変わり地上人生を送るということです。今生きている人間には、前世があったという考え方です。世界各地には、生死を繰り返すという再生信仰が古くから存在していました。宗教にとって再生は重要なテーマのひとつです。多くの宗教が再生を認めていますが、再生を否定する宗教もあります。キリスト教やイスラム教などは再生を認めていません。再生を認める宗教には、インド宗教(バラモン教・ヒンドゥー教)、仏教などがあります。しかし、再生を認める宗教であっても、その内容は様々で、一貫した再生観があったわけではありません。仏教の説く輪廻転生とスピリチュアリズムの説く再生とでは全く違います。
このように再生問題は、最も難解な宗教のテーマであり、未解決の難問と言えるものでした。こうした状況の中で、20世紀に入りシルバーバーチが初めて"再生"に関する正しい見解を示すことになったのです。

●スピリチュアリズムにおける再生肯定派と否定派の対立と内部の混乱

私たちは、『シルバーバーチの霊訓』を学び、スピリチュアリズムでは「再生はある」と考えていると何となく思っています。しかし、初期のスピリチュアリズムでは、「再生はある」という"再生肯定派"と、「再生はない」という"再生否定派"に分かれていました。
イギリスを中心とした欧米では、長い間再生を否定してきました。モーリス・バーバネルやハンネン・スワッファーも長い間再生を否定してきました。(しかし、バーバネルを通して出てくるシルバーバーチは最初から再生を肯定していました。バーバネルは入神すると再生を肯定し、通常意識に戻ると否定するという状態でした。後になって、バーバネルもスワッファーもしぶしぶ再生を認めるようになりました。)
それに対して、初めから再生を肯定していたのがフランス系スピリチュアリズム(スピリティズム)です。アラン・カルデックが著した『霊の書』は、再生を大前提として思想展開がなされています。『霊の書』は、今でこそ3大霊訓の一つとして数えられますが、長い間イギリス系のスピリチュアリズムから評価されることはありませんでした。

こうしたスピリチュアリズム内部の対立をさらに混乱させていたのが、スピリチュアリズムの思想の土台となる霊界通信を送ってくる霊にも、再生を認める霊と認めない霊がいたということです。

そして20世紀に入り、イギリス系スピリチュアリズムの中にも、再生を明確に肯定する霊界通信(マイヤース、ホワイトイーグルなど)が現れ、シルバーバーチによって再生の真実が明らかにされることになりました。

●シルバーバーチによって人類史上初めて再生問題の真実が解明

シルバーバーチの霊界通信によって、なぜ同じ霊界の霊でありながら再生を認める霊と認めない霊がいるのかという矛盾が解決されました。

問「生まれ変わりは本当にあるのでしょうか。」

答「これは非常にややこしい問題です。というのは、この問題に関してはこちらの世界でも事実を知る者と知らない者とで意見がさまざまに分かれているからです。知らない者はあくまでも〝ない〟と主張し、知っている者は自分の体験から自信をもって〝ある〟と断言します。私は後者の一人です。私にも体験があるからです。

『シルバーバーチの霊訓』(1)P173/6~後ろから4

再生の事実は、進化した高級霊のみが知りうる事実で、霊的進化が未熟で低い界層にいる霊には再生の事実を知ることはできないのです。

こちらの世界にも"再生はない"と言う者が大勢いますが、それは彼らが、まだ再生の事実を受け入れることができる意識段階に達していないからです。

『教え』(上)P222/後ろから2~P223/1

地上に通信を送ってくるのは低い界層(幽界など)の霊がほとんどです。通信霊が低い界層(幽界など)にいる場合、再生の事実は分からないということなのです。
『シルバーバーチの霊訓』の登場によって、「再生はある」という結論に至りました。しかし、21世紀になった現在でもイギリス国内には、再生を否定するスピリチュアリストがいることには驚きです。日本では、『シルバーバーチの霊訓』を中心に、正しい再生観が徐々に認知されてきていることを考えると、これからのスピリチュアリズムをけん引するのは、やはり日本なのだと思います。

「シルバーバーチの再生観」―― シルバーバーチによって明らかにされた再生の真実

●シルバーバーチの再生観1――類魂(Group Soul)が再生のメカニズムを解くカギ

「類魂」は再生の真実を理解するための最も重要な霊的事実です。これまで多くの宗教が再生の真実を説くことができなかったのは、「類魂」の事実が分からなかったからです。

霊的家族(霊的グループ)の形成

霊界では霊的成長レベルが同じ者同士が引き合って、大小さまざまな"霊的グループ(霊的家族)"を形成しています。

 

この霊的グループの中では、構成メンバーの心が融合して、一つの大きな意識体(心・魂)が形成されます。これが「類魂」です。

類魂(グループ・ソウル)とは

 

