学習のポイントと感想

「シルバーバーチ読書会」

2019.7.13 / 14 

学習内容 ―― スピリチュアリズムの思想体系2「霊的世界観」〈4〉地上人との関係

今月は、スピリチュアリズムの霊的世界観の3つ目のアプローチ「霊界と地上人との関係」について学習しました。今この時も、私たち地上人は霊界と密接な関係にあります。大半の地上人は意識することのない霊界からの働きかけについて詳しく見ていきました。

● 霊界サイドからの大々的な働きかけ――スピリチュアリズム運動の展開

霊界から地上への働きかけの中でも、一番大きなものが「スピリチュアリズム運動」です。戦争・貧困・飢餓・環境破壊・動物虐待などの悲劇に覆われた地上で苦しむ地上人を、何とか救いたいと願い、霊界の霊たちが総力を挙げて働きかけてくれている運動――それがスピリチュアリズム運動です。

具体的にスピリチュアリズムの地上展開が始まったのは、19世紀半ばの欧米での心霊現象と心霊研究からでした。こうした現象レベルの動きから始まったのも、霊界での綿密な計画によるものでした。数々の心霊現象を引き起こし、当時の一流の科学者に検証させることによって「霊魂説」を証明していったのです。「死後の世界・霊界がある」「霊がいる」「霊とコミュニケーションが可能である」ということを証明し、その後に霊界から霊界通信を送ることが可能となりました。

交霊会で行われる霊界通信によって、地上人を真に救うために「霊的真理」が地上にもたらされるようになりました。シルバーバーチたち高級霊によってもたらされた霊的真理を地上人一人一人が受け入れ、実践することで霊的成長が可能となります。地上人にとっての真の救いとは、こうした霊的成長のことです。一人一人が霊的真理を手にすることによって「個人としての救い」が成就していきます。それが地球上全体に拡大していくことで「全人類の救い」が可能となります。こうして、これまでの地上のどの宗教もなしえなかった「全人類の救い」が可能となるのです。(それには1000年以上の時が必要となりますが……)地球上で、初めてで最大の宗教革命の展開がなされるのです。

この現在も進行中のスピリチュアリズム運動の総指揮をとっているのは、あのイエスです。イエスを中心とする高級霊が計画を立て、霊界総動員体制で地上に働きかけているのです。そしてその進捗状況を年2回の大審議会で確認し、計画を次の段階へと進めていっているのです。シルバーバーチもそうしたメンバーの一員です。

そして、こうしたスピリチュアリズム運動に携わる霊たちにとっては、地上で霊界の霊たちと同じ立場に立ち、同じ思いで真理普及のために働いてくれる人間の存在が必要です。霊的真理を手にし、高級霊の思いを理解して、霊界の道具・足場となって働こうという地上人ほど霊界の人々にとって嬉しい存在はいないのです。霊的真理を手にして、真理に沿った人生を送ろう、霊的真理を普及していこう、霊界の道具として働こう、と思うスピリチュアリストほど、霊界人にとって身近で頼りになる存在はいないのです。

● 霊界からのよい働きかけ〈守護霊〉

私たち地上人は、よく「自分は一人ぼっちだ」「孤独で寂しい」と言います。自分を理解してくれる存在など、周りにも誰もいないと思うのです。しかし、実は「一人ぼっち」の人間などこの世には一人もいません。どんな人にも生まれる前から片時も離れることなく、見守り導き愛してくれる存在がいます。それが「守護霊」です。

守護霊は、私たちの性格も前世の内容もカルマも、さらには今回の地上での人生行路も何もかもすべて知っています。そのうえで、私たちがカルマの解消をするために必要な苦しみや、霊的成長するために必要な体験を用意してくれるのです。そして私たちの祈りや願いに耳を傾け、摂理の範囲内で可能な限りの援助をしてくれます。

