シルバーバーチ読書会
2016.10.8/9
今月も先月に引き続き、スピリチュアリズムの中の中心的な要素「スピリチュアリズムの思想――霊的真理の内容」について学びました。先月学習した内容をもう一度復習し、重要なポイントについてシルバーバーチの言葉で確認していきました。各ポイントのシルバーバーチの言葉は、参加者の皆さんがシルバーバーチの霊訓の中から探してきたものです。スピリチュアリズムの思想の重要なポイントを確認した後で、シルバーバーチの言葉を読むと、これまで以上にシルバーバーチの言わんとしたところが分かってくるようです。シルバーバーチをはじめとする高級霊が準備に準備を重ねて地上にもたらしてくれた霊的真理をより深く理解することは、スピリチュアリズムに携わる霊たちにとっても、とてもうれしいことです。そして、その真理をこれからの人生に生かしていくことで、さらに霊界の人たちを喜ばせることができます。霊界人との絆がまた少し深まったように感じる読書会でした。
今月は、参加者の皆さんが調べてきてくれたシルバーバーチの言葉をご紹介します。
・あなた方は永遠の存在であることを自覚してください。生命の旅路においてほんの短い一時期を地上ですごしている巡礼者に過ぎません。(潮文社(1)6章 P121/9~10)
・死は地上生活の労苦に対して与えられる報酬であり、自由であり、解放です。いわば第二の誕生です。(潮文社(1)8章 P150/4~5)
・地上の人間は皆いつかは死なねばなりません。摂理によって、永遠に地上に生き続けることはできないことになっているのです。……かくして過渡的現象が終了すると、魂はまた永遠の巡礼の旅の次の段階へと進んでいくことになります。(潮文社(8)3章 P73/1~5)
・〝死んだ人〟たちはあなたのもとから去ってしまうのではありません。死と言う名のドアを通りぬけて新しい生活へ入っていくだけです。その人たちにとっては死は大きな解放です。(潮文社(4)2章 P44/9~12)
・───人間はなぜ霊と精神と肉体と言う構成になっているのでしょうか。
「それは地球という特殊な体験を提供してくれる世界で精神的に霊的に成長するには、そういう表現手段が必要だからです。精神は、霊すなわち本当のあなたが、脳という物質器官を通して自我を表現するための媒体です。脳は、地上界の物的現象を認知する五感を具えた物的組織の中枢です。
(最後の啓示 6章 P147/4~8)
・人間は三位一体の存在です。一つは今のべた霊(スピリット)、これが第一原理です。存在の基盤であり、種子であり、すべてがそこから出ます。次に、その霊が精神(マインド)を通じて自我を表現します。これが意識的生活の中心となって、肉体(ボディ)を支配します。この三者が融合し、互いに影響しあい、どれ一つ欠けても、あなたの地上での存在は無くなります。(到来 P162/12~P163/2) ⇒
・魂、霊、それがあなたの永遠の所有物です。それがあなたの本来の実像であり、肉体を脱ぎ捨てたあとに残るのはそれだけです。(潮文社(2)2章 P53/7~8)
・肉体は精神の表現器官であり、精神は霊の表現器官です。肉体は霊が到達した発達の段階を表現しております。(潮文社(6)2章 P19/11~12)
・人間は霊的存在である以上、宇宙の大霊すなわち神の属性を潜在的に所有しております。あなた方一人ひとりが神であり、神はあなた方一人ひとりなのです。 (潮文社(1)9章 P156/13~14)
・自分が神の一部であること、ミニチュアの形ながら神の属性の全てを内蔵している事実を忘れないようにすることです。(潮文社(6)10章 P176/5~6)
・私たちは、地上の人間であろうとこちらの世界の者であろうと、みんな大霊の子です。子供なのです。(最後の啓示 3章 P87/3~4)
・あなたは神、わたしのいう大霊であり、大霊はあなたです。発達程度の違いがあるだけです。大霊が所有しているものはすべて、本性(エッセンス)の形であなたにも宿されています。(到来 P50/12~14) ⇒
・人間は本質的に二重の要素をそなえているのです。動物時代の本能の名残りと神の分霊とがあって、それがあなたの存在の中で常に葛藤しており、そして、そのいずれかを選ぶ自由意志を持つあなたがいるわけです。(道しるべ P46/4~7) ⇒
