学習の感想とポイント

「シルバーバーチ読書会」

2015.4.18

今回は『シルバーバーチは語る』16章睡眠中は何をしているのか ⇒について学びました。

■ 16章 睡眠中は何をしているのか

● 死に関わる問題の3つのアプローチ)―――――――――――――――――――――――――――――

  • 死後の人間、死後の世界
  • 臨死体験(睡眠)
  • 再生

●謎に包まれた睡眠と夢 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

  • 睡眠中……通常の意識を失って"外見上は死に近い状態"
  • 覚醒中とは別の人生の一部分になっている
  • 睡眠中に"夢"を見ない人はいない
  • 人間は"夢"の中でリアリティーある世界を体験している
    → しかしそれが覚醒中の世界とどのような関係があるかは不明のまま
  • "夢"は神や霊から与えられた霊感(インスピレーション)やお告げ
  • 夢が実現 → "正夢""予知夢"
  •                         
  • 夢の中ですでに他界している知人と会う
  • 古代から信じられてきた
  • 現代人にとっても、睡眠と夢は大きな謎、神秘(睡眠と夢の実態についてほとんど分かっていない)
  • 睡眠に対する科学的研究(脳波の測定)……「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」
  • 近年の深層心理学(フロイトの見解)……夢分析・夢占い(※精神分析学)
  • "幽体離脱""臨死体験"という特殊な体験

●シルバーバーチが明らかにした画期的な睡眠論(睡眠中の体験の真実)―――――――――――――

  • 大半の人間が、毎晩の睡眠中に"幽体離脱"して、あの世(霊界)を訪問している
  • →"幽体離脱""臨死体験"は特殊な人間にのみ発生する神秘現象ではない
  • 誰もが日常的に体験しているきわめてありふれた心霊現象
  • 大半の人間は覚醒してから、睡眠中の体験を思い出すことができない
  • 幽体離脱中の霊体は"シルバーコード"で肉体とつながれたまま遠方や霊界に赴く
  • 遠く離れたところにいる他の地上人が、その霊体を認識することがある("生霊"の正体)

●睡眠中の霊界探訪とその目的と記憶
(P270/10~LB2、P213/LB1~P214/4)―――――――――――――――――――――――――

  • すべての人間が毎晩、睡眠中に"幽体離脱"して霊界を訪れている
    → 霊体を死後の世界に適応しやすくし、ショックを受けないようにするための大霊の配慮
  • 大半の人間は、睡眠中の体験の記憶を思い出せない
  • 死後、霊界に入ると、地上時代に睡眠中に訪れた時の記憶を思い出すようになる

●睡眠中の訪問先について(P270/LB1~P271/5)――――――――――――――――――――――

  • 睡眠中の訪問する世界は、霊性の進化の程度に合ったところ>
  • 暗い世界に行く2つのケース
  • ①霊性は低いため、霊的親和力によって低い世界に引きつけられるケース
  • ②霊性が高い人が、救済の目的で自発的に低い世界に出向くケース

●低い世界への訪問と死の自覚の関係について
(P214/LB4~LB1)※①のケース ――――――――――――――――――――

  • 死の自覚を得る上で睡眠中の体験は役に立たない
  • そうした人間が死後に行く世界は、地上と似ているために目覚め(死の自覚)が得られない

●夢について(P272/2~9)――――――――――――――――――――

  • 夢には数多くの種類がある
    ――脳内の残像や記憶の反映、前日に食べた食べ物の影響、部屋の気温の影響、脳内の記憶を材料にしたストーリーなど
  • その中に霊界の体験との記憶としての夢が含まれる
    (ただしその夢は、実際の体験そのものでなく、大きくゆがめられたものである)
  • ※動物も夢を見るが、霊界の体験に関連する夢を見るのは人間だけである
  • 動物には霊体がないため人間のような霊界訪問はない

●睡眠中の霊界での体験と「夢」との関係
(P215/2~LB5)――――――――――――――――――――

  • 睡眠中は魂の発達の程度に応じた世界での体験をする
  • 睡眠中の霊的体験を脳の意識で思い出そうとすることは、小さな袋に無理矢理大きなものを詰め込もうとすることと同じで、形がゆがんでしまう →「変な夢」の正体
  • 霊性が発達した人 → 訓練によって睡眠中の霊的体験を夢として思い出せるようになる

