シルバーバーチ読書会
2024.5/19
今回はスピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ]の3つ目、「地上世界観」について学習しました。私たちが住んでいる地上世界とは、いったいどのようなところか――。多くの人が、自分たちが日々暮らしている地上世界のことをわかっていると思っています。しかし、本当にわかっているのでしょうか。
「地上世界とはいったい何のためにあるのか?」
「地上世界はどのようにしてできているのか?」
「この先地上世界はどうなっていくのか?」
こうした問いに、ほとんどの人が明確に答えることができません。地上世界に生きているのだから、当然、地上世界のことはわかっている、というのは大きな錯覚です。地上世界の本質は、より高い視点――霊的観点から見なければわからないのです。
私たち人間は一体どのようにして存在するようになったのでしょうか。目に見えないような微生物から進化して、人間になったと考えている人も少なくありません。しかし、「私たち人間は、神によって創造された」――これが真実です。そして、神は人間の創造に先立ち、霊界と宇宙を造られました。私たち人間が生きる地上世界・地球は、その宇宙の中の一部です。
現代科学の発展によって、地球や宇宙の出発点がわかるようになってきました。この宇宙は、137億年前の超高温・超高密度の火の玉「ビッグバン」の急膨張により誕生したとされています。そして2兆個ともいわれる銀河が生まれ、その銀河の1つに46億年前、太陽ができました。太陽の惑星として地球(物質界)が誕生したのが45億年前です。38億年前に地球上初めて生命(単細胞のバクテリア)が誕生し、その後、地球上には何度も大きな変化が起こり、多くの生命体が誕生することになりました。そして、人間が誕生したのは今から50万年前のことです
こうした宇宙の成り立ちを見ると、「物質界→生命界→人間界」という順序でできていったことがわかります。
実は、こうした「物質界→生命界→人間界」という3つの異なる世界の成り立ちは、神の構想・計画のもとで実現しています。地上世界(地球)は、
① 45億年前 物質界
② 38億年前 生命界
③ 50万年前 人間界
という順序で神が造られたのです。まず、私たちが生活する“場”である「物質界」を整え、そこに“生命”を与えて「生命界」を造られました。そして最後に、神の霊の一部を分霊として、一人一人の人間を創造されたのです。つまり、神は、私たち人間が生きていくための世界をすべて整えてから、最後に人間を創造されたということです。
神は、人間が地上世界で、さまざまな体験を通して霊的成長できるように、あらゆるものを整えてくださいました。土も、水も、山も川も、空や風も、木々や草花、あらゆる植物・動物、全てが人間の幸せのためにあるといってもよいのです。地上世界のあらゆる存在者の頂点に人間は立っているということです。
だからこそ、人間は地上世界のあらゆるもの(植物・動物・自然環境)に対して責任を負う立場に立っているのです。人間が地上の植物・動物・自然環境あらゆるものに対して利他的な関係をつくっていれば、自然界・生物界と調和状態が保たれ、人間自身も健康で霊的成長が促されるようになるのです。神は、こうした摂理の支配によって地上世界の全ての調和状態を保ち、人間が幸福に生きていけるようにしてくださったのです。
人類の知性は進化し、宇宙の誕生の瞬間まで突き止めました。しかし、その根本原因である神の存在、神が人間を幸せにしたいと願ってすべてを創造されたという事実は、霊的観点に立たなければわかりません。
今、イエスの指揮のもと、霊界のより高い霊的視点から地上世界の事実が明らかにされるようになりました。それを真っ先に知ることのできた私たちスピリチュアリストは、一人でも多くの人にこうした事実を伝えていかなければなりません。
参考:
神の摂理(法則)による生物の創造と支配 ⇒
スピリチュアリズムと進化論 ⇒
地球とそこに存在する動植物と自然界は、人間を霊的成長させるために神が準備されたことには、神の深い愛を感じすにはいられません。それに対し人間は、利他愛を持って接していくことが進化の頂点にいる者の責任だと強く思いました。今までは経済と政治についてはスピリチュアリズムとは切り離して考えてましたし、自分自身も無頓着なこともあり、余り関係がないことだと思っていました。ですが、それも宗教と同じくその土台には、霊的無知と物質中心主義、利己主義が蔓延っており、歴史を見ても悲劇の元凶として深く関わっていたことが、今回の講義でハッキリとわかりました。経済と政治が複雑に絡んでいたことを知り、改めて真のスピリチュアリズムの奥深さに驚かされました。民主主義政治は人類にとって善だと思い込んでいましたが、学習していく中でその考えの浅はかさに恥ずかしくなり、反省いたしました。スピリチュアリズムを学んでいく道中で、大きな穴に足を取られた気持ちになりました。 経済と政治についての地上的知識を得ることの必要性を、新たに発見できたことに感謝いたします。(60代男性)