・あなた方の物質界においては自我のすべてを意識することはできません。なぜならば───あなた方に分かりやすい言い方をすれば───自我を表現しようとしている肉体(脳)よりも本来の自我の方がはるかに大きいからです。小は大を兼ねることができません。弱小なるものは強大なるものを収容することができないのが道理です。人間は地上生活を通じて、より大きな自我のホンの一部しか表現しません。大きい自我は死んでこちらへ来てから自覚するようになります。 (潮文社(4)5章 P154/4~9)
・その時はその大きな意識で自覚しておられたのです。それが肉体に宿り脳を通して意識するようになって曇らされているのです。脳の意識では潜在意識の深奥は探れないからです。(潮文社(10)7章 P121/6~8)
・物質界では(脳を中枢とする)小さな意識しか持てないため、より大きな霊的意識の中で生じたことを想いだすのは困難です。(教え(上) P204/10~11)
今日は人間観について学ぶことができ、とても心が整理されました。あまり物事を分析することがなかったのですが、何よりも人間とはなんであるか、どのような仕組みになっているかという内容を知り、死後の世界をしっかりと理解することによって、日々の生活の心と意識を高めることの大切さを感じました。今回の講義の内容を通して、大霊の摂理にそった歩みの重要さを再確認させていただきました。スピリチュアリズムの正道を学ぶことができ、恵まれた自分自身であること、心から感謝しております。(60代女性)
私の心の中ではいつも良い心と悪い心が戦っています。スピリチュアリズムを知ったおかげで、その戦いは、「霊の心」と「肉体の心」の戦いだということが分かり、本当に感謝しています。一生葛藤が続きますが、霊的成長のためのありがたい葛藤だと思い、より利他的な選択ができるようがんばりたいと思います。(40代女性)
自分とはいったい何者なのか?全てを自覚し理解できたわけではありませんが、学習を重ねていくにつれ、霊的な本性を意識する訓練になっているように思います。「自覚意識」の霊主肉従の努力の中で、未熟ながら敢えて厳しくより利他性の高い方を選択する時、顕在意識がともなわなくて……そのギャップにかえって自らの未熟さを痛感しております。落差の激しいスパイラルの途上の日々、読書会の学習で軌道修正していただいて、ありがとうございます。(50代女性)
人間には霊的成長が重要なのですが、やはり感じるのは、肉体をもっていて利他愛の実践が必要ということがよく分かります。それを人に話すには、いかに多く実践するかです。実践があるから人に話せるのであり、私はできる限り利他愛の実践をしてゆきたいのです。そしてそれを霊的真理に照らし合わせて人様にお話しできる自分になることを願っております。人に話すことは、実践した分しかできないと思っております。(80代男性)
日頃から霊の心と肉の心の混じった意識の中で、家庭や職場において、どちらが想いとして多いか考えて、反省したりもしています。思わず批判の言葉を口に出して汚く叫んでしまったり、想いを実際に口に出したりした場合、最も反省すべきだと思っています。とっさに出てしまう言葉に注意しなければいけないと思って気を付けるようにしています。(70代男性)
人間観、身体観、死生観をスピリチュアリズムの観点から体系的に学ぶことによって、より深く霊主肉従の大切さを知ることができました。利他的な実践を通して霊的成長することが魂の成長につながることが分かりました。(40代男性)
霊的真理を素直に受け止められたら、私たちのすべきことはすごくシンプルです。"自分のことは忘れ、真に奉仕の精神に燃えて"利他愛を実践する。自分のおかれた場所で日夜精進したいと思います。また、真理を普及することの重要性を改めて感じました。もっと深く理解するための努力に邁進したいと思います。(40代男性)
