学習のポイントと感想

シルバーバーチ読書会

2013.10.19

1章 シルバーチの使命

『シルバーバーチは語る』1章 シルバーバーチの使命 ⇒

●高級霊から与えられた使命(P22/3~5、P24/2~9) 参考:2章P30/6~8

  • スピリチュアリズムの人類救済計画への参加の要請
  • 地上圏に降りて霊媒を見つけ、協力者を集め、霊的メッセージを地上に届ける使命
    (物理的心霊現象か霊界通信かの選択:P24/10~後ろから1)

*シルバーバーチの霊界通信の始まりは、高級霊界からのスピリチュアリズム計画への参加の要請からでした。戦争や飢餓、貧困など、多くの悲劇と不幸の中から抜け出せない地上人を救うためにたてられた、イエスを中心とした全霊界を挙げての大計画、それがスピリチュアリズムでした。そのスピリチュアリズム計画を実行するために大役を果たしてほしいという使命だったのです。こうした使命を受けた高級霊は、シルバーバーチのほかにも大勢いました。しかしそうした霊たちの中でもシルバーバーチは中心的な役割を演じた重要な存在であったということは明らかです。

(参考リンク)"シルバーバーチ霊"とは……「通信霊」シルバーバーチについて ⇒

●具体的な準備に取り掛かる(P22/6~P23/後ろから6)
  • 霊媒を見つけ、養成する
  • 霊界通信の準備を整える
●霊界通信の開始(P23/後ろから5~P24/1)

参考:P13/後ろから3~P14/後ろから4、P16/後ろから2~P17/4
P18/8~12(ハンネン・スワッファー序文)

*シルバーバーチの霊界通信は、通信霊であるシルバーバーチ、霊媒であるモーリス・バーバネル、交霊会を主宰したハンネン・スワッファーそれに交霊会のメンバーといった役者がそろって初めて成立しました。(実際は霊界側の霊媒であるレッドインディアンの霊も必要でした。) そのためにシルバーバーチは、長い時間をかけて準備をしてきました。人類を救うために確実に霊的真理を地上に根付かせるために、慎重に準備をしてきたことが、この1章とハンネン・スワッファーの序文からよくわかります。そして実際には、その背後には数えきれないほどの霊たちが協力体制を組んで働きかけてきたということもうかがえます。シルバーバーチの英語の熟達、文章の素晴らしさなどからそうした背後の状況が少し見えてきます。

●「シルバーバーチの霊訓」の成果(P26/5~P27/後ろから4)
  • 物質界に光明が差し込むようになり、より多くの幸福が生まれる
  • 「死についての無知」がわずかに克服
  • 多くの魂を鼓舞し、高度な自我を自覚させる
  • 過去の多くの間違いを駆逐
  • 間違った宗教のドグマから人々を解放
  • イエスに関する正しい認識が広がる(メシア・救世主 → 偉大な人間の見本)
  • まだまだ多くのなすべきことがある(戦争・飢餓・迷信・病気などの根絶)
●シルバーバーチの人間性…高級霊の人格(P27/後ろから3~P28/10)参考:P17/5~9
  • 霊団のマウスピース(代弁者)に過ぎない、霊団のメッセージを伝えるだけ
  • 個人の栄誉・褒章を一切求めない、自己宣伝をしない
  • 道具であることに喜び(道具意識に立った謙虚さ)
  • ただ役に立てばいい(真の人類愛)

*こうしたシルバーバーチをはじめとする高級霊の謙虚さ、奉仕精神、純粋な利他愛は、私たち地上人が目標とする人格です。特に霊的真理を知った者としては、人に真理を伝えるとき、シルバーバーチの姿勢を見習って臨んでいきたいと思います

参加者の感想

いつの日か真理を伝えることができる時が来たら、「慈しみの心を忘れず、怒りをもって諌めることはしない」ということを心に持って、私自身の霊力の力量の範囲で受け取ったものを忠実に伝達できるよう今、努力していこうと思いました。守護霊は、肉体を持つ私以上に苦しみを感じていると聞き、改めてともに苦しんでくれる守護霊の存在のありがたさを思いました。

シルバーバーチと同じ決意をもって霊訓を伝えていきたい…と改めて感じました。肉体を持っている私たちは、霊的な部分が非常に鈍感になっていることをしっかり理解して、少しでも霊界の方々に意識を向け、近づく努力が必要だと強く感じました。そのために霊訓の体系的理解を進めていきたいと思います。

今日の学びを通して、自分ひとりを慰めるために霊言がおろされたのではないことがよくわかりました。霊的真理は、自分が感動するだけに留めておいていいものではなく、人類救済活動という大目的のために霊界の人々がおろしてくださったのだということを自覚し、その恩恵にあずかった責任と義務を果たしていきたいと思いました。

