学習の感想とポイント

「シルバーバーチ読書会」

2015.9.12/13

■ 9月の学習内容

  • スピリチュアリズムの地上展開のプロセス
  • スピリチュアリズムインフォメーションNo.16/2015年6月28日(名古屋読書会へ)
  • 他の宗教での真剣な歩みは、将来、スピリチュアリストになるための準備になっている
  • ――良きスピリチュアリストになるための条件とは、大人としての良識と人間性、そして 信仰的体験

●スピリチュアリズムの地上展開のプロセス――――――――――――――――――――――――――

  • スピリチュアリズムの霊的知識・真理を地上にもたらすためには霊界による周到な準備と働きかけがあった
  • スピリチュアリズム計画の地上展開の最初………1848年アメリカのハイズビルで起こった「フォ ックス家事件」
  • フォックス家事件の後、イギリスを中心に頻繁に物理的心霊現象が起きたその心霊現象を当時の一流の科学者が調査・検証……近代心霊研究
  • 近代心霊研究により、多くの科学者がスピリチュアリストへと変わっていった (ウィリアム・クルックス、シャルル・リシェなど)
  • 近代心霊研究によって「霊魂説」の正当性が証明された
  • 霊魂説の正当性が証明されることで、霊界通信を地上におろす準備が整った
  • 数多くある人類にとって宝ともいうべきもの……世界3大霊訓

一般的には、この時代の心霊研究のことを"スピリチュアリズム"ととらえています。しかし、実際には、この心霊現 象に始まる近代心霊研究は、霊的真理を地上にもたらす手段である「霊界通信」に至るための準備でした。霊界側は、数々 の物理的心霊現象を集中的に引き起こし、それを当時の一流の科学者に検証させました。そして、こうした心霊現象は霊 界にいる霊によって引き起こされているということを証明していったのです。「人間は死んでも霊として霊界で生きてい る」「霊界から地上に働きかけることが可能である」すなわち「霊魂説」の正当性を証明していったということです。そ して霊界通信によって地上にメッセージを送ることが可能であることを証明していきました。こうして初めて、地上に霊 的真理を下ろすための準備が整いました。

こうして霊界の綿密な計画のもとにおろされた霊界通信ですが、その内容によってピンからキリまであります。通信を送ってくる通信霊がどの程度の霊かによっても変わってきますし、地上の霊媒の霊性や霊能力などによっても変わって きます。その中で、地球人類の救いに直結するような優れた霊界通信は、5%にもなりません。そうした優れた霊界通信の中でも「世界3大霊訓」と言われる霊界通信は、私たち地上人にとって最高の叡智、人類の宝ともいうべきものです。霊界側が高級霊団を組織して計画的にもたらされたメッセージです。

■ 世界3大霊訓 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

アラン・カルデックの『霊の書』――――――――――
  • 1857年
  • アラン・カルデック編集
  • 指導霊:聖ルイ
  • "再生"を認めているのが特徴
  • ラテン系の国々、南米に「スピリティズム」として普及
モーゼスの『霊訓』 ――――――――――
  • 1873~1883年
  • 霊媒:ステイントン・モーゼス
  • 通信霊:インペレーター
  • 自動書記
  • 49人の霊団が組織的に働きかけてきた
  • 「シルバーバーチの霊訓」――――――――――
  • 1920年~1981年
  • 霊媒:モーリス・バーバネル
  • 通信霊:シルバーバーチ
  • 入神談話
  • ハンネンスワッファー・ホームサークル
  • イエスを中心とする高級霊団の総意
  •     

    参考

    スピリチュアリズム・ブックス 『スピリチュアリズム入門』 第1部スピリチュアリズムの歴史と歩み ⇒

    スピリチュアリズムとは スピリチュアリズムの歴史 3章1850~1950年の歴史 ⇒

    参加者の感想

    スピリチュアリズムの運動は、地球人類救済という大きな目的があるわけですが、それに至るまでに霊界からの働きかけはなみなみならぬものだと思いました。これに報いるためには、地上の人間である私たちがスピリチュアリストとして、失敗しながらでも、負けることなく、霊界の人たちに使ってもらえるように日々実践していかなければと思いました。スピリチュアリズムに出会えたことを本当に喜びとして生きていきたいと思います。(60代 女性)

    何度も読んでいるので、ざっくり理解しわかったつもりでしたが、全てが霊界主導で導かれていることを再確認いたしました。私たちも霊的真理の道を歩む努力を怠らないで、霊的楽天主義でいきたいと思います。「シンプル・イズ・ベスト」です。道も仕事も食事もすべて他者への奉仕のためだと思います。(60代 女性)

