学習のポイントと感想

「シルバーバーチ読書会」

2014.7.19

今月は「祈りについて」「サークルづくりについて」の2つのテーマを学習しました。8月は読書会がお休みになりますので、みんなで集まって真理の学習をするという機会がありません。一人で霊的意識を高めていく努力が必要となります。そこで皆さんに実践していただきたいのが「祈り」です。祈りについて今まであまり学習したことがありませんでしたので、祈りの基本的なことを確認するいい機会となりました。「サークルづくりについて」は、読書会開催の意義や今後読書会を作っていくときの心構えの確認をすることができたと思います。

7「祈りの実践」 ⇒

8「スピリチュアリスト・サークルづくり」 ⇒

1.祈りについて
2.サークルづくりについて

*私たちが日常生活の中で霊的成長するために努力すべき実践内容として、大きく2つあるといつも言ってきました。それは「霊的自己コントロール(霊主肉従の努力)」と「利他愛の実践」です。この2つに加え、消極的ではあるけれども「苦しみの甘受」も欠かせないものであると学んできました。そして今回はそれにプラスする形で「祈り」をすることの必要性を学びました。

●霊的成長のための実践的内容 ――――――――――――――――――――

  • 霊的自己コントロール(霊主肉従の努力)
  • 利他愛の実践(人を正しく愛する)
  • 苦しみへの正しい対処(苦しみの甘受)
  • 霊的世界とのストレートな交わり(瞑想・祈り)

●祈りの霊的意義と本質――祈りは大いなる霊的活動 ――――――――――――――――――――

  • 神に近づこうとする魂の願望
  • 霊的自立を促すための不可欠な行為
  • 人間の霊性の表現であり、理想に向けての魂の決意表明
  • 背後の霊との結びつきを深める強力な手段
  • スピリチュアル・レベルでの霊的修行
  • 利他愛実践の意欲を高める霊的手段
  • 人類愛の実践内容――"人類愛"には必ず真実の祈りがともなう
  • どこまでも霊的成長のための一手段(目的ではない)

*「信仰者」というと祈りをする人と思う人も多いのではないでしょうか。それほど信仰と祈りは切っても切り離せない関係です。お祈りさえしていれば信仰をしている、祈りをすることが信仰であると思っている宗教も多いと思います。しかし、シルバーバーチは、「祈りはあくまでも手段であり、目的ではない」と言っています。人間にとって一番必要なものは「霊的成長」であり、祈りはその霊的成長のための強力な手段となりうるということなのです。祈りをすれば、霊的成長に大きなプラスの影響があるけれども、祈りをしないからといって霊性が下がるというわけではありません。

●祈りの霊的効用――霊的人生に不可欠な祈りの実践――――――――――――――――――――

  • 霊的エネルギーが取り入れられ、霊的意識が高まる
  • 霊的人生の実践が強化される
  • スピリチュアル能力が引き出される
  • 祈りの効用を決定するのは、祈る人間の霊格

●祈りのための準備運動(霊的ウォーミングアップ)―――――――――――――――――

  • 祈りに先立つ霊的準備運動……外部から霊的エネルギーを取り入れる
    霊的意識を引き上げ霊主肉従の状態にする
    祈ることができないときは無理に祈らない
  • 霊的準備運動の具体的な方法……瞑想
  • 霊的真理の集中読書は、最高の霊的準備運動

*祈りのための準備運動としては、一般的に瞑想が考えられます。自分にあったものならば、どんな瞑想法でもかまいません。チャクラなどの知識が必要であるという瞑想法もありますが、そうした知識は不要です。また、高額な費用をとるセミナーもありますが、そうしたところには低級霊が集まってきます。(お金儲けや自己顕示欲をくすぐるような内容のセミナーや集まりには、そうした主催者や参加者の心の内容に反応して、必ずと言っていいほど低級霊が集まっています。)外部の瞑想会に参加しようとする場合は、こうした点に十分な注意が必要です。特に霊媒体質の人は、格好の餌食になってしまいます。そうした場にはいかない方が賢明と言えます。自分で「霊的真理」を集中して読むほうがはるかに効果的で確実です。霊的真理を集中して読むと、霊的意識が一気に高いレベルにまで引き上げられます。それほど霊的真理には力があるのです。