類魂の中では、メンバーは自分と他人が一体化したような体験をします。他人の心を自分の心として共有するようになるため、まさに自他が一体化するようになります。それでいて個人としての意識もしっかり保持しています。
再生とは、この類魂を土台として発生する"共同成長のシステム"なのです。

●シルバーバーチの再生観2――「再生の主体」について、いったい何が再生するのか

シルバーバーチによって、初めて明らかにされた「再生の主体」とは……
霊界の類魂という大きな霊的な"共有意識体の部分(分割部分)"です。シルバーバーチは類魂をダイヤモンドにたとえ、それに多くの相(facets)があるとしました。そしてこの相(facets)が再生者の意識(霊的意識・霊の心・魂)として地上に再生するとしたのです。

 

シルバーバーチはダイヤモンドに例えたこの類魂のことを「インディビジュアリティー」と呼んでいます。そして、地上に再生する再生者の霊的意識のことも「インディビジュアリティー」としています。つまり類魂は大きなインディビジュアリティーで、そこから出た再生者の霊的意識は小さな個のインディビジュアリティーということになります。
さらに、再生者の脳を通して出た霊的意識の一部と肉体本能を合わせて「自分」という自意識が形成されます。これを「パーソナリティー」と呼んでいます。

 

シルバーバーチが初めて明らかにしてくれた再生の事実は、地上人の概念では理解しがたい内容です。しかし、この再生の真実を理解していけばいくほどに、いかに神が私たちを霊的成長させようとしてくださっているかがわかるようになります。地上人の限られた意識の中で、精いっぱいシルバーバーチの示してくれた再生の真実を理解していきたいと思います。

参加者の感想

「再生の事実は進化した高級霊のみが知りうる事実」であるというほど複雑かつ難解な再生観について――が本日のテーマでした。シルバーバーチの霊訓によって、再生観やグループソウル、インディビジュアリティー、パーソナリティーの相違に関しては大体把握していたつもりでしたが、実際は(自分が思っていたよりも)ずっと複雑な内容であることがわかり、そして本日の読書会で普段から疑問に思っていた点についても明確に理解することができました。再生の事実について知ることができるのは、今の地上ではほんの一握りの人だけです。それを今、知ることができたありがたさとともに、スピリチュアリストとしての責任感の重大さに身の引き締まる思いです。(50代男性)

本日の再生観の勉強は大変難しく感じています。以前から類魂と霊的グループ(霊的家族)の区別がつかず、困っておりました。ようやく本日のご指導により、その違いを理解することができました。そして再生するのは新しい霊魂のインディビジュアリティーであることを知りました。我々の肉体を持っていた折の顕在意識は、死とともに消滅することも知りました。まだまだ明確になっていないこともあり、次回までに少しでも本日の勉強したところを確実に身につけたく思います。(70代男性)

再生観ということで、再生のメカニズムを図で表していただき、説明を聞くことでとても分かりやすく、頭に入ってきました。肉体に宿ることによって、霊的意識がほんの一部しか顕在意識として現れず、背後には大きな意識があるということが改めて実感をもって分かりました。正しく理解できるよう頑張りたいと思いました。(30代女性)

気になる「再生」についてとてもわかりやすく、初めて知ることばかりで心が弾みました。シルバーバーチが語って、地上の言葉で伝えていてくれたことが、想像を超える内容だったので驚きました。そしてこんなに複雑で難しい仕組みを普及会の方たちがまとめてくださったことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。「私」という今意識しているものは、本当はもっともっと大きい存在で、他の魂と一緒に成長しているのだと思うと、自分一人のことではない、頑張って成長しないと!と感じました。まだ仕組みだけしかわからないので、さらに中身をこれから教われると思うと、また意識が変わるよい機会になるのかもしれないと楽しみです。(30代女性)

難解と言われる再生について基本知識の霊的家族と類魂を学びましたが、続いて講義をしていただいた再生のポイントの図解も非常にわかりやすく、とてもスムーズに理解ができました。知識として理解はできても、当然実感はありません。けれど、そういった事実のもとで再生し、現在のパーソナリティーを表現しているのですから(まだまだ知り得ない知識の方が多い中)、今ある自分に精いっぱいの努力と受け取れた真理と知識を活用できるように意識していきたいと思います。不思議なほどよく理解ができました。神と守護霊、そして霊界の方々に感謝です。(50代女性)

今日は再生観を学びました。類魂の意識、大きなインディビジュアリティーのうち、より霊的に成長しなければいけない小さなインディビジュアリティーを持ち再生し、地上人生後は類魂へその意識を届ける(戻す)ことが分かりました。一人で本を読んでいても大変難しいところですが、丁寧に教えていただいたことでよく理解できました。類魂の意識を持ってきているのですから、最大限にまで意識を高められるように、地上人生の経験を積んでいきたいと思います。(40代女性)

