学習の感想とポイント

「シルバーバーチ読書会」

2015.10.10/11

10月の学習内容

1)スピリチュアリズムの全体像(真理から救いに至る自力救済のプロセス)

2)スピリチュアリズムの思想Ⅲ (10)霊的人生における理想と現実の問題 ⇒

●1)スピリチュアリズムの全体像(真理から救いに至る自力救済のプロセス)より――――――――

スピリチュアリズム運動とは、「霊界主導の地球人類救済計画」です。さまざまな悲劇・不幸の最中にある地球人類を何とか救いたいと、霊界の人たちが起こした運動です。では、霊界の人々は、私たち地球人類をどのようにして救おうとしたのでしょうか。それは「霊的知識・真理」をもたらして、私たち地上人一人一人に霊的覚醒させることからでした。

スピリチュアリズム運動は、霊界から地上に霊的知識・真理を地上にもたらすことから始りました。と言っても、すぐに地上人が霊的知識・真理を受け入れられるわけではありませんでした。地上という物質に覆われた世界では、霊的なものに対して鈍感になってしまい、すぐに霊的知識・真理を受け入れられる状態ではありませんでした。

そこで、霊界の人たちは、まず、物質世界にどっぷりつかった地上人にもわかるように、「物理的心霊現象」を起こすことから始めました。何もないところで音が鳴り、それが死んだ人からの通信になっていたり、何もないところにものが現れたりという不思議な現象を頻繁に演出し、当時の一流の科学者に徹底検証させました。そして、こうした現象は確かに死後の世界の住人が引き起こした現象であることを確認させていきました。

「物理的心霊現象」の演出によって、死後の世界である霊的世界があり、そこには霊がいる、そしてその霊から地上に通信を送ってくることが可能だということが証明されました。「霊魂説」の正当性が証明されたのです。そして「霊界通信」というものが確かに可能で あることを立証していきました。

こうした霊界側の苦労の末に、地上に霊的知識・真理がもたらされることになりました。霊界通信にはさまざまなレベルのものがありましたが、地上人の救いに直結する霊的知識・真理をもたらす価値のあるものは、ほんのわずかでした。「世界3大霊訓」と呼ばれるものがそうした通信です。具体的には、アラン・カルデックの『霊の書』、モーゼスの『霊 訓』、『シルバーバーチの霊訓』の3つです。

こうして霊界から素晴らしいメッセージが地上の私たちにもたらされました。霊界の人たちの仕事はここまでです。この後は地上人自身がやっていかなくてはなりません。具体的には「霊的真理を受け入れ、正しく理解し、正しく実践する」ということです。

まず、霊的真理を受け入れられなければ話になりません。そして正しく理解し、実践して いく……真理の理解と実践は切り離すことはできません。ワンセットです。頭だけで理解 していても、霊的成長には結びつきません。実践がなければ「救い」には至れないという ことです。

スピリチュアリストを自称している人は多くいますが、霊的真理を実践するところまで高 めている人はまだ多くはありません。スピリチュアリストと言っても、実際はさまざまな レベルがあります。

  • 現象レベルのスピリチュアリスト……スピリチュアリズムは心霊現象・心霊研究であるとと らえている。個人レベルでの交霊会、公開交霊会などを行い死者との交流を求める
  • 知識・思想レベルのスピリチュアリスト……霊的真理のすばらしさは理解しているが実践に は結びつかない。スピリチュアリズムは思想であると考える
  • 実践・信仰レベルのスピリチュアリスト……霊的真理を正しく理解し、実践をこころがける。 スピリチュアリズムは信仰であるととらえる

スピリチュアリストと言っても、実際は、こうした3段階があるのです。今はこの3つの レベルのスピリチュアリストが混在している時代です。そして、いうまでもなく、霊界が望むスピリチュアリストとは、「実践・信仰レベルのスピリチュアリスト」で、私たちが目指すのもここです。

※名古屋シルバーバーチ読書会の「学習のポイント ⇒」も参考にしてください。

2)スピリチュアリズムの思想Ⅲ (10)霊的人生における理想と現実の問題

スピリチュアリズム普及会 スピリチュアリズムとは スピリチュアリズムの思想Ⅲ ⇒

参加者の感想

今日も多くのことを学んだ読書会になりました。「霊的知識・霊的真理」を正しく受け入れ、正しく理解し、正しく実践することに大きく感銘いたしました。霊的成長までの道のりは、思想レベルに実践レベル・信仰レベルにと段階を踏んでいかなくてはなりませんが、まずは「正しい霊的知識と真理をして、正しいスピリチュアリズム」を学ぶということが、出発点になると思いました。そして実践レベルでは、自分はどういった形で利他愛を実践し、どのようにスピリチュアリズムの普及の"滑車"となるか?これが大きな課題だと改めて考える読書会になりました。(50代 男性)