●睡眠中の体験の思い出しについて
(P270/5~7、P271/LB4~LB1)――――――――――――――――――――

  • 覚醒中の顕在意識で、睡眠中に発揮していたより大きな霊的意識の記憶を思い出すのは困難
  • 訓練によって睡眠中の体験を思い出せるようになることは可能(高い霊性と努力が要求される)
  • 物的身体(肉体の脳)と霊的身体(霊体の心)の連携作用が緊密
    → 睡眠中の体験を夢として思い出せるようになる(個人差が大きく、大半の人間には不可能)
  • 睡眠中の体験を簡単に思いだせる人――優れた精神的霊媒になれる可能性がある
    (P215/9~11参考)

●睡眠中の体験の意義
(P215/LB4~P216/1)―――――――――――――――――――――――――――――

  • 睡眠中の体験を思い出すことができなくても、何一つ無駄にはならない
  • 死後には確実にそれらを思い出し、死の自覚と霊界への適応に役立つようになる

●予知夢についての2つのケース
(P275/LB5~LB2)――――――――――――――――――――

  • 愛の絆で結ばれた霊からの警告・メッセージを夢の形で思い出すというケース
  • 睡眠中に幽体離脱した霊体が、未来の出来事を感知し、それを夢の形で持ち帰るというケース

●睡眠中の幽体離脱と憑依について
(P273/LB4~P275/8)―――――――――――――――――――――――――――――

  • 睡眠中に低級霊に憑依されることはない
  • 肉体と霊体はシルバーコードでつながれているため、霊体の意識は、幽体離脱中でも肉体を管理している → 憑依は起こらない
  • 憑依は、本人が自由意志でそれを自ら選んでいる〈望んでいる〉場合以外には発生しない

※睡眠中に私たちは何をしているのか?その答えをシルバーバーチが与えてくれました。その答えとは、「霊界を訪れている」ということです。つまり"幽体離脱"をして"臨死体験"をしているということです。臨死体験・幽体離脱というと、一般的には特別な人が体験するもののように考えますが、実はほとんどの人が毎晩寝ている間に体験しているという ことなのです。

簡単にまとめておきましょう。

・睡眠中は何をしているのか?……霊界に行っている(臨死体験をしている)

・なぜ睡眠中に霊界へ行くのか?……死後、霊界に入る時のショックを和らげるため(神の配慮)

・睡眠中に行くのはどんな世界か?……自分の霊的成長に見合った世界

・睡眠中の肉体はどうなっているのか?……シルバーコードによって霊体とつながれている(霊界へ行くのは霊体)

※睡眠中に霊界へ行っているというならば、夢は霊界へ行った時の体験なのでは?と思う人は多いと思います。しかし、現実には夢の内容の全てが霊界での体験であるということはありません。睡眠中に訪問した霊界での体験の記憶が、夢の中に「断片的」に、しかも「大きく歪められた形」で入ることはあります。が、そのままストレートに夢になるということはほとんどありません。「夢で真っ暗な世界をうろうろしたり殺されたりするのは、自分の霊性が低いためなのか」「夢 で汚いところをうろうろしていたのは、自分の行く霊的世界はそうしたレベルなのか」などと落ち込む必要は毛頭ありません。それはしょせん夢です。覚醒中のさまざまな体験がつくりあげたフィクションであることも多いのです。そうした意味でいえば、夢判断や夢分析というものはあてにはならないということです。

これも簡単にまとめておきましょう。

・夢に見る内容には、どんな意味があるのか?……大きな意味があることは少ない

・夢の内容にはどんなものが影響しているのか?……
脳内の残像や記憶の反映  前日に食べた食べ物や部屋の気温の影響
脳内の記憶を材料にしたストーリー 以前に読んだ本やテレビで見たドラマの影響

・予知夢というのはあるのか?
……ある(背後の霊が教えてくれる場合、自分が睡眠中に感知してきた場合)