●祈りの具体的方法と祈りの内容――――――――――――――――――――

  • 祈りの対象について(誰に向けて祈るのか)……神(大霊)
  • 祈りの時間と場所について……祈りやすい時間・場所は自分の霊的感覚で判断
  • 祈りは一人ですべきか、皆と一緒にしてもよいのか……原則は一人
    同じ思いを抱いたスピリチュアリスト同士の祈りの会 → 場所・時間を決めておく
  • 祈りは声に出してすべきか、心の中ですべきか……どちらでもよい
    声に出す……自分の考えが明瞭になる、真理にそった祈りになる、深い祈りがしにくい
  • 神の呼称について(神を何と呼ぶか)……大霊、神、大霊様、神様、天の親様など
  • 祈りの内容について ― 神に語りかける最低限のエチケットを守る
〈正しい祈りの項目と具体例〉

(参考リンク)
*スピリチュアリズム普及会「スピリチュアリズムとは スピリチュアリズムの思想[Ⅲ]
(5)祈りの具体的方法と祈りの内容〈4〉 ⇒
6)祈りの内容について―どのような言葉を述べたらよいのか 正しい祈りの項目とは」を参照してください。

●祈りの結果について――――――――――――――――――――

  • 祈りを聞き届けるのは霊界の霊たち(摂理を通して)
  • 正しい祈りは、正しい結果をもたらす
  • 間違った祈りは無視される
  • 祈りの結果

(参考リンク)
*スピリチュアリズム普及会「スピリチュアリズムとは スピリチュアリズムの思想[Ⅲ]
(6)祈りの結果について ⇒
7.祈りの実践 (5)祈りの具体的方法と祈りの内容 6)祈りの内容について――どのような言葉を述べたらよいのか 正しい祈りの項目とは」を参照してください。

●祈りにともなう霊的反応と心霊体験――――――――――――――――――――

  • 霊的エクスタシー体験……最高の神秘体験(三昧の世界、ニルバーナの境地)、サイキック現象
  • 祈りにともなう心霊体験とその危険性……瞑想・祈りの場には低級霊が押しかける
    霊媒体質者は真理による"霊的武装"が不可欠
    瞑想・祈りでは心霊現象が引き起こされることがあるが、心霊現象を大げさに考えない
参加者の感想

今日の内容は「祈りについて」と「サークルづくりについて」でした。祈りもサークルづくりも、霊的意識が最高に高まっている状態で行うもので、大変厳しい取り組みということが分かりました。自分の衷心が本当に「霊界のため、人のため」という気持ち一色になっていることが大切だということが改めて分かり、日々の心の持ちようをもう一度見直そうと思います。(40代 女性)

祈りの霊的意義と本質から具体的方法、内容に至るまで、たくさんのことを学べました。短い時間でも、毎日の生活の中で一人の時間を作って、祈りを手段として利他愛実践の意欲を高めていこうと思います。(50代 男性)

祈りとは自分をより高い霊力に結びつける手段でもあり、日常での瞑想(祈り)の実践が大事であろうと思っています。(70代 男性)

一日の始まりが祈りから始まります。日々の生活が祈りの中で暮らせるようになればよいのですが、現実にはなかなか思うにまかせません。しかし、祈ることができる時間をいただきありがたく思います。(60代 女性)

霊的真理の実践には、祈りは効果的であるが、「祈りさえしていれば霊的成長をするということはない」これをしっかりと心に留め置かなければ、「祈りさえしていれば という自己満足になってしまうと思いました。あくまでも手段、目的ではないということを常に思い、少しでも実践できるように、日々努力するしか霊的成長はないと改めて思いました。(60代 女性)

祈りについての具体的内容で、とても参考となる内容でした。日常生活に追われる中で、本当に自分は神の前での誠意(摂理に沿おうとする努力をしているか?)があるのか?祈りに誠意がこもらず、口先だけになっていないか?と自問することができました。何事も"動機"が大切、祈り、実践を通して一歩ずつ歩んでいけますように、日々努力ですね。(50代 女性)

仕事の都合で、4月5月と読書会に参加できませんでした。とても忙しかったので、霊的真理の本もほとんど読みませんでした。祈りもしませんでした。離れてみてわかることがあります。霊的成長のためには霊的真理の本を読むこと、利他の祈りをすること、これを続けることは本当に大切です。それがないと利己的にどんどん陥っていくことが分かりました。お祈りもサークルづくりもすべては利他愛が大事なことが分かりました。(50代 男性)