地球という物質性の極めて強いところで霊的真理の実践を追及するのは不可能であることを霊界側は知っていながら高いハードルを示すのは、私たちに少しでも成長してほしいと願うからです。地球は失敗から学ぶところであると、シルバーバーチは「過去は忘れ、大切なことは今現在です」と述べています。今日学んだことで、より霊的真理を実践する努力をする勇気を与えられました。(40代 男性)

自分の力だけではなかなか人を愛せません。真理の一つに利他愛の実践がありますが、「持ち前」の愛だけでは、とても十分にはほど遠く、不安になることさえあります。よく「自分を愛せなければ人を愛することはできない」と言われますが、これは非力なあるがままの自分を受け入れることができれば、不安、恐れから解放され、そこで初めて神からの霊力を受け取ることができるようになり、自分の「持ち前」の愛だけに縛られずに、ふんだんに霊力=愛を発揮できるようになるということだと思います。そうなるためには、やはり神と摂理に対して全き信頼を置き、神との日々のつながりを強化していくほかにはないと思います。(40代 男性)

利他愛の実践は、日常の対人関係についてと真理の伝道の2つを分けて考えると、頭の整理ができました。私はこの2つの課題を車輪の両軸として精いっぱい取り組もうと思います。失敗は霊的成長の糧であると思い、更なる向上進化を目指して頑張りたいです。(40代 女性)

スピリチュアリストに大切なのは実践ということで、4つの実践内容を学びました。シルバーバーチの本を通読しているだけではなかなか体系づけるのは難しいですが、改めてまとめて学ぶことによって、重要な点が理解できました。全て難しい実践項目ですが、日々の努力が大切なこと、特に自分自身にとっては霊主肉従の努力が必要なことを認識できました。また、実践を行う中でたくさんの失敗がありますが、それも自分の人生の中で、最も良い方向に向かっているとわかり、失敗から学び、成長したいと思いました。(40代 女性)

「霊的人生における理想と現実」を学習して、苦しいことや失敗、さまざまな体験によって「地上人類のために人生をかけて働いていこう」という決意になりました。一つ一つの体験の中で、いつも真理にしがみつき気持ちを前向きにする一歩一歩の中、常に守護霊や背後霊の方々の愛があったことを思うと感謝の気持ちでいっぱいになりました。地上生活は霊的成長をなすところなので、これからも困難・苦しみは避けられません。しかし、実践の一つ一つで得た霊的な援助、神とのつながりの確信があるからこそ失敗を恐れず前へ進めるのだと思います。霊界とのつながりを強化するためにも、道具として働くためにも、実践への歩みをさらに高めてゆきたいと思います。(30代 女性)

霊的真理を知ったということは、喜びでもあるけれども、責任がともなってくることをしっかりと受け止めていかなければいけないと思います。日々の生活の中にそれを活かし、実践しなければ何の役にも立たないということを実感しました。日々心がけていてもなかなか思うようにいかないことが多いけれど、それでもコツコツと高い目標に向かって努力することが大切だと思いました。思うようにいかない時は、因果律で返ってきているんだと思い、逃げないように踏ん張ろうと努力しています。本当にスピリチュアリズムとの出会いがなかったらと考えると、スピリチュアリズムに出会えたことに感謝です。前途には希望と喜びが待ち受けているのを信じて、生きていこうと思いました。(60代 女性)

今日の講義を聞かせていただき、いつもながら霊的真理の素晴らしさに一つ一つ心が整理されて、霊的エネルギーが身体に満たされ、何か疲れが吹っ飛んでしまったような気分です。昨年の12月にここに参加させていただき、早1年近くになります。摂理の神の重要さと、その背後に神の愛があることは、スピリチュアリズムを通して知ることができました。また、日々の生活の中で少しでも霊的成長できるよう頑張っていきたいと思います。(60代 女性)

スピリチュアリズムの実践について学びました。私たち地球人類は、肉体を携えている以上、なかなか理想とは程遠い存在です。しかし、シルバーバーチの霊訓と出会えた以上、ひたすら霊的真理、摂理と繰り返し、自分の霊的力として実践をしていこうと思いました。自分で後から考えてみて、背後霊の導きによって、知らず知らずに近づいてきた方に、霊的真理を伝えていたり、自らを鼓舞されていたと気付きました。これからも道具として使っていただけるよう、心がけていきたいと思います。(60代 女性)

今日の学習の中で「過ぎ去ったことは忘れることです。大切なのは今現在です。今、人のためになることをするのです。」『シルバーバーチの霊訓(9)』P193 これはすべての人に当てはまる言葉だと思います。この言葉を聞いて肩の荷がずいぶんと軽くなりました。ただ、シルバーバーチの霊訓を通して「スピリチュアリズム普及のために人生を捧げよう!」との思いは、日増しに強くなっていますので、正しく導かれていると思います。そういう意味で、まったく悔いはありません。残された課題は、神・摂理・守護霊へのより一層の信仰の深さだと思います。一生続きますが。(60代 男性)


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