シルバーバーチ読書会
2014.6.14
今回は『シルバーバーチは語る』5章絶対的摂理の存在 ⇒について学びました。
*これまでの多くの宗教は、神と人間は直接的なつながりを持てると考えてきました。そのため、神に祈れば聞き届けてもらえるはずだ、必死で祈れば応えてくれるはずだと思ってきました。たとえば、自分の子どもが不治の病にかかってしまいどこの病院でも治療は無理だと言われたとき、なんとか救ってほしいと神に祈ります。「どうかこの子の命を助けてください。自分はどうなってもかまいませんから」と祈るかもしれません。しかしその必死な祈りにも関わらず何の変化も起こらないとき、「神はなぜこんなに必死に祈っているのに、自分の願いをかなえてくれないのか」「神はなんて残酷なのだ」「神なんて本当はいないのではないか」と思うのです。シルバーバーチが明らかにした「摂理の神」は、こうした神観が間違っていた、本当の神とはどんなものかを明らかにしました。「神は摂理を設けて宇宙・万物・人間すべてを支配する」というものです。冷たいまでの機械的な法則によってすべては支配されているからこそ、すべての人間に対して平等であると言えるのです。
(参考リンク)
スピリチュアリズム普及会 第1公式サイト『シルバーバーチの霊訓』の画期的な「神観」⇒
・P82/後ろから1~P83/1
※苦難の摂理 ― 苦難の体験が霊的成長に結びつくという法則で、「償いの法則 (カルマ清算の法則)」が中心となる
"苦しみ"という点では、「自己犠牲の法則」も苦難の摂理に含まれる
(参考リンク)
スピリチュアリズム普及会 ニューズレター28号 人間の霊的成長を支配する神の摂理(法則)⇒
今回は、神の摂理について考え直させられました。――神の摂理は生きとし生けるものすべてに公平であり、人間にとっては、霊的成長(幸福)につながる真理である。しかし神の摂理に一致した正しい行為がよい結果を生むとは理解していても、そのように生きられないところに難しさがある。それは自由意志を利己的に用いて、この世を都合よく生きたいとの願望が根柢にあり、摂理から離れた生活に陥っているからである。ところが、この方向では真の安らぎは得られない。人は神の摂理に一致した生活をおくり、調和できた時に平安が与えられ、幸福を味わうことができる。――テキストの各所からわかりやすくまとめてくださり、おかげですっきりしました。混沌とした日常生活の中で、大局的な視点から現在のあり方を整理しなおすことができました。(60代 男性)
5章「絶対的摂理の存在」を学びましたが、シルバーバーチが主眼に置いている"法則・摂理"は、地上人の霊的成長に関わる摂理が中心だと教えていただきました。この5章は、今まで何度も読んできましたが、なかなか頭の中で整理ができませんでした。しかし、今回、地上人の霊的成長が中心の霊訓だと改めて教えていただき、まず自分の中で大きな「枠組み」ができたように思いました。そしてその法則・摂理(神の摂理)はあらゆるところで働き、私たちにとって必要なものは霊的成長に関係する摂理です。因果の摂理、自由意志の摂理、霊優位の摂理、利他性の摂理、自己犠牲の摂理と5項目にも及ぶ内容が述べられていました。その一つ一つの具体的な内容とシルバーバーチが述べている箇所を確認ができ、今まで漠然としていたところに、大きな杭を打たれたような感じでアウトラインが理解できました。と同時に、スピリチュアリズムは「シルバーバーチが言っている」と普及していくものでは決してなく、「法則・摂理」の教義だと、当たり前ですが、改めて思いました。(30代 男性)
神の摂理は世間でいう常識あるいは価値観とは真逆である。だから往々にして決心が揺らぐことがある。我とは霊魂であり、神であるという摂理は、宇宙の法則として寸分狂わない真理であるという確信、信念がどうしても実践には必要となってくる。この神の摂理(霊的摂理)が盤石の土台となり、因果律を含む霊的真理への継続的な信任が不動のものになれば、心が揺らぐことはなくなる。ただし、霊優位、肉優位の潮の満ち引きに似た日常の数多くの体験、霊的摂理の検証が必要になってくると思います。(60代 男性)
スピリチュアリズムの人類救済方法とは、霊界通信を通して地上人に霊的真理を伝えることであり、なぜそのようなことをするかと言えば、霊的真理を知ることによって霊的な成長をさせるためである。そしてなぜ霊的成長させるかと言えば、それが唯一の幸福へのルートだからである。しかしそこへ至る道中には摂理があり、常に自由意志による選択がなされる。その結果起こってくるすべてのことは自己の責任なのである。その根底にあるものが厳しくも深い神の愛であるということに気付く時、どこからともなくわいてくる様な安心感を幸福というのかもしれないと思いました。(40代 女性)
現在の自分は過去の自分がつくり上げた、未来の自分は現在の自分の思いや言動がつくっている。――肉体を持って地上で生きているため、エゴや自分かわいさの思いを持ち、摂理に一致した判断をすることが難しいとつくづく思います。「地上の住人となるなかれ、地上を旅する者であれ」霊的存在であることを常に意識できればと思います。(40代 女性)
