学習のポイントと感想

「シルバーバーチ読書会」

2019.3.9 / 10 

今月は先月に引き続き、『シルバーバーチの教え』の序文を読みました。その中から交霊会のスタート時の様子、霊媒であるバーバネルの準備の様子を中心に見てきました。スワッファーという霊界通信を聞く地上人の立場から、そして通信を送ってくる通信霊シルバーバーチの立場から、さらに霊媒本人であるバーバネルの立場からという三者のそれぞれの立場から見てきました。
また後半には、参加者の皆さんも人に語ることができるように、「シルバーバーチの神観」の講義の練習をしました。

学習内容――『シルバーバーチの教え』(上)序文
      「シルバーバーチの神観」の講義練習

今回はスワッファーの序文を読みながら、シルバーバーチの交霊会のスタート時の様子を見てきました。スワッファー、シルバーバーチ、バーバネルということなる三者の立場から見ることで、シルバーバーチの交霊会がどのように準備され、始まっていったのかがよく分かったと思います。

●霊界の導きと地上人の意識には大きな差がある

バーバネルの初めての入神は、バーバネルが18歳の頃でした。バーバネル本人は、宗教自体に背を向け無神論者、さらには不可知論者になっていました。一人のスピリチュアリストの青年と知り合ったことがきっかけで、ある交霊会に参加することになります。バーバネル本人は、霊媒現象に対して何の関心もなく、むしろ軽蔑すらしていて、「冷やかし半分」に出席したのです。そして、その交霊会でうっかり「居眠り」をしてしまいます。本人は居眠りをしてしまったと思っていますから、目覚めると慌てて失礼を詫びました。しかし、実はこれがバーバネルの初めての霊媒としての「入神」だったのです。

ここまでの様子は、スワッファーの序文に書いてあります。また、バーバネルの「遺稿」の中にも、バーバーネル本人の言葉で書かれています。(※『霊性進化の道しるべ』遺稿シルバーバーチと私 ⇒を参照)地上で展開していった様子がどんなであったか、バーバネルがどんな気持ちでいたかがよくわかります。

この、バーバネルが霊媒として初めてデビューする時のことを、シルバーバーチも語っています。バーバネルが霊媒としてデビューするまでの準備の様子を指導霊の立場から語っています。(※『シルバーバーチの教え』(上)P22~ ⇒を参照)シルバーバーチは、バーバネルが生まれる前から準備を始めました。霊界の記録簿からバーバネルを探し出し霊媒にすると決めるところから、シルバーバーチとバーバネルの関係が始まります。バーバネルが母体に宿る瞬間、地上に誕生し、幼児、少年、青年へと成長するのをずっと見守り続け、成長に関わってきました。そして霊媒になるべき準備もさせてきたのです。そして、バーバネルが18歳の時、いよいよ霊媒としてのスタートをきらせようと、周到な準備のもとにある交霊会に参加させます。バーバネル本人は「冷やかし半分の軽い気持ちで参加した」と言っていましたが、実はシルバーバーチの周到な準備があって参加させられたのでした。

実はバーバネルは、再生する前に「今度生まれたら(再生したら)、スピリチュアリズムの普及のために生涯を捧げる」と決心していました。しかし、地上に生まれ肉体をまとうと、その決心をすっかり忘れてしまいました。が、霊界側ではバーバネルの再生前の決意通り、スピリチュアリズムの普及のための道具として使う準備がすすめられていたのです。そしてバーバネルが18歳の時、その地上での大仕事が「霊媒としてのデビュー」によって始まったのです。

