大阪スピリチュアリズム・サークル「シルバーバーチ読書会」"

「シルバーバーチ読書会」

2016.3.12/13

■ 宗教の観点からみたスピリチュアリズムの全体像

先月は、霊界人の視点から見た時、現在の地上の宗教はすべて間違っていること、そしてその宗教をなくして置き換えていく霊界の宗教とはどんなものかということを見てきました。今月は、先回の復習と、「正しい祈りとは」「神の啓示とインスピレーションについて」という内容を見てきました。

祈りは宗教における重要な信仰実践の一つです。地上の宗教でも皆祈りをしています。では、果たして地上の宗教での祈りは正しいものになっているのでしょうか。

● 地上の宗教での祈りはすべて間違い――――――――――――――――――――

地上の宗教がすべて間違っているならば、当然そこでの祈りも間違っています。地上の宗教で行われている祈りは、ほとんどが「神仏への願いごと」「自分の願いを聞き入れてもらおうとする行為」になっています。具体的には、自分や家族の幸福や健康を願う、学業や仕事での成功を願うなど、自分や自分の家族、自分の所属する宗教のことを祈っています。そして、必死になって祈ればきっと神が聞き入れてくださると思っています。自分の祈りが聞き届けられないと、それは祈りが足りなかった、真剣さが足りなかったからだと思って、もっと必死に祈るようになります。それでもかなわないと、「こんなに必死になって祈っているのに、なぜ神は自分の願いを聞き届けてくださらないのか」と思うようになり、挙句の果てには「神は本当にいるのだろうか」と神の存在を疑うようになります。まるで神は自分たちの願いごとを聞いてくれる"道具"あるいは"手段"と考えているかのようです。こうした間違った祈り(願いごとの祈り・自己の欲望達成のための祈り)は、熱心になればなるほどエゴ性を高め、魂を貶めることになっていきます。多くの地上人の祈りは、意味がないどころか、実は大きなマイナス(霊的成長の妨げ)となっているのが実情です。

地上人がこうした間違った祈りをしてしまう原因は、「摂理の神」を知らないところに原因があります。摂理に一致していないことをどれだけ祈り求めても、決して実現することはありません。

神と私たちの間には「摂理」があり、私たちの祈りはこの摂理を通して答えが返ってくることになります。摂理に一致した正しい祈りであれば、その祈りに対する正しい結果、すなわち祈りが聞き届けられるということになります。しかし、摂理に反した祈りの場合、その祈りは聞き届けられることはありません。これはどんな人間でも、皆同じです。だからこそ、神は万人に対して平等で公平なのです。こうした「摂理の神」を認識した上での神への語りかけが、正しい祈りです。霊界人の祈りは皆そうなっています。地上人のように自分の願いごとを聞き入れてもらおうとする祈りは決してしません。

●正しい祈りの大前提 ――――――――――

・摂理の神の認識

・摂理に一致させようとする自己努力

・利他的な祈りをする(他者のため、全人類のため)

参加者の感想

月に一度の読書会に参加することで、一枚一枚塗り重ねるように知識を身につけさせていただいています。今日の学習の最後のシルバーバーチの言葉「大霊から授かった自由意志をどう使うかによって」地上天国を招来する時を短縮できるか否かが決まる、という内容が心に残りました。真理を授かった者の責任と義務を自覚し、日常生活の中で、奉仕活動の中で現していく選択ができるよう、魂を鼓舞し勇気を与え、霊的エネルギーを吹き込んでもらっていると強く感じました。読書会では、知識の学びのほかに、私たちを霊的成長へと導いてくださっている大切な時間であると、改めて感じることができました。(50代女性)

間違った宗教と祈りでは救われない。しかし、人は自分の信じているものに不備な点、不審な点があったとしても、その部分を見つめようとしません。正視しようとしません。そこをつき詰めてしまうのが怖いのでしょうか。今までの支えを失うことが怖いのでしょうか。もっと確実で愛にあふれた真理があるというのに……。霊的真理に触れる機会の少ない人にタネを蒔くことが大切だと改めて思います。タネを蒔く、お役に立てますように。(50代女性)

地球上の宗教の実態は、すべて失格という厳しいものです。確かに教祖は自ら神から授けられて、自らが最高の悟りを得たと宗教を興したのでしょうが、途中で道を外れてしまったケースが多いと思います。信者はそこを知らずにいつまでも教祖についてゆくのは、お互いに不幸であると思います。霊的真理を確認できる人が増えるよう、我々はこれぞと思う人に極力語りかけたいと思っています。(70代男性)