今回の地上世界観の講義は、全く新しい霊的視野と素晴らしい気づきを頂いた学びでした。それはヒマラヤ山脈の頂上から、遥かな地上世界を眺めた時に、さっと霧がはれ眼下に広がる壮大な絶景パノラマを見た衝撃と感動です。かって、人類が辿った営みの歴史、宗教・経済・政治・科学など、全ては霊的無知、物質中心主義、利己主義を根本におき、土台とするものでした。これを土台とする限り、あらゆる人類の労苦は徒労におわり、砂上の楼閣でした。このことが、人類のあらゆる悲劇と苦悩の元凶であったことが深く静かに、心に響いて参りました。この講義によって、思想体系Ⅱの学習が他の霊的真理と有機的に関連付けられ、頭の中が整理されて、新聞の読み方や、社会の見方さえ変わるような気がします。そして、今この暗黒の地上世界に、神より分霊と自由意思を与えられていることに、深い感動と共に、だからこそイエスの地上再臨が行われたと思いますと、全宇宙を支配される神の意思がひしひしと感じられて、鳥肌がたつような感動を覚えました。(70代男性)
今回の講義を承り感動の思いでいっぱいです。スケールの大きい内容にはとても驚きました。人類の歴史を経済、政治科学、医学、教育から見ても、人類の霊的無知の土台で展開してきたことを理解すると、世界情勢には、スピリチュアリストとして、振り回されないで生きていくことの大切さを知らされました。物事を常に霊的視野で見ることの重要さを再確認させていただきました。(70代女性)
人間は神から特別な存在として分霊を与えられると同時に、その中には永遠の霊的成長と、自由意志の摂理が組み込まれています。そして、人間は地上の生命体の進化の頂点に立ち、神は人間を中心に宇宙、地球を創造されたということを初めて知りました。こんなふうに神はすべてを造られたのかと、こんなにも人間は神に愛されているのかと驚きました。それなのに、人間だけが神の願いに背き、地上世界の秩序を乱しています。宗教、経済、政治ともに、物欲追及、利己主義の上に成り立っています。私も以前は何も知らず、世間にどっぷりつかって生きてきました。スピリチャリズムを知ってからも、それまでの慣習が抜けず判断を誤ってしまいました。今一度、これまでの考え方、生き方をきっぱりと捨てリセットしなおさなければなりません。今、ここで学習できることは、本当に幸せなことです。世の中を変えたければ、まず自分自身の生き方をすっぱりと変えなければいけないということを学びました。この地球の現状、自分の自由意志の正しい選択を再認識し、せっかく神が準備して下さったものを無視しないように、もう、これ以上失敗したくないです。そして、周りの人にも、すべてのものが幸せになれるようにという神の愛から、この世は、神の利他性の摂理によって支配されていること、人類が苦しみ続けなくても、皆が本当に幸せになれる道があるということを伝えていきたいです。(60代女性)
地上世界の本来あるべき姿とそうなれなかった現実の様相を神の意図、思いを通して教えていただきました。神の人間に対する期待と愛が溢れる地球の誕生であったと感じました。神は人間を本当に愛して下さり、地上を秩序と調和によって永遠に進化していく最初の出発点として与えて下さいました。しかし、人間は霊的無知に陥り物質中心主義と利己主義の蔓延る悲劇と不幸の世界にしてしまいました。この地上を変えるにはイエス様が降ろして下さった霊的真理で霊中心主義と利他主義に変えていくしか方法はないのだと心の底から思いました。根底を変えない限りどんなに努力しても人類は幸せにはなれないという言葉が胸に強く迫りました。イエス様の下、真理を広め、互いに成長出来る場として何としてもこの地上を変えていかなくては、と思いを新たにしました。ありがとうございました。(50代女性)
本日の読書会では、神は、なぜ摂理を通してビッグバンから長い年月をかけて宇宙(物質界)を創造し、そこに生命と、最後に「分霊」を与えた人類を創られたのか。「分霊」を与えた人類を創ることの意味と愛がどれだけ大きいものであるのかを、とても詳しく教えていただきました。物質界は、物理法則の支配を受け、生命界は生命法則の支配を受けており、その生命法則の一つに進化の法則があること、人間は進化的法則の頂点に立つことなど、とても明確に教えていただく事ができました。その物質界は、「分霊」を持った人間を産み出すための世界であり、その人間が沢山の事を学べるように計画された世界である事、沢山の法則と様々な霊格の人間がいる世界だからこそ学べる事など、神の愛と計画は、とてつもなく大きく深い愛である事がとても良く解りました。様々な神の愛の配慮により、分霊を持つ人間が成長できる様に摂理を創っていただいていることの愛の壮大さがひしひしと伝わってまいりました。(60代男性)