こうした地上人の意識と、霊界の導きには大きな差があります。私たち地上人は、たとえ霊界にいた頃、「今度生まれ変わったら絶対にスピリチュアリズムのために人生を捧げる」と決意していても、すっかり忘れてしまうのです。しかし、守護霊をはじめとする霊界側では決して忘れることはありません。私たち一人一人が、その決意通りに歩むために必要なさまざまな体験をさせてくれるよう、懸命に導いてくれます。ある人はバーバネルのように無神論者になり、宗教と距離を置こうとするようになったかもしれません。またある人は反対に、既存の宗教にどっぷりとつかり、この宗教こそすべてと思い真剣に宗教活動にのめりこんでいたかもしれません。さらには人間関係に躓き厭世観に陥った人、大病を患い生死の境をさまよった人、さまざまな経験をしてきたことでしょう。こうしたスピリチュアリズムとはおよそ関係のない経験が、実は私たちが霊的真理に辿りつくための準備になっていたのです。こうした体験があったからこそ『シルバーバーチの霊訓』にたどり着くことができたのです。その背後では霊界の霊たちが、決してあきらめることなく長期にわたってずっと導きに続けてきてくれたのです。今、私たちが『シルバーバーチの霊訓』を手にして、スピリチュアリズム人生を歩もうとしているのは、決して偶然なんかではありません。一人一人の再生前の決心と、霊界の絶え間ない導きがあって実現していることなのです。



●シルバーバーチの使命は「教えを説く」こと ⇒






参加者の感想

真理を伝える道具として、未熟ながらも今あるすべてを使ってお役に立ちたい‼ 真理を知らずに暗闇の中を歩く人たちに明かりを持たせてあげたい‼ と心の底から願います。どのような形でも、たとえわずかでも、ちぎりながらでも、いつ芽が出るかわからなくても、ただひたすら種を蒔くことを役目と思っています。相手によりわかりやすい真理の届け方ができるように努力していこうと思います。ありがとうございました。(50代女性)

高級霊界(シルバーバーチの界)から、バーバネルを介して我々に伝えられている霊的真実を、信じられる自分がいるということが、全く不思議に思います。本日、なるほどと感じました点は、霊界からの働きかけがあって初めてシルバーバーチを知ったということが、はっきりと分かったことです。自分としては、過去に神仏に関しての興味程度ではありましたが、シルバーバーチへ結び付くには、50歳の後半までかかりました。その折にも、単に偶然に本屋で見かけただけのこととして軽く思っていたのです。が、実は、背後で大変な努力と配慮がなされていたことが分かり、心から嬉しく思いました。ありがとうございました。(70代男性)

今日の学習の中で一番印象に残ったのは、“本人の自覚と導きには大きな差がある”というところです。シルバーバーチに導かれたバーバネルでさえ、自分が霊媒になって霊的真理をこうして後世に残す大仕事をするなんて夢にも思わなかった18年間であったけれども、霊界からは生まれる前から導いていた……ということを考えると、本当に霊界の方々のご苦労を思います。と同時に、自分自身を考える時、自分には自信はないけれども、霊的真理やスピリチュアリズムが示す神観には絶対的自信をもって、人を選別するのではなく、全ての人が霊的同胞である……と“偶然はない”と信じて、少しずつでも前進したいです。具体的伝道、人に伝える方法、すごくわかりやすいし、本当に人に伝えてほしい……という心が伝わりました。ありがとうございました。(50代女性)

本日は、霊的真理を他者に伝える練習をさせていただきました。他者に霊的真理を伝えることは利他愛の最も尊い行為であることから、今日はとても意義のある一日となったことをありがたく感じています。他者に伝える以外に、シルバーバーチの霊的真理を話す練習をすると、読書会で聞いた内容をより確かなものにしてくれます。他者には正確な内容を伝えないといけないので、自分で霊的真理の一部を選んで(例:神観、救済観など)図をつくったり、話してみたり、文章にしてみたりすると、より正しい霊的真理の理解が得られると感じました。本日は興味深いお話しをどうもありがとうございました。(60代男性)

本日は前回に引き続き、交霊会についての背景や歴史について、霊的真理に出会うべき導きがあったからこそ今があるということを学びました。この真理を人に伝えるという責任もあります。いつもは受身で教えていただくことばかりですが、自分が仮に人に伝えるという場がある時に、普段から訓練しておかないと簡単にできることではありません。今までの学び方を少し変え、違った角度から勉強し、幅広く深くできるよう、日々努めたいと思います。本日もありがとうございました。(40代女性)