シルバーバーチが言っているように、私たち地上人は本当の霊である自分を、ピンの先ほどしか知らないということが、よく分かりました。ほんのわずかの部分をさらに肉体で制約されて表現しているのですね。そのわずかな部分で人を評価する愚かさを感じました。このことが分かると自分の悩みも他の人に対する思いも全て氷解します。ものすごい宇宙より大きな神の愛のシステムを垣間見た思いがします。(40代女性)

今回の「再生観」は、おそらく1年2年と繰り返し勉強して初めてストンと落ちてくる内容のような気がいたしました。その内容もですが、一番はやはりシルバーバーチが語ってくれたことでもあるので、それを今の地上人生の内に学んでおくということが一つと、もっともっと深く学習をしていき、質問されてもわかりやすくまとめて話すことができるようになりたいとも思いました。ふだんは人とあまり話すことは少ないですが、ブログは発信をしていますので、何か大きな事件や納得がいかない出来事に対してこの「再生観」も習得できていたら、より広く深い「霊的視野」で見ていくことができるに違いないと思いました。(50代男性)

今月はシルバーバーチの再生観について学習しました。地上に存在しないものを地上の言語で表現すること、私たちにとっては想像するしかないことを何とか伝えようとしてくださったことに、心から感謝しました。また、そうした大変な苦労をして伝えてくださったのだから少しでも正しく理解したいと願いました。本を読むだけではとても理解できなかったことを、とてもわかりやすく図解で説明していただき、これまで類魂、再生についてよく分からなかったところ、間違って理解していたところを確認することができました。霊界通信を送ってくる霊や霊界で指導的立場にある霊ですら、幽界レベルの霊には再生の事実がわからない中で、私たちは地上にありながら、こうした驚くべき再生の事実を教えていただき、言葉にできない喜びと感謝の気持ちでいっぱいになりました。もっともっと真理を正しく広く深く理解し、霊界の道具として使っていただけるよう努力をかさねていこう!とまた、新たな気持ちを与えていただきました。(30代女性)

シルバーバーチの再生観によって、地上人は再生の事実を知ることができました。霊界の奥義中の奥義と言える内容は、地上の言語では表現できない部分もありますが、シルバーバーチが使用する「インディビジュアリティー」や「パーソナリティー」がどのような意味を持つのかを理解することができました。最も難解な宗教のテーマである再生を、図を用いて学習させていただき、従来言われてきた再生観とはまったく異なる複雑なものだということが分かりました。また、再生を理解するには、土台となる類魂という共有意識・共有魂を知る必要があるということが大切だと分かりました。一人で読んでいては理解できない内容を、詳しく、分かりやすく教えていただき、大変貴重な時間を与えていただいています。こうした最高次元の霊的真理を学ばせていただいていることを、また更に強く自覚することができました。示してくださった真理をきっちりと自分のものとし、時期の来た方へお伝えしていけるよう努めていきたいと思います。(30代女性)

シルバーバーチの再生観について学びたいと強く願っていましたので、今回参加させていただくことができ、大変うれしく思います。まず、霊的家族(ソウル・グループ)と類魂(グループ・ソウル)の違いを理解できたことが、今回の最も大きな学びです。これまでこの2つを混同していました。類魂は霊的家族の意識が融合したものであるということを初めて理解しました。また、再生の主体が類魂の分割部分(意識)であることも分かり、今まではなんとなくわかっていたような気がしていた内容の間違いが明らかになり、正しい知識を得ることができました。このような学習の機会に恵まれたことへの感謝の思いがあふれてきます。引き続き読書会に参加し、再生観についてさらに理解をふかめていけるよう努力していきます。非常に充実した学習の時間で、あっという間の2時間でした。(30代女性)

今日はシルバーバーチの再生観について学習しました。①類魂②再生の主体③再生の目的④再生に対する自己選択・自己決定について、11月、2月、3月にかけて学べることを楽しみにしています。レジュメのP.6の図がとてもわかりやすかったです。人間の理解力ではとても全体は見えてこないと思います。今日も沢山の質問が出ました。しっかりと復習して理解に努めたいと思っています。あまり難しいことは分かりませんので、日々の生活の中で、しっかりと①霊主肉従の努力②利他愛の実践③苦しみの甘受の実践に努めます。(50代男性)

今日の再生観の学習により、シルバーバーチのご苦労が感じられました。また、死んでからの霊的グループの中で共同生活し、その中で心が融合した大きな意識体(心・魂)が形成され「類魂」となり(大きなインディビジュアリティー)、その中の部分が小さなインディビジュアリティーとして再生するということが分かりました。そして、今の自分もこの小さなインディビジュアリティーとして再生してきたことは、カルマを背負って再生してきたのだということも分かりました。自分の苦しかった人生もカルマの償いだったことを考えると、あちらへ戻って大きなインディビジュアリティーの中に戻った時、少しはお役に立てるのかなと思うと、少しは肩の荷が下りたように思います。でも、残りの人生、もっとスピリチュアリズムを広めないと、簡単にはあちらへ行かれません。(80代男性)


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