学習のポイントと感想

シルバーバーチ読書会

2017.7.8/9

スピリチュアリズムの思想体系1 死後世界観
  ・スピリチュアリズムの死後世界観の概要・幽界の復習
  ・霊界の環境とそこでの生活
  ・霊界の界層世界

今月は、先回学習したシルバーバーチの死後世界観と幽界の内容の復習、そして霊界について学びました。

●霊界の環境とそこでの生活

■ 幽界よりも素晴らしい世界

幽界は地上そっくりですが、地上よりも美しく自分の願いがなんでも叶う、地上人にとっては天国のような素晴らしい世界でした。しかし、霊界はそれよりももっと素晴らしい世界です。シルバーバーチは霊界の素晴らしさは地上の言語では表現できないと繰り返し言っています。霊界通信の多くが幽界からのものなのはそのためです。霊界の美しさ、素晴らしさを表現する言葉が、地上にはないのです。

参考:『シルバーバーチの教え』(上)P184/7~P187/後ろから3

■ 神の摂理による支配、神の摂理が人々にとっての共通の法則になっている

霊界は神の愛が充満し、神の摂理が支配する世界です。誰もが神の摂理のもとに生活をしています。そしてその法則(摂理)の中で最も重要なものが"利他性の摂理"です。霊界では人々は他の者のために働き、"霊的成長"という共通の目的に向けて人生を過ごしています。霊界の人にとっての仕事とは利他愛の実践であり、お互いの人間が愛し合い助け合って、霊的成長の道を歩んでいます。

■ 霊界では界層が上がるにつれて男女差がなくなっていく

霊界には、地上のような男女愛も結婚関係も存在しません。男に対する女、陰に対する陽という「2元の原理(陰陽の法則)」は、地上という物質世界だけに適用される法則です。霊界にはジェンダーの問題もありません。

●霊界の界層世界

■ 霊的成長度によって住み分けされる界層世界

霊界の一番の特徴は、「界層世界」であるということです。そこでは霊的親和性によって、霊的成長度の同じ者同士が引き合い集合し、霊的グループ(霊的家族)を形成し、生活しています。

■ 無限にある界層

人間の霊的成長度が無限にあるように、それに伴って形成される霊界の界層は、無限の数にのぼります。従来言われてきた七世界論などは間違いです。全ての界層が、一つの霊界という場に重複して存在しているのです。「霊界という1つの世界に、無数の界層が重複して存在する」これがシルバーバーチが明らかにした死後の世界の事実です。そして霊的波動の異なる界層の住人には、他の界層の人間は見えません。そのため、通常は異なる界層間での交流はありません。(例外的に上の界層の者が、仕事のために下の界層に降りてくることはあります。)

■ 霊的成長度の等しい者同士が集まった"霊的家族(霊的グループ)"の形成

霊界では霊的成長度の等しい者同士が互いに引き合い、霊的グループ(霊的家族)を作って共同生活をしています。そして、その霊的グループ全体として共同成長の道を歩んでいるのです。それが「再生」を通しての共同成長です。(※「再生観」については別の機会に学習する予定です。)

■ 霊的成長による他の界層への移動

霊的家族の中で一足先に霊的成長した者は、今いる霊的グループを卒業して、他の霊的グループに移動するようになります。霊界では、常に霊的成長度の等しい人たちとともに生活することになります。同じ霊性(霊的成長度)の者の中にいるのが最も自然なのです。地上は、霊的成長度の違う人間が同一平面上で生活しているため、いろいろな問題が起こったり、相手に違和感を感じたりすることがあります。しかし霊界ではそのようなことは一切ありません。

『シルバーバーチの霊訓――地上人類への最高の福音』
P23/4~9、P30/1~後ろから1、P33/3~P34/9、P82/5~後ろから1 ⇒

参加者の感想

やりたいことが何でもでき、全て思うままの世界は、欲望を吐き出させるための神の完璧なシステムだとわかり、その素晴らしさに驚きました。私たちが想像しがちな天国は、死後、真っ先に行く幽界であり、その先にはさらに想像ができない素晴らしい霊界が広がっていることが分かりました。このことをすべての人に知ってもらいたいと思いました。(40代女性)

霊界の素晴らしさは想像することができないほど美しく清いということですから、(幽界でも美しいのに、)これから先死んで、世界が変わることへの期待を持って行けます。また同じレベルの霊性の仲間と一緒に生活し、利他的生活ができることも、楽しみであると思っています。それに比して、この肉体界(物質界)は、実に混沌としていて悲しい限りですが、神を信じられないこれら大半の物質界の人々も、いずれ摂理に従った生活になって来るのでしょう。それらの人々に少しでも早く正しい生き方を知らせたいと思います。一人でも縁のある人に会えるよう希望しています。(70代男性)