今日もありがとうございました。シルバーバーチの交霊会を始める準備が、はるか前、バーバネルが生まれる前から霊界で苦労してしっかり用意されていたことを知りました。バーバネルが18歳の時、初めて交霊会に参加した時から年代順に記されて、よく分かりました。シルバーバーチが「私がここへあなた方を導いたのです」の言葉は私の守護霊の言葉でもあったと知りました。ありがたくて涙が出ました。生まれてから今日までの導きに、ありがとうございました。偶然ではなく、必然的に真理に出会えたのです。最高の利他愛の摂理を知った私たちには、次の人へ伝える義務が生じていると知りました。後半でシルバーバーチの神観を語るお手本を見せてくださいました。最高の利他愛の実践・霊的真理・シルバーバーチの神観をお伝えできるように努力したいです。それはまた、私自身の、神観を理解するための助けにもなるようなのです。頑張りたいと思います。(60代女性)

通信霊のシルバーバーチ、霊媒であるバーバネル、霊界通信の場を整えたスワッハー、3人それぞれの視点でシルバーバーチの交霊会の背景とスタート時の様子を学びました。霊媒であるバーバネルは、地上へ誕生前の霊界にいる時点からすでに導きを受けていて、地上へ誕生後も、本人の自覚が全くないまま、バーバネル本人の使命の成就に向けて導きがずっとあったことがよく分かりました。背後の導きは、バーバネルだけの特別なものではありません。ハンネン・スワッファーも交霊会のメンバーも、すべてシルバーバーチの導きによって集まってきました。そして背後の導きは、すべての人間にあり、その導きのきっかけとなるのが、苦難や死別の悲しみ、病気という苦しみでした。私自身、シルバーバーチの霊訓に出会い、こうして真理を学ぶ場に参加できるということ自体、導きがあったと思います。霊的真理を知る以前と知ってからの変化も、シルバーバーチの霊訓を知ったころの自分とシルバーバーチの学びを続けてきた今の自分の違いを思えば、背後の導きがあったことを信じずにはいられません。背後の配慮によって、縁あって自分の元に来られる方に、いつでも真理を正しくお伝えできるように努力していこうと思いました。そして最高の利他愛の実践ができる機会を与えていただけるよう自分の霊性を高めていきたいと思います。(50代女性)

本日はスワッファーの序文の後半の内容を学習させていただきました。シルバーバーチが使命を果たすまでに、どれだけ手間をかけて一人の地上の霊媒を育てたかがよく理解することができました。また、それをこのように整理してわかりやすいように私たちに伝えてくれたA・Wオースティンや交霊会の場を設けたスワッファーもそうですが、何よりも日本では、普及会の方々のお力のおかげにより霊的真理を深く理解することができ、大変感謝いたします。ありがとうございます。最後のP35/7~10行目では、“真理を知った者の義務です”とシルバーバーチは語っていますので、少しずつでも真理の勉強をしていき、地上では手渡せなくても霊界へ戻った時に、自分の類魂、霊的家族への霊的成長に貢献できればそれでよいと思います。(40代女性)

地上に霊的真理・知識を降ろすために、霊界の大変な導きがあったことを改めて強く感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。私は「宗教は大嫌い」でしたが、ここまで導いてくださった守護霊さんに心からお礼を言いたいと思いました。この会に参加させてもらうようになって十数年になります。途中4年ほど、他の教えなどにも興味をもって不参加の時期もありましたが、また「シルバーバーチ読書会」で学ばせてもらいたいと思ったのも、守護霊の必死の導きだったのでしょう。霊的真理の全体像と重要ポイントを関連付けて、わかりやすく、一人でも多くの人に伝えてまいります。(50代男性)

