シルバーバーチ読書会
2014.2.15
今月は、スピリチュアリストにとっては基本中の基本である「スピリチュアリズム」について学びました。一般的にスピリチュアリズムというと、1848年のアメリカのハイズビルでのフォックス家事件に始まる心霊研究・心霊思想と思う人が多いようです。しかし、それはスピリチュアリズムの一部分にすぎません。むしろそのあとの展開こそが重要であり、本質的なものでした。それは、霊界通信を通じてこの地上に霊的真理をもたらし、地上人を霊的に救済しようという霊界側からの働きかけであるということです。
*シルバーバーチ以前にも霊界通信はいくつもありましたが、送ってくる通信内容の重要度と質の高さにおいて「シルバーバーチの霊界通信」は群を抜いていました。そして60年間にもわたる長い期間をかけて語られたその内容のおかげでスピリチュアリズムの本質が初めて明らかになったのです。
*世の中の多くの宗教が「自分たちの宗教は人々を救うためにある」と言っています。もともと宗教の多くは、人々に救いをもたらすために引き起こされてきたものです。そしてその救済の方法は、神の一方的な導きによって奇跡が起こされたり、教祖の特別な力によって救われたり、救世主が現れてその贖罪によって救われたり、さまざまです。しかし、スピリチュアリズムでは、霊界からもたらされた霊的真理によって人間の霊的無知を払拭し、自分で自分を救っていくと説いています。神の特別な恩寵によって救われたり、奇跡が起こって救われるといったことは決してない、すべては摂理にしたがってなされることを明らかにしました。
*霊的無知とは、霊的なものに対する無知、すなわち人間の霊魂について、死後の世界についての無知ということです。霊的なものに関して知識がないために、目に見えるものがすべてと思い込んでしまっているのが今の地上人の実情です。そのために人種差別や国家・宗教間の対立などが起こり、さまざまな問題を引き起こしています。戦争、貧困、飢餓、間違った宗教による霊的牢獄化、環境破壊、動物虐待……こうした悲劇や不幸が地球上のいたるところに存在し、これまでずっと解決できずに来たのです。物質文明が進み、インターネットやスマートホンで瞬時に情報が手に入るこの時代にあって、世界の死因の一番が「餓死」であるという事実が地上の悲劇とその問題の根深さを語っています。
※スピリチュアリズムへの反対者の中には、この他にも「スピリチュアリズム内部の敵」や「邪悪霊(低級霊)」がいる
霊界の道具になるためには、まだまだ時間がかかりそうですが、教えていただいたことを少しでも理解し、実践できるよう頑張りたいと思いました。(60代・女性)
いつもは(一人で)「霊訓」を読んでいるだけですので、体系的に学べてすごくよくわかりました。シルバーバーチに出会えて本当によかったと思っています。(シルバーバーチを知ったことで)日常、すごく安心して過ごすことができています。こうした会に巡り合えたのも、何らかの形でメッセンジャーになる天命にあるためだろうと考えています。(40代・男性)
妻との死別で霊的真理に目覚めました。妻は霊的世界で幸せになっています。妻のことはもう心配いりません。妻との死別で貴重な体験をした私のこれからは、この貴重な体験を役立てていくことだと考えています。妻の力を借りながら地球人類を救う仕事の、少しでも役に立ちたいと思います。(40代・男性)
霊的無知ゆえに起きている戦争・貧困・飢餓は、唯物主義・利己主義に染まっている地球人類の目には映っていないように思えます。現実に起こっているそういった悲劇や不幸は目の前で起きていないから知らない、わからない、情報として流れていても自分の興味がないことだから流してしまう。霊的真理が必要であると同じように、すべての人が今地上で起こっているさまざまな悲劇や不幸を知ることもとても大切なことだと思いました。P42「一人また一人と、暗闇から光明へ、無知から知識へ、迷信から真理へと這い出るごとに地上界が進歩するのです。その一人ひとりが物質第一主義の棺に打ち込む一本のクギなのです。」強い一本のクギになろうと思いました。(30代・女性)
霊的無知が物質中心主義、利己主義の2つのガンとなり、地球人類にさまざまな悲劇・不幸を引き起こしているということを、改めて認識しました。霊的無知の状態に陥っていること自体を知らないでいる多くの人たちが、一日も早く霊的真理と出会って安らぎが得られるようになればいいと思います。(40代・男性)
日常生活の中で霊主肉従と肉主霊従の間を揺れ動きながら、自分の無力さや挫折感を感じたり、さまざまな葛藤を感じています。それでも霊的真理を知った一人として、"地球浄化の大事業"という壮大な目標に向かって、今日言われていた"道具意識"を持てるように奮闘努力することが必要だと思いました。その努力をする上で、今日の中で一番心に残った「人類救済の全体図」をいつも心にとめて生活することが必要なんだと感じています。 (50代・女性)
スピリチュアリズムは霊界からの地上人類救済の大計画で、その運動は人類に霊的真理をもたらして救う、本当にありがたいことだと思います。人間はその道具になって、地上を地上天国に変えていくことができるということが、とても素晴らしいことだと思います。少しでもお役に立てるように、日々実践していこうと常に心がけていますが、少しブレそうになることもあります。その時はまた、心の中にスピリチュアリズムを中心(軸)にしてブレを直しながらやっていこうと思いました。(50代・女性)
スピリチュアリズムの壮大な目的・方法がわかりやすく再度確認でき、喝が入ったようです。自分自身何ができるか、日常生活にて自問自答してみようと思います。背後霊の存在も忘れずに。(60代・男性)
霊的真理を伝えることの難しさはいつも感じますが、何がその方にとっていちばん「人は霊である」ことを理解していただけるのか……あまりこだわらず直球で話すことを心掛けています。笑顔で話すことで少し助けられています。日常では、1日24時間思いにおいて利他であり得た日は一日もありません。思うことは自由ではありません。神の摂理の中での選択の自由です。何も実践できぬ毎日において、せめて思いだけでも正しくありたい、清くありたいと願いますが……これがまた、努力あるのみの人間の一生の問題・課題かもしれません。努力あるのみです。(60代・女性)
スピリチュアリズムによってもたらされた霊的真理を、それを知った私たちが「もっとも重要で優先させるべきもの」として認識し、実践し、霊界の道具として時期の来た人に届けること、そのためにシルバーバーチの言っていることを体系的に理解していくことの重要性を改めて感じました。また、「今度こそは」という思いで働きかけてくれている高級霊の皆さんの愛を感じ、霊的真理を時期の来た人に伝える道具として役に立ちたいと改めて強く願いました。(30代・女性)