地上は、霊性の違う者たちが同一平面上で生活している以上、苦しみや悩みなどが起こることは仕方ないですが、霊界は霊的親和性によって成長度が同じ者同士、グループを作り生活するということや、言葉では表せられないほど美しい世界と聞いて、早く霊界へ帰りたいなと感じました。まだ大半の人は、霊界の事実を知らずにいますが、時期の来た方にしっかりと言葉で伝えられるよう、自分自身しっかりと学び、実践していかなければならないと思いました。(30代女性)

霊界は幽界よりもずっと素晴らしい世界であるということを学びました。霊界の内容は地上の言語で表現するのは難しく、地上的な理解力ではとても追いつけないほど素晴らしく美しい世界である。それはどのようなものか、想像するしかありませんが、自分も霊界の素晴らしい世界に行けるように、利他愛の実践に努めたいと思います。霊界では、同じ霊性の者が集まる世界です。しかし、地上の世界は異なる霊性の者が同一平面上に同居する世界です。その意味をよく考えて、地上の魂の修行に努力したいと思います。せっかく地上に来て霊的成長をしようとしているのだから、さまざまな霊性の人々の中でもまれながら魂を磨いていければいいなと思います。そう思うと地上で接する人々は自分を成長させてくれる貴重な存在なんだなと思いました。(30代男性)

死後の世界観について明確に説明できるのは、スピリチュアリズムの他界観だけであるということを改めて深く認識することができた本日の読書会でした。死後最初に赴く幽界での霊的純化プロセス、そして霊的本性が目覚めた後の霊界での生活の素晴らしさについて知ることができたのは、シルバーバーチとの出会いがあったからこそであり、そしてその知り得た知識を「時期の来た人」に伝えていかなければならないという責任感についても、本当に大切な「スピリチュアリスト」としての義務であると考えます。私自身まだまだ完全とは程遠い人間であり、常に「肉主霊従」と「霊主肉従」の間を揺れ動いて日常生活を送っている立場ではありますが、困難や苦しみに出会った時には「この世で私に背負えない苦しみはない」という言葉とともに、死後世界の素晴らしさを常に念頭に置いて歩んで行きたいと思います。(50代男性)

地上で生活をしながら死後の世界に思いを馳せ……現時点では想像することも及ばないので、只々行ってからのお楽しみ‼ということで、より素晴らしい世界で暮らせるように、地上人生を無駄にしないように過ごしたいと改めて思いました。(50代女性)

今月も先月に続き、スピリチュアリズム(シルバーバーチ)の「他界観」について学習しました。幽界での一見素晴らしい生活が、実は霊界へ入るために利己的な物質欲や願望を完全に拭い去るためにあるということ、霊界という人間本来の世界で霊としての「利他的な仕事」をするための準備の界層であるという事実は、本当に重大な事実だと感じました。地上にあってこうした事実を知り、地上にあって霊界での本格的な生活に向けての準備をし、霊的真理の実践によって霊的成長の歩みができることに、改めて心の奥底から感謝しました。同時に自分が救われたように、次の時期の来た人に伝えるための純粋な霊力の通路となれるよう、もっともっと日常のすべて、地上人生のすべて、自分の全人格のすべてをスピリチュアリズム普及のために捧げ尽くしたいという願いが、また新たに湧いてきました。(30代女性)

本日は前回からの続きで、シルバーバーチの死後世界観、幽界、霊界を学びました。シルバーバーチは、これまで地上におろされた霊界通信の中で最高のもので、画期的であることを再確認できました。霊界は界層世界で、そこは利他性一色、支配するものは神の摂理のみ、シルバーバーチの言葉を通してその世界の素晴らしさを感じることができました。今まで学んできた幽界とはまったく異なり、純粋一色の世界であることが伝わりました。こうして読書会で学ぶシルバーバーチの言葉は、一人で読むときよりもまた一層強く響いてきました。また、今私たちが生活しているこの場に重なるようにして波動の異なる世界があって、気づくと気づかないとにかかわらず、私たちは多くの霊たちに見守られていることを改めて実感できました。霊界の高級霊の方の道具となるべく自分の内容を高めていき、こうした霊的知識を一人でも多くの人たちに伝えていこうとまた決意を新たにしました。(30代女性)

先回今回と死後世界観を学ばせていただき、一番強く感じることは、今地上生活をしている中でどのようにして霊的成長すべきかということです。そのために、今生きている時に、霊的真理をしっかりと学び、そして実践しながら正しく人生を歩んでいきたいと思います。霊界のよき道具となり、縁ある人たちにシルバーバーチの死後世界観を伝え、少しでも多くの人たちがスピリチュアリズムの人生を歩んでほしいと願っております。(60代女性)