    今日は、スピリチュアリストとして歩むためには、まず人間としての基礎が必要ということが特に印象に残りました。人間として未熟であれば理論が先走り、現実的な対応がともなわない。現在の物質中心の世の中で現実を直視したとき、絶望ししぼんでしまう。さまざまな人の立場を考えず、反発を受ければ崩れてしまう。霊訓も癒しとしてしか考えず、すぐに飽きがきてしまう。人間として成熟してからでも遅くはない、自身の経験を振り返っても得心させられました。(40代 男性)

    スピリチュアリズムを知った者がスピリチュアリストとして成長するには、人間としての基礎が必要であり、他の宗教で信仰してきた経験が活きて、知識から信仰へ向かうことが大事であると学びました。私は20代でスピリチュアリズムを知りましたが、その時、この若さでこの世界に入り込んではいかんなとの直感があり、現在の60代になって学び直している次第です。(60代 男性)

    今日の学習の内容は、これまでの人生の道のりそのものでした。30年間の信仰生活は、まさにスピリチュアリズムに出会うための準備の土台だったと思います。自分のカルマ清算と魂の成長へと導いてくださった、神様や守護霊、背後霊に深く感謝しております。(50代 女性)

    今日の学習では、霊界側からどのような働きかけがあって、現在私たちが霊的真理を手にすることができているのかを学ぶことができました。人間が死後も霊として存在すること、霊界があることなど、そのようなことを誰も確信をもって「真実である」とも考えもしなかったところから、大変な労力を費やして霊的真理を届けてくださったことを思うと、多くの霊界人そして先輩スピリチュアリストの方々の努力や愛情を無駄にしないようにしたいと感じました。今私がこの素晴らしい霊的真理を手にすることができ、苦しみの意味を知り、人生が一変し、真の幸福・喜びを感じられるのは、イエスを中心とする高級霊の皆さんのおかげであると思うととても感動し、自分が救われたように、誰かの救いのために霊界の方々の道具として役立てていただきたい、スピリチュアリズム普及のために、この人生のすべてを捧げたいと強く願います。そのために精いっぱい努力して行きたいと思います。改めて霊的視野が広がり、また頑張ろうと決意を新たにできました。(30代 女性)

    語ってくださる内容を聞かせていただき、本当にスピリチュアリズムにこられたことに感謝の思いでいっぱいです。小さい頃からキリスト教、そして統一教会に出会い、短大を中退してまっしぐらに歩み、いろいろな出来事を通して数年前に脱退しました。その後、真の真理は何かと探し求めている時に、シルバーバーチの霊訓に出会うことができました。5~6年前にシルバーバーチの本を読んだ時、背中を押してくださった守護霊、指導霊がいらっしゃったことに感謝しています。そして、今出会う方々がとてもハイレベルな人が多く、どのようにスピリチュアリズムを伝道していこうかと思案し、とにかくシルバーバーチを伝える機会を祈りながら準備しております。(60代 女性)

    スピリチュアリズムの全体像について学ばせていただきました。霊的無知を克服するために、高級霊が大変な忍耐ともどかしさを持って人類救済の計画を尽くしてこられたことを詳しく知りました。物質主義と利己主義が本能のように定着し、その習慣と文化の中で流されて生活を余儀なくさせられてきました。しかし、自身の責任でもって意識し、立ち止まって見出さないと、無知の克服は始まらないと思いました。(50代 男性)

    物理的心霊現象(1848年)から科学的証明(1900年前後)を経て、霊界通信が始まり、書物から2000年ころよりインターネットの普及という霊的真理の普及活動が本格的に霊界主導で進められていることを実感しています。私たちはシルバーバーチからおろされた霊的摂理を指導霊、守護霊の導きのもと実践し、インスピレーションによる個別の指導を受け、より深い叡智・悟りを得て、霊的成長していく時代に入ったと思います。(60代 男性)

    スピリチュアリズムは、これまでの宗教のような"ただ信じればいい"という盲目的な信仰ではなく、各人の霊性に基づく「自発的な信仰」だということですが、多くの苦しい体験を通すことで、その真意がわかるようになりました。私がこれから加速されるスピリチュアリズムの地球人類救済計画の土台になれたら、一本の釘になれたら、これ以上の幸せはないと、スピリチュアリズムに出会えたことを大変光栄に思います。(40代 女性)


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