地上の宗教と霊界の宗教の違いを分かりやすく教えていただき、とても勉強になりました。利他的な生き方がそのまま宗教であり、教義や儀式、教団など何も必要ないというのは、本当にそうだなと思いました。(40代男性)

宗教とスピリチュアリズムの問題を考えるときいつも思うことがあります。自分の信じている宗教を真摯に信仰しているたくさんの知人。皆、よい人なのです。ただ、信じているものが間違えているだけなのです。その人たちになんとか霊的真理を知っていただきたいと思っているのですが、そのよい人たちほど信仰に厚い人でなかなかこの霊的真理に目を向けてもらえません。この間違った宗教に厚い信仰を持っている素晴らしい人たちが霊的真理に目覚めていただいたら私なんか足元にも及ばないスピリチュアリストになっていただけるでしょう。間違っている宗教が悪いのであって、信仰心に厚い人たちは何も悪くないのになあといつも思います。その人たちに霊的真理に目覚めていただき、一緒に霊界主導の人類史上最大の宗教革命に携わっていきたいと思います。(50代男性)

今日は正しい祈りとは何かについて学ぶことができました。逆に間違った祈りを指摘され、自分にも当てはまると気付かされた次第です。最近実妹がすい臓がんと肝臓がんの末期であることが分かり、癒しを願う祈りを毎日のように捧げていました。確かに自分の願いごとの祈りなので、摂理に一致していない面はあります。しかし、少し間をおいて考えてみますと、この時こそ妹にスピリチュアリズムの世界を伝える好機であることが分かってきました。やはり何より先に神の喜ばれる、御心は何かを問う祈りが大事であると思います。(60代男性)

スピリチュアリズムを霊界の宗教の地上版として、このように学ばせていただくのはこの上ない喜びであります。地上に置き換えていく作業の第一として、まず自分の中にこれを正しく定着させることが大切です。時が来た人から真理を授かっていくということですが、祈りを通して真理との出会いを懇切に願う、霊的利他行為としての実践もあるのだと思いました。この世の宗教が徐々に消滅していくことは、本当に希望です。(40代男性)

これまでの宗教の中で最も次元の高い神の啓示がシルバーバーチの霊訓である。人類史上最高の神の啓示である。これまでの地上の宗教はすべて誤りであり、悲劇の元凶であった。霊界の正しい唯一の宗教が地上に拡がっていき、地上の間違った宗教がなくなっていく日が、必ず到来する。スピリチュアリストは自らの霊的成長と利他の生活を通して、そのために実践する責任をもたされている。シルバーバーチの霊訓を手にした時の、あの光輝な喜びと感動の涙を忘れることはないでしょう。多くの人にその喜びを伝えたいです。(60代女性)

先月に続いて、宗教の観点からみたスピリチュアリズムの全体像について学びました。霊界主導で、人類史上最大の宗教革命がいまこの時も、そしてこれからも静かに、そして確実に進んでいることに、深い感動を覚えます。今のところ、テレビやラジオ、新聞では、そんなことは何一つ言ってはいないけれど、自分がその最前線に立っているのだと実感します。霊的真理の普及に携わることができるように努力します。(50代男性)

先月に続き宗教の観点からみたスピリチュアリズムの全体像を学習しました。同じ内容のところもあり、それだけにとても重要なこととして非常に気持ちが高まり、引き締まりました。スピリチュアリズム運動は最大の宗教革命、この宗教革命の成功は霊的真理を手にした私たちにかかっているという責任を強く感じることができました。自由意志を神の摂理にかなうものとして使い、霊界の人たちに使っていただけるような日常生活を心がけたいと思います。目に見えるような悲劇や困難の背後にも、常に霊界の働きかけがあることを意識して、そして真理を知らない人たちには寛容的になり、いつも時期の来た方に真理を伝えられるように努力をし続けようと今日も又強い気持ちになることができました。(30代女性)

今回の講義の内容は、何度も何度も聞いて自分の心の中にしっかりと植え付けていきたいと思っております。霊的真理を先駆けて知った者として、地上の間違った宗教を正しく導いていくことのできる真の宗教改革の道を歩んでいきたいと心新たに決意させていただきました。地上に生きているこの時に、シルバーバーチの霊訓に出会えたことに、心から感謝いたします。祈りの苦手な自分自身ですが、正しい祈りを学ばせていただき、本物のスピリチュアリストとなれるよう日々努力し、今回の内容を何度も反復しながら、霊的成長のために歩んでいきたいと思います。(60代女性)


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