今回の「地上世界観」はまったく初めての内容で、とても新鮮な気持ちで受けさせていただきました。霊界人から見た地上世界の様子は、地上人にはまったく考えることのできない視点で語られていて、非常に画期的というか、革命的でもあります。打って変わって、後半の宗教史、経済史、政治史の部分は、大学で政治経済を専攻していたので、とても懐かしく感じました。ただ、以前学んだ時のような視点からではなく、まったく新しい角度からの講義に感動しました。そして、霊的真理が政治経済に適用でき、また科学、医学にも適用可能で、霊的同胞世界が実現した時の世界がどのようになるか、その姿をおぼろげながら見させていただきました。霊的同胞世界の実現には、まだ時間がかかりますが、イエスとその高級霊団とともに歩むその道のりにとても希望を持つことができました。(50代男性)
私たち人間は今いる地上世界のことよく知っていると思っています。現代の科学技術の発達や情報通信技術等の進化によって、この世のことについてさらに知ることができるようになったと誇っていますが、実際には地上世界の本質や意味を何一つ知らない哀れな状態にあるということを知りました。幸せになりたいという願望を叶えるためこれまで人間の営みが展開されてきましたが、霊的無知・物質中心主義・利己主義という土台の上で展開されてきたために、幸せになるどころか悲劇・不幸・苦しみが蔓延する暗黒の世界となってしまったということがよくわかりました。だからこそこの地上世界の悲劇を根本からなくすには、悲劇を一掃するには霊的真理しかない、それしか解決方法はないというその言葉の真意がよく伝わってきました。今すぐには変革が達成するわけではありませんが、同胞のために唯物主義の壁に風穴を開け、地上世界に霊的光が差し込むよう一道具としてお役を果たしたいと思いました。(20代男性)
今回の地上世界観の講義は“圧巻”という言葉では到底表現できない興奮と感動と感激の内容でした。地上世界は”仮の世界”ではあっても、私たちが現在生活している世界です。地上世界観についても、現在の地上がどのような状態であるのかを把握しておくために、物理、政治、経済、歴史の高校教科書レベルの理解は必要と考えます。これからこの地上世界、特に日本では物質面で様々なカタストロフィーを迎えることは間違いありません。現在の日本の状況を見た場合、ニューズレター20号の記事にあったような事態は、日本をスピリチュアリズム大国とするための前段階として近い将来必ず発生するはずです。また、以前のイエスのメッセージにあった台湾有事に伴う未曽有の国家的危機の勃発も念頭に置いておく必要があります。しかし、今後日本にどのような事態が生じたとしても、怯むことなく親である神に全てを委ね、イエスと億万の高級霊と一体となって、スピリチュアリストとして立ってゆきたいという決意を新たにできた今回の特別読書会でした。(60代男性)
広大な宇宙空間に存在する地球という美しい惑星。そこに住む愛おしい生き物たちと、豊かな自然。複雑に絡み合いながらも完璧な調和を保って働く、数え切れないほどの摂理 ── それらのすべてが、人間の霊的成長のために神が用意したものであることを知ったとき、「親としての神の存在」を強く感じました。我が子の幸せをひたすらに願う親の愛情が痛いほど伝わり、胸がいっぱいになりました。「地上世界観」を学んだことで、神と人間が霊的な親子関係にあるという実感を、初めて持てたような気がいたします。これまでは苦しみの多い地上人生を厭うことが多くありました。しかし、神の子供として地上に誕生したからこそ私は、真実の愛を知り、愛することを覚えることができたのです。この世に生まれたことを喜びをもって受け入れる日がくるなど、思ってもいませんでした。生きる目的が分からず常に抱えていた不安と不満は、スピリチュアリズムに出会ったことで溶解しました。今、迷いなく人生を歩めるようになり、とても幸せです。人生には希望があるということを、力強く伝えていきたいと思います。(40代女性)
神が宇宙、地球、物質界、生命界を造られたのは、人間を誕生させて霊的成長の道を歩ませるためだったということと、それ以前から神の中には人間を創造する計画があったということ、さらに、地上で基本的な霊的成長ができるように、美しいと感じられるものや、愛らしいもの(自然、動植物)すべてを、人間のために用意してくださったということを知った際は、衝撃を受けました。人間は神から分霊を与えられた特別な存在で、最高に愛されている存在だという実感が湧き上がり、深く感動しました。しかし、地上世界の中で頂点に立っている人間が、その下の存在者すべてに愛を与え、神の摂理に一致した生活をしていれば、地上も霊界と同じように光り輝く素晴らしい世界になっていたはずなのに、神から人間だけに与えられた自由意志を悪用して、摂理から外れた方向に突き進んだ結果、地上は悲劇が蔓延する暗黒の世界になってしまいました。人間の霊的成長度が地球全体の霊的進化を決定するということですが、こうした、地球全体が進歩できない状態は、本当に残念で悲しいことです。人間に与えられた責任の重さを痛感しました。間違った土台を、スピリチュアリズムに置き換え、しっかりと固めることができれば、明るい未来が待っているということを改めて実感し、希望が見えました。一刻も早く霊的同胞世界が実現するよう、私自身、地上での責務を果たすべく、人に真理を正しく伝えられるよう、神の兵士として全力で臨んで参ります! (40代女性)
