ピックアップ

「シルバーバーチ読書会」

2013.12.15

■ 2013年最後のシルバーバーチ

今回は、参加者の皆さんに、「自分の好きなシルバーバーチの言葉」「励みとしているシルバーバーチの言葉」、ご自身の霊的な体験等を語っていただきました。

皆さんがシルバーバーチの言葉に出会うきっかけはいろいろです。身内の方や友人が亡くなり悲しみに暮れているとき、身近な人間関係で大きな試練を味わうことになったとき、自分や身近な人が病気になって苦しんでいるとき……私たちが悲しいできごとや辛いできごとに出会ったとき、シルバーバーチの言葉は大きな励ましと慰めと勇気を与えてくれます。シルバーバーチの言葉は真実であるからこそ、人の心に響きます。そうしたことを自らの人生の中で体験したというお話を、多くの方がしてくださいました。そんなお話の中で、印象的だった言葉をいくつかピックアップします。

・相手から愛が返ってこなくても愛を与える

……相手が障害を持った人であったり、物心つく前の子供であったり、認知症を患っている高齢者であったりすると、一方的に与えるだけの関係のようになります。しかし、与えられた愛はその人の潜在意識に必ず刷り込まれているはずですし、その一部始終は霊界からはすべてお見通しです。与えた愛が無駄になることは決してありません。たとえそれが自分に返ってこなくても、相手がその愛を受けて成長していくきっかけになるならば、こんなにうれしいことはありません。

・神と神の摂理についてもっと知りたい

……私たち人間は神の分霊としてこの地上に誕生してきました。私たち人間が霊的存在である所以です。そのため人間は自然に、神のことをもっと知りたい、神にもっと近づきたい……と思うようになるのです。肉体に覆われ物質的なものにしか反応しなくなっている地上人であっても、いずれ神の方を向くようになります。今は神のことを知ろうともしない人であっても、その奥に眠っている霊的本性は神の方を向いていくのです。

・年齢を重ねて"死"が身近なものになっても、動揺しない

……歳をとり、病気がちになり、同年代の人が一人また一人と霊界入りしていくと、"死"が自分のものとして迫ってくるようになります。一般の人であれば、死が近づいてきたことに不安と恐怖を覚えるところですが、霊的真理を手にしているものにとっては、死は怖いものではありません。たとえ不治の病で死期が間近に迫ってきたとしても、動揺することはありません。参加者のおひとりは、友人のお葬式で弔辞に霊的真理を盛り込んで読むつもりだとおっしゃっていました。亡くなったご友人も今なら真理に耳を貸すかもしれないということですね。

ほかにも心に残る話をたくさんしていただきました。こうして皆さんの体験を聞くことができるのは、大きな霊的刺激となります。

最後に、奥様に先立たれ、シルバーバーチの言葉で慰められ、励まされ、押し出されたということを語ってくださった方の内容を紹介します。 (※掲載については、ご本人の承諾済みです)

「妻との20数年はとても楽しく、充実していました。

いろいろな苦労もありましたが、二人で笑いながら乗り越えてきました。

そのことは妻にとても感謝しています。

妻が他界して、過去のことをいろいろ思いだす事がたくさんありました。

そして、これから先に二人でしようと思っていたことができなくなったことがとても、悲しく思っていました。

今回の読者会であらためて気がついたのは、妻を思う時、過去のことや地上界でできなくなった未来のことばかり考えていました。

そうか、過去のことや地上界の未来のことを考えずに今のことを考えればいいんだと、当たり前のことながら深くそう思いました。

今、妻は霊界で幸せになって、いろいろ勉強しているはずです。

その霊界にいる妻と地上界の私で協力して、霊的真理を必要な方にお伝えすることで、世のためひとのために尽していけばいいんだなあと感じました。

①今私を導いてくださっている守護霊

②霊的に目覚めた地上界にいる私

③霊界にいて霊的真理を学んでいる妻

この三つの霊的存在が協力して、大霊の道具となって、世のためひとのために尽して行きます。

現在、地上界にいるのは私だけなので、守護霊の導きを感じ、今勉強している妻の協力を得て、私が実際の行動をしていこうと思います。

妻は、地上界にいる時よく言っていました。

「あなたがお金持ちになったら、よく研究してお役に立てるところに寄付しようね。今はうちが苦しいので許してもらおう」

そんな妻ですから、霊界にいる妻はたくさん勉強して協力してくれるはずです。

妻が地上界にいる時の夢は果たせなくなりましたが、霊界にいる妻と地上界にいる私で同じ夢を持って協力していくことができると思うととても楽しくなりました。

これからは過去の妻を思い出すのではなく、二人で世の為、人の為に尽すという事を話し合っていきたいと思います。


TOP↑