祈るための資格とは、霊的真理に沿った行動をするように精一杯努力すること、祈りとは実践を前提とすること、と勉強しました。その通りですが、難しいことです。毎日生活する中で、いつも意識はもっていたいと思います。(50代 女性)

私は瞑想するより、ひたすら「シルバーバーチの霊訓」など霊的真理が書かれた本を読んで、心の状態を高めてから神に祈ろうと思いました。「人類のために犠牲の道を歩ませてほしい」という正しい祈りの具体例の個所を読んでドキッとしました。私は人類のためにという高級霊の思いをくみ取るほど霊性が進化していないという事実を突き付けられた思いです。もっともっと深い愛を宿すことのできる人間になりたいです。(40代 女性)

今日の読書会では祈りの力について学びました。祈りとは、たぶん霊波となって実現化する力を持っているのだと思います。いわゆる霊力を発現することなのだと思います。だからこそ霊性が高まるほどその実現化の可能性が上がってくると思います。この強力な霊力を利他愛、霊的摂理の伝道に使うのが本来のあるべき姿で、背後霊との協力関係でさらに実現しやすくなるのだと思います。摂理に適った祈りは必ず実現します。(60代 男性)

今まで自己流にしていた祈りがいかに間違ったものであったかということが分かりました。利他愛に徹することは、口では簡単に言えますが、なかなか難しいです。少なくとも私には。今日からは霊的成長に向け、霊的実践もできるようにしていきたいと思います。読書会に参加させていただいて、知ること、学ぶべきことが多くあり、本当によかったです。(50代 女性)

約1年ぶりに、読書会に参加させていただくように導かれたことに、とても感謝しています。今後は霊的人生を歩む際の強力な拠り所としてしっかり学んでまいりたいと思います。(40代 女性)

神は摂理なので神に向けて祈るというのは自分の心を整えるうえで意味はあるが、直接神に訴えてもその中身はすべてすでに知られているわけなので、意味がないのではないかと思っていました。(感謝の祈りは毎日しますが)しかし、神はすなわち私自身でもあるので(神の一部をいただいている)、神に向けて祈るのは本当の自己・真我への語りかけという意味もあるのだなあ、だから意味があると思っています。瞑想時、低級霊に関わらないように、利他の思いをさらに強くするように注意します。(40代 男性)

祈りの本質が少し理解できたように思えました。(60代 男性)

今回はスピリチュアリズムの思想Ⅲから「祈りについて」「サークルづくりについて」を学ばせていただきました。あらかじめ予告をされていましたので、両方とも音読みをして予習をしていきました。普及会さんのホームページではそれぞれ8ページにもわたる内容ですが、重要点を大きく分けてレポートにしていただいたので、復習も兼ねることができました。スピリチュアリストに向けての大きな使命と役割を両方の項目から具体的に解説されていたので、改めて自分を一歩進められる内容だったと本当に感じました。(40代 男性)

人のために役立ててほしいという気持ちをもって祈っていますが、いざ実生活で実践となると"自分よりも他人のためを優先する"とは、とても厳しく感じることがあります。しかし霊的真理を先に手にした私たちは、実生活でこそ活かす努力をしなければいけません。今日は祈りとサークルについての学習を通して背後の方々が求めていることは何かと考えました。利他愛といってもいろいろありますが、真理を先に手にした私たちのすべきことは"真理の種まき"だと思います。霊界の方々に使っていただけるように高めたい、サークルもそのような場所にしていきたいと思っています。祈りも口先だけにならず、実践をして精一杯努力して、霊界の方々に聞き届けられるものに高めていきたいです。(30代 女性)

読書会に参加するまで、「祈り」とは無縁でした。願い事をすることも、どこか違うと違和感があり、する機会はありませんでした。でも真理を知り、周囲の誰かのための慰めの力が足りず、自分の未熟さを実感した時、初めて正しい祈りができたと思います。ただ日常において、毎日同じ精神状態で霊的な方向へ祈りをするということは難しいなと思いました。(40代 女性)

祈りもサークルづくりも、ともに動機が一番大切なのだと感じました。地球浄化の大事業の一員として、神を共通の親とする霊的同胞のために役に立ちたい、そのために自分の人生をすべて捧げたいという一念で祈り、そしてその目的を達成するためにサークルを作り、地上の道具となることを常に自分の中心に据えておけば間違えずに済むと思いました。これからも実践の努力を続けていこうと改めて決意しました。(30代 女性)


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