今日は「霊界の環境とそこでの生活」「霊界の界層世界」などについて学びました。特に印象に残ったのは、「その法則の中で最も重要なものが利他性の摂理である。霊界では人々は、他者のために働き、霊的成長という共通の目的に向けて人生を過ごしている。仕事は利他愛の実践であり、お互いの人間が愛し合い助け合って、霊的成長の道歩んでいる」のところです。本当に素晴らしいところだと思います。幽界をできるだけ早く通過して、私たち本来の居場所である霊界で、道具として働けるように、地上で今できること、今やるべきことをしっかり実践しようと決意を新たにすることができました。(50代男性)

本日は、死後世界観の霊界はどんな世界なのかを学びました。霊界は、人々が他者のために働き、お互いの人間が愛し合い助け合っている利他性の摂理が働いている世界。そんな素晴らしい世界に、死後永遠に住むことになるということを、大半の地上人は知らないので、できるだけ多くの人にこの素晴らしい霊的真理を伝えていきたいと思います。(50代男性)

今日は幽界と霊界について学びました。物質界(地上界)も含めて、それぞれの世界にはそれぞれの目的・意義があるようですが、霊的成長ということで大きな目的は共通しています。魂が強靭で霊的に豊かな人とは霊的摂理に不動の信念・基盤を置き、利他愛に富む人だと思います。この地上界にあって可能な限り、現実は螺旋を描きながらですが、より大きく前進したいと願っています。それが地上人生の目的ですので。この世にあってこの世の者とならずの心境です。(60代男性)

死んだ後に行く世界、幽界・霊界について学びました。特に霊界は、全ての点で素晴らしい世界、光り輝く世界。神の摂理のみが共通の法則になり、互いに助け合い愛し合って利他愛を実践し、霊的成長の道を歩んでいる。死ぬことを恐れる理由は、もう何ひとつないと思いました。知らないということは、霊的無知であることは、本当に恐ろしいことです。ほんの数年前までの自分と同じように、まだ霊的真理を知らない人たちが、一日も早く、一人でも多く、真理に出会うことができますように、自分も霊界の道具の一つでありたいと思います。(50代男性)

真理の普及において、死後の世界の様子を知ることは、一つの大きな柱だと思います。世の中を見るにつけ、あまりの霊的無知ぶりに失望してしまいます。しかし、ここは辛抱強く霊的真理の普及に努めるしかありません。今日初めて(読書会に)参加しましたが、霊的親和性を持った人たちに囲まれてとても幸せでした。他の地上世界ではそういうものを感じられる場所はありません。(60代男性)

今回初めて参加させていただきました。霊訓やニューズレターを一人で読むだけでは得られない学びの機会となり、参加できて本当によかったです。幽界と霊界の違いについて、詳しく学ぶことができました。幽界の一番の目的が、霊的純化のプロセスであることを知り、自分も地上界にいる間からできる限り霊的純化を始めたい、物的な欲望を手放していけるよう努力したいと思います。幽界では一人で生活し、霊界ではグループで生活するということも知りました。霊界での同じ霊性の人たちとの生活がとても楽しみです。現在の地上世界の多くの人々よりも先に正しい他界観を知ることができ、大変幸せに思います。さらに学びと知識を深め、勇気を持ち自信をもって出会う人に、死後の世界の事実を伝えていきたいと思います。素晴らしい学びの時間をありがとうございました。(30代女性)

今日は死後の世界観でしたが、死の真実を詳細に具体的に、この地上人生で知ることの大切さを改めて実感しました。できるだけ幽界にとどまることなく、霊界に行けるように努力することが大切であり、それを少しでも人々に伝えていくことがもっと大事なことだと思いました。一人でも死後の世界を知って、地上人生を終えていくと、それが地球に対してよい影響を与え、地上天国に近づく時期を早めていくことだと思います。(60代女性)

多くの人が思う死後の世界は、地上で善い行いをしてきた(時に悪いことをしていないと言っても、良いこともしてこなかった人も含め)人は天国・極楽へ行き、悪いこと悪い行いをしてきた人は永遠に地獄で苦しめられる。シルバーバーチの教える霊界と比べると、何と単純で幼稚な内容なのだろうと思いました。そしてその中の神は、なんて無慈悲な存在なのでしょう。地上では、神を正しく理解することができません。しかし、霊界へ帰ると神の摂理を理解し、神の愛を実感できる、それだけをとっても、霊界は素晴らしい世界だと思います。(50代女性)


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