・なぜ支離滅裂な夢を見るのか?
……睡眠中の霊的世界での体験を覚醒中の顕在意識で思い出そうとすると、形がゆがんでしまい、支離滅裂な夢になる

■ 参加者の感想

睡眠中であっても、霊的な準備のためのトレーニングがなされているということで、もっといろいろ霊的世界のことを知りたいと思いました。もっと霊性を高める努力をしていきたいと思います。親和性に関するところはとても参考になりました。 (40歳 男性)

睡眠中は何をしているのか、霊界を訪問して霊体を死後の世界に適応しやすくするためです。真実は私たちの想像をはるかに超えている、シルバーバーチの霊訓にてここまで明らかにされました。毎日眠るのが楽しみになります。(40代 男性)

私自身少し霊界に対して敏感なところがあって、子どもの頃から金縛りにあったり、予知夢のようなことが時々ありました。そのため霊界に対して恐ろしいというイメージがあり、昔、枕の下にお守りを入れて寝ることもありました。また霊界に対して、あえてあまり関心を持たないようにして来ました。一週間くらい前だったと思いますが、朝、二度寝をした時に霊界(幽界?)地上界と心の中ではっきりと区別できるような体験をさせていただき、心が少し平安になりました。今日の読書会のために、霊的体験をさせてくださったのだと思います。スピリチュアリズムに出会い、神と霊界が明確に理解できるということが何よりも救いです。(60代 女性)

私はなぜか最近はよく夢の内容を覚えております。その内容は仕事に追われていることと、家へ戻ろうとすると電車の乗継がうまくいかないというものです。それと母がよく出てまいります。しかし、そのときは生前の時と同じく当たり前に母が存在し、母のいることに安心しますが、目覚めた時のさみしさは何とも言えません。また、家内が居なくて探し回り、目が覚めると隣で寝息を立てているのを見て安心することもあります。(70代 男性)

完全な睡眠ではありませんが、半睡半覚の状態が瞑想・精神の統一ですので、ある意味半分霊界に入っているのだと思います。そのために背後霊との交流、インスピレーションが可能になるのでしょう。(60代 男性)

すべての人間が毎晩睡眠中に"幽体離脱"して霊界を訪れているということから、あえて幽体離脱しようとセミナーに通ったり、訓練することは邪道であり、不必要であるということがよく分かりました。睡眠とは、人間が体を休める目的だけではなく、死後のショックを和らげるために霊界をまわったりするそうです。そこに完璧な神の配慮があることがよく分かりました。(40代 女性)

すべての人間が例外なく睡眠によって霊界を訪れ、死後、本格的に生活することになる霊的世界の様子を前もって体感し、学習しているだなんて、なんて素敵でよくできた仕組みだろうと思いました。改めて大霊の配慮に感謝の念が湧きあがりました。(40代 女性)

毎晩、頭が枕につくと同時に深い眠りに入り、夢らしいものは全く記憶にない朝を迎えています。死後の世界への準備とともに、地上での生活(霊的成長)のために必要な学びや充電も行われているのでしょうね。私はよく就寝時に肉なる自分に語りかけることが多いです。霊の容れものである肉体がうまく機能して霊主肉従でいられるようにとの思いからですが、その思いに霊界からのエネルギーの充電なのか、肉体が思いに従っているのか分からないのですが、見事に短い睡眠時間でも軽やかな朝を迎える時があります。睡眠とは大切で、かつ合理的なものなのですね。(50代 女性)

以前はショートスリーパーだったのですが、霊的真理に導かれてからは睡眠時間を多くとるようになりました。夜8時から9時にクラシック音楽を聴きながら眠りに入ります。最近は寝るという感覚ではなく、霊界に行ってくるという感覚です。しかし朝やはり何も覚えていません。朝、何も覚えていませんが、すっきりとした朝を迎えることができるようになりました。眠ることも霊的実践の一つになりました。(50代 男性)

今日は「睡眠中は"幽体離脱"して霊界へ行っている」ということを学びました。毎晩「死んで」「生き返っている」というのには、本当に驚きです。「死」「死後の世界(霊界)」は、目には見えなくても、実は身近な世界なのだと感じられました。「死」や「死後の世界」のことをもう恐れなくてもいいということを、もっとたくさんの人にも知ってもらいたいと思います。(50代 男性)