守護霊は、地上人の霊的成長を何より願って働きかけてくれます。そしてそれだけでなく、私たちが落ち込んでいる時は励ましを、悲しさや寂しさを感じている時はそばに寄り添い慰めてくれます。また間違った方向に行きそうなときには、全力で押しとどめようと働きかけてくれます。守護霊は肉親よりも深い愛、見返りを何一つ求めない利他愛で私たちを愛してくれるのです。

守護霊は、多くの場合、同じ霊的グループのメンバーが指導霊に任命されて決まります。日本の初期のスピリチュアリズムでは、先祖や血縁関係のある者が守護霊になると言ってきましたが、それはむしろまれなケースです。

守護霊は私たちのそばに寄り添い、愛し導いてくれています。しかし、その守護霊の存在を知る地上人はほとんどいません。そのため守護霊の働きかけは与えても与えてもなかなか反応が返ってこないという、ひたすら忍耐が必要なものとなっています。私たち地上人の側が守護霊の存在を意識し、一歩守護霊に近づけば、守護霊はさらに一歩近づきその関係は緊密さを増すようになります。そうすれば、霊的状況はこれまでとは格段に違ってくるのです。そして何よりも守護霊に近づこうとすることは、守護霊を大いに喜ばせることになるのです。

※参考
・名古屋シルバーバーチ読書会「学習のポイント」 ⇒

・スピリチュアリズム普及会「スピリチュアリズムとは」スピリチュアリズムの思想[Ⅱ]
 6.霊的世界の存在者たち (1)霊界からの協力者〈1〉――“守護霊” ⇒

参加者の感想

守護霊について学びました。肉親よりも深い愛、純粋な利他愛で守護霊が愛してくれている事実を知った私たちは幸せです。そして地上生活を気丈に生きることができます。誰しも決してひとりぼっちではないということ。受胎時から付き添い導き愛してくれている守護霊。私たちの全てを知って、最善の道、必要な道を用意してくれます。神の代理、守護霊からの大きな深い愛を受けつつ、その上、働きに応じて背後霊が応援してくれているという事実も知って、ありがたく思います。今日は皆で守護霊に思いを馳せました。守護霊や背後霊を意識し、思いを馳せ、関係を緊密にしていきたいと思います。それと同時に低級霊・邪悪霊がスキを狙っていることにも留意し、付け入るスキのないような心を高めた生き方、利他愛いっぱいの生き方をしたいと思います。(50代女性)

霊的世界観を学習することで、通常意識では感知できない守護霊をはじめ背後霊、邪悪霊の上から下に至る働きかけの中で生きていることがよく分かりました。自分のことながら自分には見えない自分から発信されている自分の心の在り様がとても重要である事実は、霊主肉従を意識した生活の大切さを思いました。地上の「良き道具」としての資質が具わるように導きを祈りながら、気持ちが沈んでいる時に守護霊に思いを馳せれば、温かく力強いエネルギーを注いでもらい、愛に満ちた心地よい思いに触れ、涙がこみ上げる時があります。「あー愛されている」との実感に感動してしまいます。本当にひとりぼっちではないのですね。今日も盛りだくさんの学習を有難うございました。(50代女性)

霊界の本質・実態に引き続いて今回は地上人と霊界との関係について勉強しました。霊界からの大々的な働きかけから始まったスピリチュアリズム運動が展開したことをもう一度確認をしました。地上にいる私たちは守護霊・背後霊の守りや働きかけがあって、霊界からのつながりや援助があることを知りました。そしてそれらの存在を知ることにより、さらに霊界からの働きかけに近づき、地上に霊的摂理を広めることができることを学びました。自分もそのことをよく知り、地上に霊的摂理を広めるように努力していきたいと思います。(50代男性)

霊的世界観について学びをさせていただきました。自分には生まれた時から守護霊がいてくださり、常に愛をもって支え導いてくださっていること、スピリチュアリズム運動に対しても導いてくださる背後霊がいるということ、安心して自分のできること、利他愛の実践、霊主肉従ができるよう、ブレることなく精いっぱい進めるように努めたいと思います。本日もありがとうございました。(40代女性)