今回、地上世界の未来像を初めて見せていただきました。それは本当に新鮮な驚きとともに、期待に胸が膨らむ思いが致しました。でもこれは霊的真理を知らない一般の人からすると、きっと卒倒せんばかりに驚く内容でしょう。それゆえにこれを語るには徹底して自分の内面と自分の言葉を磨いていかねばならないと思いました。それは未来像に限らず真理全般に言えることでもあり、時期の来た人に説得力をもって語ることが出来るよう、しっかり身を修めて語り部としての信頼性を構築していかなければならないと思っております。なすべき事、困難な事が山積みですが、己を奮い立たせて頑張ります。摂理違反を繰り返し、とうとう宇宙で二番目の問題児となってしまった地球。こんな無惨な地球にイエスが来てくださったことは本当に奇跡のように有難い出来事です。大変な大事業である地球の救済を引き受けてくださったイエスに対し、改めて尊敬の念を抱くとともに、深く感謝したいと思います。そして少しでも早く、イエスのお役に立てるようになりたいとの思いを新たに致しました。(40代女性)
講義では、本当にたくさんの感動をいただきました。神が物質界、生命界、人間界を創造された深い意図、霊界の視点から見て地上世界とはどのような意義があるのか、私たち人間の責任とは何かなど、地上の視点では得られなかった深い真理を学びました。このような講義を受けられたことに感謝の気持ちで一杯です。今回一番重要な学びは、人間は地上のすべての生命体や地球全体の調和や秩序、成長と幸福の責任を担う立場に立っているということです。人間は、霊界での永遠の生活に向けた準備のみならず、地球上の全ての存在の幸福のために、霊的成長をする責任があるということです。このような責任を与えられた人間としての幸福を感じるとともに、何としても神の愛を裏切ってはならない、人間同士はお互いに愛し合うもので、争うようなことがあってはならない、地上の悲劇の元凶である霊的無知から地上人を解放しなくてはならないと強く感じました。この素晴らしい真理を手にした恩恵に感謝し、地球上のすべての存在を幸せにするためにも、神の真理をまだ手にしていない人へ、真理を正しく伝えていきたいという気持ちで一杯になりました。神から地球人類の救済を託されたイエスの兵士として、霊界の道具として働く決意を新たにすることができました。(50代女性)
地上人は、長い歴史の中で、自らが幸福になりたいと望んで、政治や経済システムを苦労して築き上げてきましたが、霊的無知という土台の上に築かれたその社会システムは、正常に機能せず、地上人に霊的成長をもたらさず、反対に地球上に悲劇を蔓延させてしまっているということを学びました。地上人はなんて哀れなのか、なぜこんなにも長きにわたり摂理違反ばかりしてきたのだろうと不憫に思いました。 地上人は、地上が暗黒で悲劇が蔓延する世界であるという事実に真正面から向き合い、それを解決する答えは、スピリチュアリズムの中にしかないと早く気づいてほしいと思います。地上世界観の学びを通して、地上人がスピリチュアリズムの地上世界観を知って、自らが盲目で無知であることを理解して、霊的無知を克服するために霊的真理を学んで欲しいというイエスと霊界人の強い思いが伝わってきました。 イエスと霊界人の地上人類を救済したいとの願いをしっかりと受け止め、その道具、兵士として人生を捧げたいとの決意を新たにしました。そして、その決意を実行に移していくことができるように自分を戒めてまいります。(40代男性)
今回の講義で、明るく輝いている我々のメインとなる霊界だけでなく、暗く厳しい地上世界を神が創造された理由がよくわかりました。また、人類が誕生し、霊的進化の出発点となる地球が、人間の霊的成長の場所として神があらかじめ計画して物質界、生命界を創造したという壮大な事実を知って驚きました。そして、地上人類の遠い未来での経済活動及び政治活動がどうなるのかを知れたことがよかったです。これまで、スピリチュアリズムの普及により、スピリチュアリズムが唯一の宗教となることは理解していましたが、経済活動や政治活動がどのようになるかまでは具体的に想像できてなかったためです。神中心の共産主義や神権政治という具体的な目標が示されたことで、どのような方向に進むべきかがわかるようになりました。これまで学んだ講義の内容を繰り返し読み、講義内容をきいて、日々の霊的真理の実践を通して、一日も早く神の道具、イエスの兵士としてお使い頂けるよう頑張っていきたいと思います。(30代男性)