睡眠について分析しようとすることは意味がないということが理解できました。夫を亡くした時、睡眠だけが救いのように感じていましたが、あの時霊界を訪れていたと解釈すれば、多くの慰めを受けていたということが納得できます。何事もそうですが、その時自分に理解できない物事について「ない」と歪めて判断するのではなく、地道な学びの中で時が満ちるのを待ちたいと思いました。(40代 女性)

霊界の夢を思い出せればいいなと思いました。そのことによって霊性の進化の程度が分かると思いますから。(50代 男性)

晩睡眠中に霊界を訪問している、このことは、私は夢の中で家内と話をすることがあるので理解ができます。今回の学びでは、死後の世界に適応するための神の法則(愛)であることには感動しました。ただ毎晩の経験を日々の学びの中に生かせる方法が必要だと思いました。(50代 男性)

春の陽気にも助けられたのか、どこか気持ちが一新したように、真摯に勉強させていただきました。今まで頭のどこかで解っていたことが、改めて霊的知識として吸収できたように思います。実はここ数日気落ちすることがあり、充実感から少し離れていましたが、久しぶりに晴れやかな充実感をいただいたように思いました。勉強内容は「16章 睡眠中は何をしているか」でしたが、内容以上に大きな勉強をさせていただいたと本当に感じました。参加された皆さんと集まってくださった霊界の皆さんに感謝いたします。(40代 男性)

毎晩の睡眠が"臨死体験"で霊界への準備であるとの明確な内容でした。自分の夢はストーリー性があったり、追いかけられていたり、岩の上から飛び降りて着地するとか、およそ"臨死体験"とは程遠いと思っていましたが、その中に霊界の体験の記憶としての夢が含まれているとの内容で、とても納得がいきました。(50代 女性)

今日は睡眠について学びました。印象に残ったのは、エゴ性の強い人が低い界層へ引き付けられて体験する内容は、死の自覚を得る上で役に立たない、つまりそれはあまりにエゴ性の強い人は神の配慮が行き届かないということである、という事実でした。自分はそこまでエゴが強い訳ではないと思いますが、利他的な方向へ自己コントロールをしていくことの重要性を改めて強く実感しました。また、善も悪もすべて自由意志であり、誰の責任でもない、自分で選んでいるということも改めて胸に響きました。もっともっと真理の実践をしっかりと努力していきたいと再度決意できた勉強会でした。(30代 女性)

睡眠中に何をしているかを学びました。その中で睡眠中の体験を簡単に思い出せる人――優れた精神的霊媒になれる可能性があるという部分の霊媒体質のことから、無理やり霊的能力を高めようとして不自然な形(ドラッグ、チャネリング、肉体行)で一時的に神秘体験をすることは危険ということ、憑依の的になってしまうことを確認しました。霊的真理を手にし、自然な形で霊性を高める知識を持っている私たちは、本当に恵まれているといつも感じます。霊的真理をもって実践(霊主肉従・利他的行為)を通じて正していくこと、無知ゆえに間違った行為をして苦しんでいる人のためにも日々実践すること、不必要なものに関心を持ちすぎている方に伝える必要がある、と改めて感じました。(30代 女性)

日常生活で霊界を感じることはほとんどありませんが、記憶が今はなくても、死後、思い出せるということはとても楽しみです。私は一体どんな体験をしているのか……。寝たきりの犬の介護中です。残りはあと少しだと思います。霊界で再び会う時、元気で走っている姿を見られることを本当に楽しみにしています。(50代 女性)

私は割と夢を覚えているつもりです。そしてそこで体験することもすごく不思議なことが多くて、楽しくて、毎晩夢を見るのが楽しみです。ですが、霊性の高さというとちょっと辛くて、地上と同じような仕事をしているときもあるし、周りの風景も全然ふつう(建物はちょっと変わっているけど)。全然うるわしい世界ではないんです。でも、それで落ち込む必要はないとのことで、安心です。(40代 男性)


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