今回一番印象に残ったのはやはり、人間は神の分霊を授かった永遠に霊的成長をする存在であること、そして誰もが神の分霊を授かっている以上は、全ての人類の中に神が存在し、一人ひとりの中に神を見るということです。こうした真理が分からない限り、現在地上に蔓延しているさまざまな悲劇はなくならないことも改めて強く認識することができました。宗教の名のもとに行われている残虐行為や利己的行為などは、こうした真理が理解されたならば、とてもできることではないことも改めて実感しました。学習すればするほど、真理を理解すればするほど、霊的真理の普及の必要性をより一層感じるようになります。他の地上人に先駆けてこうした素晴らしい霊的真理を授かったことに改めて感謝すると同時に、私も霊界の高級霊の方々の道具として地上人生のすべてを捧げて、霊的真理の普及のために尽くしたいと改めて決意を新たにすることができました。(30代女性)
今日も私たち地上人にとって、とても必要な霊的知識を学習させていただきました。このような重大で、誰もが知っていなければいけない霊的知識を、この70億以上の地上人の中で、学べることに感謝しています。先に知ったものとして、次の人へ伝えていくために、今回も大変わかりやすく教えていただいたことを、少しでも自分のものとして理解を深めたいと思います。人間とは(私とは、あなたとは)何か、神との関係、し、死後の世界が理解できるとは、本当にこの地上人生が一変し、毎日の生活が可能性を秘めたものだと思いました。また地上にはさまざまな悲劇があります。新聞やテレビだけでは知り得ない世界の悲劇もありますが、マスメディアを通じて少しでも同じ神の子である同胞に事情をいつも知っておくことは、とても大切なことと思います。私たちがそういった状況を何とかしたいと思う以上に霊界人たちは本当に身(霊?)を削る思いで見ていると思うと、私たち地上人が霊界人と協力して普及に努めたいと思いました。(30代女性)
全ての地上人が神の子、神の分霊でありながら、殺人や戦争等、多くの利己的行為が毎日絶えないのが現実です。このような霊性の低い世界で、物質中心主義で本能的意識の中で人生を歩んでいるのが一般的です。しかし、スピリチュアリズムの思想体系を通して、よき実践を積み重ねながら霊的成長が地上人生のみならず霊界においてもさらに成長し続けられることを確認できました。このように摂理を整え、準備してくださった神様に感謝してまた一歩頑張りたいと思います。(40代女性)
スピリチュアリズムの人間観について深く学びました。人間とは何か、心とは何か、をここまではっきりと、しかもわかりやすく示されたものは他にありません。永遠の存在、霊的存在である人間らしく、霊的成長のため、利他愛実践のため、霊を優位にしていくことを日々心がけたいと思いました。(50代男性)
スピリチュアリズムの3つの思想体系の時間軸、水平軸、霊的成長と実践軸を丁寧に解説していただき、人間についての考察が一層深まりました。地上生活は人間にとって霊と魂を育てるために、肉体という身体を持ち、さまざまな困難を乗り越えていくための道場で、そこで体験を積むように設定されているんだなと思いました。死後も永遠に続く霊的成長のためにも、この地上生活は第一ステージとして大切に生活して、少しでも役に立てる人間になっていきたいと思います。(60代女性)
多くの地上人が心と思っているものの中に霊の心と肉の心の2つがあります。真理を知った者にはその2つの違いが分かり、2つの心の葛藤(霊主肉従の闘いの深い意味が分かります。自分の戦うものの正体がわかるということは大切だと思います。その闘いによって霊的成長していくということは、心(顕在意識)に霊的意識の部分が増えるということになるのでしょう。(50代女性)
私たち人間が今後辿っていく歩みの一番最初、人間観(人間とは何か)を学びました。肉体があるために本来の霊的意識をなかなか出すことができませんが、日頃から霊主肉従を心がけて少しでも本来の霊的意識を出して人のお役に立ちたいと思いました。私たちは無限の可能性があるのであきらめずに努力していきたいです。(40代男性)
霊主肉従が精神レベルでの葛藤、特に日常の中で肉欲の発生と抑制に意識が向いてしまいがちです。しかし、人間の本性が霊である事実を霊訓の中で何度も教示していただいています。その認識と顕在を純粋に自体自覚させていくことに本当の霊主の意味を感じました。(40代男性)