今回も前回に引き続き、シルバーバーチの霊訓がもたらされた時の背景について、シルバーバーチ、バーバネル、スワッファーのそれぞれの視点から学びました。この当時、交霊会に集まった人たちは、偶然集まったのではなく、霊界からの背後の導きによって地上に霊的真理をもたらすために集められたということがよく分かりました。私たちが真理に出会って、今、読書会に参加しているのも、霊界の導きであることがよく分かりました。あと、最後に、真理をどうやって人に伝えていくかの学びでは、神観について伝えていくためのポイントを分かりやすく説明してくださったので、とてもためになりました。今日学んだことを人に正確に伝えていけるように繰り返し復習していきたいと思います。本日もありがとうございました。(50代男性)

霊的真理の普及は私にとって、今一番大切なものです。地上界でのすべてのできごとが霊的真理の普及に役立つと信じています。身内が亡くなって、自分の苦しみの救いだけにシルバーバーチの霊訓を読んでいた私が、スピリチュアリズムは自分を救うためでなく、他の方を救うためのものであったことを知った時の驚きは、今でも忘れられません。実際には他の方を救うことが自分の救いでもあるのも分かりました。そして、他の方を救うことの一番が霊的真理の普及です。これを知って、自分の役割を感じました。今日はシルバーバーチの神観の説明の実践です。霊界の実感はなんとなく感じられる方はいらっしゃるかもしれませんが、本当の神観を実感するのは難しいかもしれません。シルバーバーチの神観の摂理の部分は、本当に重要で、「摂理としての神」を理解できれば、地上界のすべてのできごとも理解できて、それに関してはとても幸せに思います。この大事な「摂理としての神」を特に伝えていきたいと思います。(60代男性)

『シルバーバーチの教え(上)』のハンネン・スワッファーの序文の後半を読みながら、モーリス・バーバネルがシルバーバーチの霊媒となったいきさつ・なりゆきについて学びました。地上人であるスワッファーやバーバネルの側からすれば、偶然に偶然が重なったように思えたことでも、それ以前から、バーバネルが地上に生まれる前から、すべて霊界側で計画され準備されてのことであったことが、ありありと映像で浮かんでくるかのようでした。自分がシルバーバーチの教え、スピリチュアリズムに出会ったのも、偶然ではなく、地上に生まれてくる前に、スピリチュアリズムに出会い、霊的真理の普及のために貢献することを決意してきたのだろうか……と思いました。それにしても今日読んだ「私のささやかな言葉が、少しでもあなた方にとって役に立つものであれば……」は、なんて謙虚な言葉かと思いました。(50代男性)

オースチン、ハンネン・スワッファーの、バーバネル、トニー・オーツセンも、神様との約束をして生まれてきたのだなと思うと、私もこのようにシルバーバーチと出会えたことこそ、偶然でなく、ありがたい約束をさせていただいたということに感謝します。そして今日、していただいたシルバーバーチの神観の講義ができるのだと、なんだか自信が持てたような気がしました。今日はできませんが、家に帰ったら早速稽古してみます。(80代男性)

先回、今回とスワッファーの視点、バーバネルの視点から学ぶことができ、シルバーバーチの霊訓が、イエスを中心とした霊界をあげたスピリチュアリズム運動であり、大きな宗教革命であることを再確認させていただきました。今までの私自身の歩んできた人生は、シルバーバーチを少しでも多くの人たちに広めていくためにあったのだ。霊界から応援してくださっていることを感じながら、神様のよき道具となる努力をしていきたく思います。講義が正しく語れるよう頑張ります。(60代女性)

バーバネルだけでなく私たちも導かれてここまで来ているという言葉を聞いて、ありがたいなあって思いました。過去にあった辛い出来事が起こったからこそ導かれたのだと思うと、その出来事に感謝しかありません。時期の来た人に、真理を手渡したいと思います。ただどの人が時期が来ているのかが分からないです。分かるようになるには、まだまだ精進かなと思います。神観のポイントは、今まで聴くだけだったので、伝えることができない状態でした。時期の来た人に会った時に伝えられるようにするために、今日の練習はありがたい時間でした。インプットよりアウトプットの方が勉強になりますね。勉強会(読書会)に参加して、ようやく一年が経ちました。ゆっくりですが、少しは真理に沿って生きることの意識は高くなったと思います。自分を忘れ、利他愛の実践に精進いたします。(60代女性)


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