よく「~だから幸福」という言い方を聞きますが、最近そんな表現を耳にすると、「そうではないんだけど……」と思います。(霊的無知とはいえ)そうではなくて、自分が生きていること、地上に存在すること自体、魂の学校に入学を許可されたことになるのだから。人生のどんな時も、霊の成長に結びつけていくことができると思いました。(40代 男性)
絶対的摂理の存在・摂理に沿った生き方をすることが、私たちの幸せであるということ。摂理はいろいろあるが、まずは人間の「霊的成長に関係する摂理」が大切だということ。真理を知った私たちは、まず体現し、真の幸せを感じること。物的な、一時的なものを必要以上に求めてはいけないと思いました。「安らぎはただ一つ、大霊と一体になった者に訪れる安らぎです。」日常の生活の中で起こる肉的、物的なものに振り回されがちになることもありますが、霊的なものを優位にする努力によって、少しずつ神の摂理を通じての愛を感じられることがあります。目には見えませんが、絶対にあると確信できるこの霊的な世界、神の摂理を少しでも多く学び、知りたいと思いました。また、真理を知った私たちは、伝える道具として正しいものの見方・行動をとらねばいけないという責任感を強く感じるようになりました。(30代 女性)
今日は初めて参加させていただきました。シルバーバーチの言われる摂理に沿った生き方をしてゆくことは、毎日毎日一瞬一瞬を常に自分ではなく、相対する人を中心に考えてゆかなくてはいけないなと思いました。自由意志とは、自由であるがゆえにそれを行う時は、大変責任も重いように感じます。まだまだ未熟で、心の中で葛藤ばかりですが、今までの苦労もすべて自分自身の行いの結果やその苦労をすることで感じる痛みをわかるために自分自身が選んできたものなのだと、改めて確信いたしました。(40代 女性)
シルバーバーチの霊訓に出会った当初は、シルバーバーチが語る「神とは摂理・法則です」という言葉を言葉通りに受け取っていたため、真の意味が理解できませんでしたが、学びを深め、実践する中で少しずつ理解できるようになってきました。その摂理の中でも霊的成長に関するものに的を絞って訓えてくれているのが「シルバーバーチの霊訓」であると学び、やっぱりシルバーバーチの霊訓が現在の地上人にとって最高のものだと改めて実感することができました。霊訓を読むだけではなかなか摂理に関することだけでなく、霊的真理に関する全体像を読み取ることは難しいので、今回の学びで摂理のアウトラインを学ぶことができ、気付かされることが多くありました。全ては神の愛によって経綸されていること、私たち子どもに対しての信頼から自由意志を与えてくださったことを考えると、何も心配はないし、その信頼に応えたいと改めて感じました。もっともっと学びを深め、実践していきたいと思います。(30代 女性)
神の摂理、特に「人間の霊的成長に関する摂理」を中心に、改めて学び直しました。この世に生まれてきたのは、利他愛を実践して霊的成長を達成するためとわかっていながら、利己的な思いもさまざまに沸き起こってきて、道から外れてしまわないように悪戦苦闘しています。(50代 男性)
人類同胞(私はあなた、あなたは私)P91 「霊性が発達するのは、日常生活で生じる問題をいかに解いていくか、その努力している時です。 人の役に立つことを念頭に行動しようと思います。難あり、ありがたしです。(70代 男性)
神の摂理の根底に愛があります。すべて人間の行為に対し、動機が問われると思います。そのためにも霊主肉従の努力、清らかな心が1分1秒でも多く持てるように毎日の生活の中で努力する……すべて自己責任です。いつもできていない自分が目につきますが、前進あるのみです。(60代 女性)
「霊的成長に関する摂理」の中の因果の摂理(原因と結果の法則)は例外なく機械的に運用されるので、身に覚えのない結果でも自分が原因を作ったのだと思い、受け入れて味わわなければ解決しないということがわかったのは、本当に大切なことだと思いました。そうでなければ、また同じように悪い結果が積み重なって、どんどんと不幸になり、地球全体にも悪い影響を与えることになります。スピリチュアリズムを知った喜びとともに責任を感じますが、自由意志をよい方に使えるように日々努力したいと思います。(60代 女性)
シルバーバーチ読書会は、あまり参加したことがなかったのですが、今回参加することができ、他の参加者の方とともに勉強することができ、本当に有意義な時間を過ごせました。本日は「絶対的摂理の存在」ということで、たいへん体系的にまとめられた資料のもと、非常にわかりやすく理解することができました。(40代 男性)
摂理について整理して理解できていなかったので、今日の学習で一つ一つを整理でき、ありがたかったです。霊的成長に関する摂理は5つ学びましたが、その中で自由意志をどうやって摂理に合わせるか、また自分の選択した自由意志が摂理にあっているか迷うことがあります。利他性の摂理での最近の課題は、本当に相手のことを心から思うということです。いろいろな葛藤がありますが、心から相手の人のことを思えるよう成長したいと思いました。また摂理違反にならないように、もっと学びを深めたいと思いました。(40代 女性)