私たち地上人が地上で生きることも大変ですが、守護霊、背後霊の方々の苦労が並大抵のことではないことを改めて認識することができました。それは大きな私たちを思う愛以外のなにものでもない、本当にありがたい存在であると思いました。私たちがスピリチュアリズム運動の多くの方々の思いに支えられているという感謝の気持ちと苦労を乗り越えようという勇気が湧いてきました。ありがとうございました。(50代男性)

今日の学習では常に守護霊が付き添い、愛し導いてくださり、誰一人孤独でひとりぼっちの人はいないこと、その導きは私たち一人一人の霊的成長のためであること、そして、背後霊は本人の決意に応じて、また使命に応じてさらに多くの霊の援助を受けるようになることを学びました。同時に低級霊からも常に働きかけを受けていて、地上人はそうした低級な働きかけに反応しやすいとのことでしたが、実は低級霊は地上人の想いが低級なものの場合には影響力を強く持ちますが、利他的な想いでいっぱいにしている時には何の影響も受けず、私たちが常に霊主肉従の努力と利他愛の実践という霊的実践を続けている限り、心配ないことも実感できました。そして霊界からの働きかけの中で最も重大なスピリチュアリズム計画についても復習でき、今この瞬間も霊界挙げて私たちのために働きかけてくださっていることを思うと、もっともっと道具として使っていただけるよう、日常生活の中で真理に自分を沿わせていこうと感じました。(40代女性)

霊的世界観の学びで、霊界と密接に私たちは関わっているということがわかりました。今日の学習で霊界をより身近に感じました。私たちは、霊界という世界を一番大きなところから3つのアプローチによって、広範囲にわたって知ることができました。「スピリチュアリストは霊界を一番よく知っている存在」という言葉がありましたが、今日学習したように、霊界の人達の献身的な働きかけがあることをいつも感じ、意識していきたいと思います。多くの人たちが身近な霊界の事実を何も知らない中、真っ先に霊的知識を手にした私たちは、高級霊の皆様の働きかけに応じて、霊的真理を一人でも多くの人に語れるように力をつけていきたい、また、高級霊の皆様が働きかけてくださるように、日々の生活での自分の心の姿勢を整えていかねばならないことを心に刻み込みました。目を閉じ守護霊や背後霊の温かい応援を感じることのできた読書会でした。(30代女性)

霊界は私たち人間にとっての本来の住処であり、すべての人は地上人生を終えると、それぞれの霊性に見合った霊界の界層に帰っていきます。地上のような利己的なものが存在しない、利他愛と神の愛が支配する光り輝く世界が私たちの本来の住処なのです。しかし今、私たちは利己愛・利己主義が覆う地上にいきています。全ては本来の住処である霊界での生活に備えるためです。この厳しい地上人生において、私たちを援助し、導き、慰めてくれる守護霊を、全ての人間に神は用意してくださいました。私たちをたった一人で地上へ誕生させたのではなかったのです。守護霊はただひたすら私たちに利他愛を実践してくれているのです。今、真理を学べているのも背後からの導きがあったからこそです。いまだ真理を知らない人たちに、霊界の存在、守護霊の存在を知ってほしいと願っています。私たちにできること、真理を必要とする人に真理を届けることが願いです。(50代女性)

今月は、「地上人と霊界の関係」について学習しました。霊界サイドからの大々的働きかけ、守護霊、背後霊の働きかけを学んで、改めて深い感謝の意が湧いてきました。「こんなに一生懸命に私たち地上人の霊的成長のために力を注いでくださっているのか!衣食住をギリギリに抑えて、徹底的に霊界の道具として生きよう」と決意を新たにすることができました。(50代男性)