長くシルバーバーチの本を読んでいましたが、今日初めて読書会に参加して本当によかったです。自分が生まれてきた意味とか人のために何をどうすればよいかとか、いつも思っていましたが、人のためになることはこの現世だけでなくあの世に戻ってからもできると聞いて、焦らず頑張っていこうと思いました。

自分は、頭ではある程度理解しているつもりですが、霊的にはどこかひねくれて醒めたところがあり、今後どのような道を進めていけばよいのかが理解できずに悩んでいます。時期を飛び越えているのではないかと…。

シルバーバーチ自身が「われわれ霊団」と表現する場合、さまざまな専門家の霊が背後に控えていることを改めて学ぶことができました。それは『シルバーバーチは語る』で述べている以上に細かい分野に至る専門家(英語などの語学の専門家、文章の専門家など)が集結した霊団が控えているということです。それが「シルバーバーチ霊団」であったことは言うまでもない事実だと思いますが、シルバーバーチは常に「私は霊団のマウスピースに過ぎない」と言っています。シルバーバーチ霊団を組織してその霊団を率いていた霊団長がシルバーバーチ本人であるのに、どこまでも"マウスピース"に過ぎないと強調しています。その謙虚なる心・気持ちというものは、とてもとても自分なんかでは計り知れないと改めて学んだように思いました。

スピリチュアリズムは霊界主導の地上人類救済活動を指しますが、ではスピリチュアリズムを普及させるために何ができるかというと、たった一人の魂を勇気づけ、生きがいを覚えさせることでよいそうです。私は社会的地位もお金も何もありません。しかし、真理を普及させる道具となると決めてから3人の方に真理をお伝えすることになりました。これからもひたすら真理普及に邁進していきます。

「シルバーバーチの霊訓」が与えられるまでには、本当に詳細な準備が必要だったことが前回からの2回でまた確認できました。成果は1930年代だということですが、現在でもあまり進歩していないような気がしますが…永遠という時間の中では、それも当たり前のことでしょうか。

スピリチュアリズムの目的のためにシルバーバーチは高級霊界から使命を受けて活動されたことがよく理解できました。シルバーバーチに出会ったことは人生において本当にラッキーなことだと思います。これからも少しずつではありますが、利他の行為をすることと、自己管理をすることを心の中心において、毎日を過ごしたいと思いました。

スピリチュアリズムを地上に根付かせるためにかくも用意周到であったかと、改めてシルバーバーチの偉大さ、謙虚さに感動しました。自分に何ができるか考えていきたいと思います。

第1章の最初から学ぶことの大切さを改めて考えさせられました。また、大変よくわかり、再認識できました。今まで自分はあまりに大まかにお伝えしていたのではと反省です。何もできない日常に焦りも感じていたのですが、伝えられる人へ確かに確実に伝えられるよう、日常の生活を今一度振り返り再出発です。何度も何度も再出発です。

「人生の嵐の中にあるたった一個の魂の一服の憩いとなり、疑念の嵐をくぐり抜けてきたあとの確信の港となれば、あるいは又、こうした一見なんでもなさそうな素朴な霊的真理の聖域の中に幸せを見出し、生き甲斐を覚えさせてあげることになれば…」は、まさに私自身が日常生活の中でシルバーバーチの言葉を通して日々導きを感じている心境そのものです。日々霊界からの働きかけを感じています。

主催者から一言

今回は初めて参加された方が2名いらっしゃいました。ご自身が本当に霊的真理を受け入れる時期に来ているのかということに確信が持てないということを述べていらっしゃいました。でも、心配はいりません。真理の学びはこれからですし、何度でも真理を理解する、あるいは実践するチャンスは必ず訪れますから……。シルバーバーチの言うことは確かに真実だと思うが、それ以上にどう考えていけばいいのか、どう実践していけばいいのかというところで戸惑っている方はずいぶんいらっしゃいます。また、真実とは思うけれどここはどうも納得がいかないと悩んでいる方もいらっしゃいます。さらには、シルバーバーチに出会って感動し、これだという思いで一時舞い上がっても、次第に熱が冷めて霊的真理の学習や実践から遠ざかってしまう方もいます。霊的真理の学びはじっくりと時間をかけて、本人の納得いくことを一つ一つ確認し、できることから実践に移していくという地道な歩みにほかなりません。簡単に感動して、簡単に冷めてしまうよりも、なかなか納得できなくても長い時間をかけて真理に真摯に取り組んでいこうという姿勢さえあれば、いずれ大きな転機が来るはずです。霊界の導きは常に皆さんのすぐそばにあるのですから。


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