「霊界からの働きかけ」を学びましたが、地上で霊的真理を広げていくには、私たちのようなスピリチュアリズムを正しく理解した人がいなければいけないこと、また、正しく理解させるように導いていたとしても地上人の煩悩が頭をもたげ道を外れていき、背後霊や守護霊を悲しませるということを改めて学びました。日々、いろいろな問題に直面するのですが、その対処についても煩悩に負けないよう霊的真理に基づいて対応していくことがいかに重要かということが分かりました。また守護霊と二人三脚であること、大きな愛で支えられていることも実感できました。最近感謝の気持ちが大変大きくなってきていて、このような地上に生まれさせていただき、スピリチュアリズムを正しく理解し、地上人生を歩ませていただける喜びを感じていますが、それも守護霊が無償の愛を与えてくれているからだと思いました。地上では虐待や暴力など本当にひどい状況ではありますが、私一人の力は本当に少しではあるのですが、目の前に来た私の仕事を丁寧に、そして前向きに取り組んでいきたいと改めて決意をいたしました。(40代女性)

本日はスピリチュアリズムの思想体系2「霊的世界観」の地上人と霊界の関係を学習いたしました。一番重要なことは、霊界挙げてのスピリチュアリズム運動が展開され、地上人に働きかけが為されているということです。私たちスピリチュアリストは他の人々に先駆けてスピリチュアリズムを知ることができ、霊界の道具・足場となり、最も価値ある地上人生を歩むことができます。最も恵まれた人生であり、神に感謝したいと思います。また、ここまで導いてくれた守護霊の存在は、本当にありがたく、これからも守護霊と二人三脚で最善を尽くしたいと心から思いました。きっとスピリチュアリズム普及のため、複数の背後霊も応援してくれていると感じます。地上人には悪い働きかけもありますが、常に霊主肉従を心がけ、利他愛を実践していれば、恐れることはないと自分に言い聞かせ、これからも最善を尽くしていきたく考えております。(40代女性)

今回は、私たち地上の人間は、霊界とどのような関係・関わりを持っているのか、について学びました。今、地上世界に生活していながら、地上世界と霊界の両方にわたって存在しており、地上人は常に、善悪両面の霊界からの働きかけを受けているということを学びました。肉主霊従となって悪なる霊の働きかけを受けることにならずに、霊主肉従となって善なる霊の働きかけを受けやすくなるように、自分の行いを自分自身で選び取っていくことの大切さを知りました。霊界挙げての地上人類救済のための地上の道具として役立ててもらえるよう精進・努力します。(50代男性)

今日は霊的世界観の全てを学ばせていただき、心より感謝いたします。霊界のことや霊界の方々、特に守護霊、背後霊を日々意識しながら生活していただろうかと、反省させられました。これからは地上の出来事にとらわれることなく、霊界の導きを信じ、高級霊の道具となれるよう努力していきたいと思います。スピリチュアリズムを多くの人たちに正しく語り、導くことができるよう、自分の心をただして、霊的成長のために日々大霊の摂理に沿った歩みをしていきたいと思います。(60代女性)

霊的世界観、地上人と霊界の関係について学びました。その中で守護霊の働きかけと背後霊の働きかけ、ケースなどを学び、また、目を閉じ、それぞれの存在を感じる時間は、いつも以上に守護霊を身近に感じられ、励ましてくれていることを実感しました。そして多くの背後霊の存在も意識でき、大きな愛を感じました。普段目には見えない分、いつも側にいてくれていることを意識して生活したいです。(30代女性)

今日の学びで、霊界と地上人との関係がよくわかりました。「人のためと思って努力している人々はみな霊界からの愛とエネルギーに取り囲まれていることを自覚し、仕事においてどれほど励まされ勇気づけられ感動させられ、そして支援されているかを知れば、いっそうの熱意と情熱と集中力とをもって闘いに挑んでくださることを思うのです」この言葉を読んで、守護霊や背後霊の存在を意識し、感謝し、世の人のために活動していこうと思いました。霊界の道具として、成長したいと切に願ってやみません。(60代女性)


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